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『アホ神話ーしょーもなと笑ってください【古事記コメディ・神様たちの黒歴史】』  作者: 杉勝啓


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【試練】トイチの債権をネズミに売却して生き延びる神

「おい、ちょっとこい」

「何ですか?お父さん?ボク、まだムカデくんたちに布、巻き終わってないんですが」

「いいから、ちょっとこい」


草原に連れ出されたオオムナジくん。


草原にくるとスサノオくんは矢を放ちました。

「おい、あの矢を取ってこい」

「はい。はい。わかりましたよ」

矢の飛んでいった方向にかけだすオオムナジくん。それを見てスサノオくんは言いました。

「よし、火を放て」

「やめて!オオムナジくんが死んじゃう」

スセリヒメちゃんが叫びました。

「ふん、これで死ぬようなら、それだけの男だったというだけだ。スセリヒメちゃんの婿にふさわしくない」

「そんな、お父様」


一方、オオムナジくんはネズミくんに助けられていました。

「ああ、助かった。ありがとう。ネズミくん」

「いいんですよ。あ、これもどうぞ」

「あ、お父さんの矢」

「はい。この矢、いくらで買い取ってもらえますか」

「え?お金取るの?」

「当たり前です。ボクはそんなにネズミよしじゃありませんから。ボクにはおしゃれなマフラーもスカーフもアンクレットも通用しませんよ」

「………」


オオムナジくんは考えました。

「ボク、白うさぎくんに治療費、貸してるんだよね。しかもトイチで。そっちから取り立ててくれない?」

「いいでしょう。白うさぎくんから絞り取ってやりますよ」

白うさぎくんの運命やいかに。


これが日本最古の為替手形システムだと言われています。

(ウソです)


スサノオくんのもとへ矢をもってきたオオムナジくん。

「ぐぬぬ…では最後の試練だ。お前、俺の頭のシラミを取れ」


つづく

為替手形システムはこうじゃないです^^;

なお、紙の為替手形はなくなる模様

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