国生み 〜システム不具合により蛭子(ヒルコ)を流しました〜
おのごろ島に降り立った二柱。
「ねえ、兄ちゃん、なんで、ここおのごろ島っていうの?」
「さあ…まあどうでもいいんじゃない。そんなこと。それよりボクの身体出来上がってるんだけど余ってるとこあるんだよね」
「偶然ね。私にも足りないとこあるの」
「じゃあ、余ったところを足りないところに差し入れていろいろ生んでいこう」
「なんで?」
「なんか、そういうシステムらしい。柱の周りを回って出会いの儀式をしよう」
「なんで?それにあの柱どうしたの?」
「うん、何か、マ◯リークマハ◯ーク、ヤン◯ラヤンって唱えたら出来た」
「なに?それ?それに私達生まれたときからずっと一緒なのに出会いの儀式する必要があるの?」
「それもそういうシステムらしい」
「しようがないわね。じゃあやってみる」
柱の周りを回り始める二柱。
「あ!イケメンのお兄ちゃん」
「あ!かわいい女の子」
合体
「ねえ、兄ちゃん、生まれたけど、この子何?なんかふにゃふにゃしてる」
「うん、ヒルみたいにふにゃふにゃしてる蛭子と名付けよう」
しばらく育てたけどいつまでもかわりばえしない蛭子くん。
「仕方ない。捨てよう」
「そんなことしていいの?」
「ごめんね蛭子くん」
二柱は葦の船に乗せて蛭子くんを流してしまいました。
つづく




