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夢幻開現師 ―夢の守り人―  作者: ks21
第八章:鬼哭餓亂城・開城編
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第69話「深層の鴉」

 その頃、笠井亮は自身の深層意識のさらに奥へと潜っていた。


 目的はただ一つ。

 自らの悪鬼“風鴉”と対峙すること。


 一方、大江山の裏では、訓練の裏に潜んでいた不穏な影がついに姿を現し始める。


 試験の舞台は、すでに“試験”だけの場ではなくなりつつあった――。

 その頃――。


 笠井の意識は、深層意識のさらに奥、自我と本能の境目へと沈んでいた。


 もっとも、“沈む”とか“立つ”とかいう表現すら、今の彼には正確ではないのかもしれない。


 いまの笠井に、現実と同じ意味での肉体はない。

 表層意識の上に辛うじて築いていた幻想の器は、深く降りれば降りるほど輪郭を失い、膨らみ、歪み、いまや個体と液体のあわいにまで崩れかけていた。


 まるで、深層の“圧”に押し潰されていくように。


 常人なら、とうにここで自分を見失っている。


 人は普通、そこまで自分の内側へ降りていかない。

 降りる必要がないからだ。


 表層の人格だけで、人は充分に生きていける。

 わざわざ己の根源にまで手を伸ばし、「自分とは何か」などと覗き込む必要はない。


 だが、笠井はそうもいかなかった。


 己の半身と向き合うためだ。


 悪鬼とは、宿主を映す鏡である。

 だが同時に、最も遠い“もう一人の自分”でもある。


 表層の人格と深層の人格は、本来なら背中合わせに支え合っているだけでいい。

 わざわざ振り返り、向き合う必要などない。


 だが、それが向こうからこちらを覗き返してくる時がある。


 鬼夢。


 肥大化した深層が、悪鬼という形で表層へ食い破ってくる現象。

 普通の人間なら、そこで呑み込まれ、壊れる。


 だが稀に、その深層を逆に押し鎮める者がいる。

 それが開現師だ。


 そして笠井は今、その深層へ、自ら降りている。


 徳井太一との治療で、ようやくここまで辿り着いた。

 痕跡を追い、気配を辿り、自己を擦り減らしながら、ようやくこの深度へと沈んできたのだ。


 だが、ここから先は誰も連れて来られない。


 これ以上は、“笠井亮”という人間そのものの領域だ。

 他者が踏み込めば、境界は崩れ、己という形は瓦解する。


 だから、ここから先は一人で行くしかない。


 溶けかけた意識の海の中で、笠井はなお己を繋ぎ止める。


 個を失うな。

 輪郭を手放すな。

 沈むな。

 崩れるな。

 呑まれるな。


 そして――見つけた。


「やっと、見つけたぜ――風鴉(ふうが)


 深層と自我の境目。


 笠井は、再び“己”を確立する。


 揺らいでいた幻想の肉体に輪郭が走る。

 滲んでいた意識が凝縮し、境界線を持った“個”として、再びその姿を取り戻す。


 その先にいた。


 三つ目を持つ、漆黒の鴉。


 笠井の悪鬼――風鴉。


 風鴉は、己の領域へ踏み込んできた来訪者を、敵意そのもののような眼差しで見下ろしていた。


 ばさり、と翼が開く。


 空間そのものを裂くような殺気が迸り、笠井の境界線をびりびりと震わせる。

 ただの威嚇ではない。

 ここから先へ一歩でも踏み込めば、食い殺すと告げる、剥き出しの本能だった。


 だが――。


 笠井は、その異変を見逃さなかった。


 開かれた翼は、片方だけ。


 もう一方の翼は、硬く閉ざされている。


 そしてその閉じた翼には、羽根がほとんど残っていなかった。

 無残に抜け落ち、痩せ細り、もはやまともに使い物になるとは思えない。


 痛々しいまでの損壊。


 それでも風鴉は、なお敵意を燃やしている。

 片翼を失ってなお、己の領域へ踏み込んできた笠井を拒み、噛み殺そうとしている。


 笠井は、ゆっくりと風塵鴉鎚を握り直した。


「……上等だ」


 その声には、笑いすら混じっていた。


「さあ、荒療治だ」


 次の瞬間、笠井は真っ直ぐに駆け出した。


 迎え撃つ風鴉もまた、喉の奥から咆哮を轟かせる。


 びり、と意識の海が裂ける。


 深層が震え、自我が軋み、世界そのものが揺らいだ。


 それでも笠井は止まらない。


 片翼を失った半身へ。

 壊れかけた己の裏側へ。

 そして、再び立つために。


 笠井亮は、己の悪鬼へと真正面から挑みかかった――。


     * * *


 黒の部隊が第二セクション“渡らずの川”を突破した、その頃。


 他の参加者たちもまた、苦戦しながらこの難所へ挑んでいた。

 だが、そんな者たちをよそに、舟へ乗ろうともせず、濃霧の中へ鋭い視線を走らせる一団がいた。


「手筈は?」


 先頭に立つ男が、振り返りもせずに問う。


「は。順調に進んでおります。あとは合図を入れ次第、奴らが――」


 最後まで聞かず、男は小さく頷いた。


 それだけで十分だった。


 部下たちが一斉に立ち上がる。


「良き夢があらんことを!!」


 異様な祈りのような文句を叫ぶと同時に、彼らは散開し、濃霧の中へ溶けるように消えていった。


「良き夢があらんことを……」


 男もまた低く呟き、懐へ忍ばせた携帯端末に手を伸ばす。


 その瞬間だった。


「ぐわっ!?」


 霧の向こうから、部下の悲鳴が響く。


「がっ!!」

「うっ!?」


 次々に断末魔が上がった。


 男の表情が変わる。


 拳銃を抜き、周囲へ向ける。

 白く濁った視界の中、わずかな空気の揺れすら見逃すまいと、全神経を尖らせた。


「もう遅いわ……」


 女の声が、背後から聞こえた。


「がああああああ!!」


 反射だった。


 男は振り向きざま、拳銃を背後へ向けて引き金を引く。


 バン――!!


 白い世界を、乾いた銃声が裂いた。


 だが、男は見ていた。


 放たれた弾丸を、相手が一瞬で身を沈めて避けたことを。

 その動きに遅れて、弾かれた髪が数本、霧の中をひらりと舞う。


 圧縮された刹那の中で、男はようやく認識する。


 眼下。

 純白の隊服を纏った女。

 その手に握られているのは、巨大な鋏。


 次の思考へ移るより早く――


 ざん。


 銀の刃が、すでに振り抜かれていた。


「な、に――?」


 世界がぐわんと傾ぐ。

 後頭部へ衝撃が走り、膝が砕けたように崩れる。


 その後に残ったのは、ただ白い霧だけだった。


「他の者も全員、捕らえました!」


 一戦を終えた真理へ、隊員が駆け寄って報告する。


「ご苦労様です。こちらも片付きました」


 真理は息一つ乱さず答えると、浅く呼吸を繰り返す男を見下ろした。


「さて」


 鋏の切っ先が、男の喉元へ静かに向けられる。


「貴方方の狙いを、洗いざらい話していただけますか?」


 男は、ただひぃ、ひぃと浅く呼吸を漏らすばかりだった。

 だがやがて、絞り出すように声を出す。


「どうして……お前らが……ここに」


 それに対し、真理は一切表情を変えなかった。


「貴方方がこの辺りを嗅ぎ回っていたことは、すでに把握済みです」


 その声音は、氷のように平坦だった。


「追い回すより、直接会って話した方が早い。だから、試験の最中もあえて泳がせていたのです」


 男が横へ視線を走らせる。


 そこには、すでに制圧され拘束された部下たちの姿があった。


 やがて男は視線を戻し、再び白い霧を見つめる。


「あまり手間をかけさせないでいただけますか?」


 真理の口調は丁寧だった。

 だが、その声色は凍てついた真冬のように冷たい。


「ふ……ふふ……」


 すると男は、喉の奥で静かに笑い出した。


 その笑みに、真理の目がわずかに細まる。


「皆さん、下がって――!!」


 真理が叫んだ瞬間、


 ドオオオオオオン!!!


 男の身体が内側から破裂した。


「くッ!?」


 真理は咄嗟に後方へ飛び、爆発の直撃を避ける。

 だが、爆炎と土煙の向こうで他の隊員たちの安否までは確認できない。


 その一瞬――。


 真理の意識が、わずかに周囲へ逸れた。


 それは、致命的な一瞬だった。


「――もう、遅い」


 女の囁きが、背後から耳朶を撫でる。


 ぞわり、と総毛立つ。

 凄まじい殺気が、真理の身体を芯から貫いた。


 真理は振り向くより先に鋏を構える。


 ガンッ!!


 重い衝撃が腕を痺れさせた。


 直撃だけは避けた。

 だが、受け止めた一撃の重さに、足元の小石が弾け飛ぶ。


 見れば、赤い傘が眼前で止まっていた。


「あら、さすがね」


 赤い傘を差した女が、ぞくりとするほど美しく、そしてひどく残酷な笑みを浮かべる。


 次の瞬間、別方向から再び殺気が走る。


(――ほかにもまだ!?)


「せーの……ほい!!」


 間延びした少女の声。


 真理は反射的に横へ跳ぶ。


 直後、河原が凄まじい力で穿たれ、小石が爆ぜるように飛び散った。


「あれ~? おかしいな~? ペッちゃんこになったと思ったのに~」


 無邪気な声音。

 だが、その場にもっとも似つかわしくない明るさが、かえって異常を際立たせていた。


「おやおや、シンシャ」


 今度は、優男めいた声が響く。


「レディーにそんな乱暴をしちゃ、だめじゃないか」


 声の主は男物の装いをしていた。

 だが、その立ち姿の輪郭は、どう見ても女だった。


「さっさと終わらせようよ。めんどくさいし……」


 さらにその後ろ、マスクをした少女がスマホを弄りながら、面倒そうに呟く。


 真理は一瞬で理解する。


 囲まれた。


 意識が逸れたのは、ほんの一瞬。

 にもかかわらず、その間に包囲されていた。


 通常ではあり得ない。


(つまり――)


 真理は、無数に飛び交う思考をそこで強制的に断ち切った。


(“常人”ではない)


 目の前の四人へ意識を絞る。


 赤い傘の女。

 間延びした声の少女。

 優男の貌をした女。

 そして、スマホを弄るマスクの少女。


 真理は鋏を正眼に構え直した。


 呼吸を整える。

 視線を研ぎ澄ます。

 護衛でも、追跡でも、尋問でもない。


 ここから先は、純粋な戦闘だ。


 しかし、真理の闘志を嘲るように、赤い傘の女が笑う。


「何がおかしい?」


 真理の問いに、女は嫌に艶めいた目で笑った。


「あら、ごめんなさい。やる気になってくれたのは嬉しいのだけれど――」


 女の唇が、ゆっくりと吊り上がる。


「別に、私たちはあなたと戦う気なんてさらさらないのよ」


 言い終えるより早く、真理は踏み込んだ。


 一気に間合いを潰し、赤い傘の女の喉元を断つ。

 そのつもりだった。


 だが、砂利を強く踏み抜いた瞬間、足場が消えた。


「――!?」


 突然の浮遊感。


 気づいた時には、真理の立っていた地面そのものが円状に崩れ落ちていた。


 足元の底には、ただひたすら暗黒が広がっている。


 奈落。


 真理は落ちながら、眼前の敵を睨んだ。


 女たちは、笑っていた。


「おやおや、残念。美しいレディーと踊れないとは……」


「じゃあね~、バイバーイ!」


 だが、真理の闘志は折れなかった。


 落下する小石を足場にして蹴り上がる。

 舞うように体勢を変え、鋏を振りかぶりながら再び上昇する。


「はあああああああ!!」


 真理の気迫が、銀の鋏を震わせた。


「しつっこいな、もお~!」


 マスクの少女が、迫り来る真理を見下ろしながら苛立ちを滲ませる。


 そして、指先でマスクを外した。


 その下から覗いた口には、鋭く鋭利な犬歯が無数に生え出ていた。

 それらは唇や頬肉を内側から食い破るように突き出ている。


「――うせろよ、この“負け犬”が」


 少女が吐き捨てた、その瞬間。


 “負け犬”。


 その言葉が真理の耳へ届いた時、彼女の瞳に弾けたのは、憎悪だった。


 怒りが炎となって燃え上がり、真理の紫の瞳を赤く染め上げる。


「ああああああああああ!!」


 真理の咆哮が、暗黒の底に木霊した。


 だが、飛び掛かろうとしたその身体へ、見えない刃が突き刺さる。


 これは比喩ではない。


 実際に、少女が吐き捨てた言葉そのものが、刃となって真理の肉を貫いたのだ。


「――ッ!?」


 一瞬、何が起きたのか真理自身も理解できなかった。

 だが、敵の攻撃であることだけは本能で分かる。


 全身に走る痛みとともに、真理は体勢を崩した。


 再び、奈落へと落ちる。


 だがその瞬間、彼女は最後の意地とばかりに蔓を放った。


 伸びた蔓が、マスクの少女――シナバーの手首へ絡みつく。


「な!? うっざ!!」


 シナバーは、羽虫でも払うようにそれを引き千切った。


「大丈夫かい、シナバー?」


 男装の女――バーミリオンが、芝居がかった仕草で問いかける。


「うっさい! 勝手に話しかけんじゃねえよ、クソが!!」


 シナバーは歯をがちがちと鳴らしながら、怒りに震えていた。


「よしなさいな、バーミリオン。それ以上、彼女を刺激しないで」


 赤い傘の女――アカネが、二人を嗜める。


「僕は、ただ心配しただけなのにさ」


 バーミリオンが髪をかき上げながら肩をすくめる。


「シンシャ、お腹すいた! もう帰ろうよ!!」


 四人の中でもっとも幼く見える少女――シンシャが、頬を膨らませて抗議する。


「ええ、もう戻りましょう」


 アカネが静かに答えた。


「私たちの“城”へ」


     * * *


 時を同じくして、無事に第二セクション“渡らずの川”を突破した和泉たちは、最後の関門へと挑んでいた。


 第三セクションは、まさに一本道だった。


 頂上に位置する荒れ寺まで、ひたすら真っ直ぐに伸びる石階段。

 脇道も、遮蔽物もない。

 ただ、長い長い石段だけが、闇の先へと続いている。


「最後の難所っていうから、どんなもんかと思ってたけど!」


 杏樹が息を弾ませながら、軽快に階段を駆け上がる。


「これなら楽勝だね!」


「ええ。少々拍子抜けではありますが……」


 その後ろを行く理恵も、どこか調子が上向いているらしく、その足取りは軽い。


 亜子も黙ってはいるものの、以前に比べればだいぶ皆と呼吸が合うようになっていた。

 少なくとも、いまこの四人の足並みは揃っている。


 だが――。


 浮き立つ三人とは裏腹に、和泉の胸中には言い知れぬ不安が渦巻いていた。


(何だ……?)


 額を伝う汗を、和泉は拭うことすらしない。


(どうして、こんなに神経が逆立つ……)


 それだけではない。


(それに――白影が、今にも暴れそうだ)


 和泉は内側からせり上がってくる気配を、必死に押さえ込んでいた。

 彼の悪鬼である白影が、先ほどから異様なまでに騒いでいる。


 普段なら、和泉が意識を強く保っていれば抑え込める。

 だが今は違った。


 ほんのわずかでも気を抜けば、何かが決壊してしまいそうな危うさがある。


 その不穏さは、一向に収まる気配を見せなかった。


 そして、それは最後尾を走る大久保もまた同じだった。


(何かがおかしい……)


 大久保は表情こそいつも通りに見せていたが、その意識は鋭く周囲を探っている。


(ここまで来て、何もないなんてことがあるのか?)


 和泉ほど明確ではない。

 だが、この空間全体に薄く滲む悪意のようなものに、大久保もまた敏感に反応していた。


 ただ、それはあまりにも巧妙だった。


 幾重にも覆い隠され、気配だけが薄く漂っている。

 確かに“ある”のに、はっきりとは掴めない。


 その曖昧さが、かえって不気味だった。


「おっ! ゴールが見えたんじゃない!?」


 杏樹が声を上げる。


 その言葉通り、石段の上方には最終地点である荒れ寺の影が見えていた。

 朽ちかけた門。崩れた屋根。

 それでも確かに、そこが終点であると分かるだけの存在感がある。


「よし! 一気に行っちゃおう!!」


 杏樹の掛け声を合図に、黒の部隊は最後の石段を一気に駆け上がった。


 そして――合同訓練の最終地点へ辿り着く。


 だが。


 そこには、何もなかった。


 荒れ寺。

 朽ちた石灯籠。

 風に鳴る枯れ草。

 それだけだ。


「最終地点だってのに……何にもないんだけど」


 杏樹が周囲を見回しながら、あからさまに顔をしかめる。


 確かに、ゴールの証もなければ、試験官の姿すらない。

 訓練の終着点であるはずの場所が、あまりにも静かすぎた。


「何か……様子がおかしいですね」


 理恵の声音が、わずかに張る。


「梓、何かありましたか?」


 すぐさま慧珠へ呼びかける。

 だが――返事がない。


 理恵の表情が強張る。


「……だめ。応答がありません!」


 花奈にも、梓にも繋がらない。

 それどころか、いつもなら近くに感じられるはずの慧珠の気配そのものが、妙に薄い。


「みんな、構えた方がいい」


 亜子が低く言った。


 その一言で、他の三人も悟る。


 異変は、もう始まっている。


 荒れ寺の片隅。

 崩れた塀の陰。

 朽ちた本堂の暗がり。


 そこから、ぞろぞろと“鬼”が姿を現し始めた。


 人の形をどこか留めながらも、明らかに人ならざる異形。

 濁った眼。裂けた口。歪んだ角。

 一体、二体ではない。次から次へと、まるで最初からそこに潜んでいたかのように、闇の中から現れてくる。


 さきほどまでの静けさが嘘だったかのように、場の空気が一変する。


 杏樹が息を呑んだ。


「これ――」


 その声には、もう先ほどまでの軽さはなかった。


「訓練ってわけじゃないよね」

次回予告


 第三セクションへ辿り着いた黒の部隊。


 ついに終点かと思われたその時、荒れ寺に現れたのは、訓練用ではない“本物”の悪鬼だった。


 暴走する白影。

 暗躍する四天王。

 そして、大江山そのものを巻き込む異変。


 物語はここで、一気に牙を剥く。


 次回、第70話「鬼哭餓亂城(きこくがらんじょう)、開城」。

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