第68話「渡らずの川」
第二セクション――“渡らずの川”。
霧に覆われた果てなき水面を渡るため、黒の部隊は不気味な小舟へ身を預けることになる。
だが、その静かな船旅が長く続くはずもなかった。
白濁のクラゲ群。
増幅される雷撃。
そして、水底に潜む“群れの大元”。
今度の試練は、水上と水中にまたがる連携戦となる――。
深い闇の森を抜けた黒の部隊は、突如として白い光の中へ躍り出た。
あまりの明度差に、和泉たちは思わず目を細める。
白く焼けた視界の奥で、少しずつ世界が輪郭を取り戻していった。
――ザー、ザー……。
次に耳へ届いたのは、水の音だった。
揺らぐ視界がようやく焦点を結び、新たな試練の姿を映し出していく。
「ここは――」
和泉の呟きが、白い靄の中へ溶けた。
彼らの眼前に広がっていたのは、川岸だった。
いつの間にか足元には無数の小石が転がり、その先では黒々とした水面が一定の律動で波を打っている。
だが、それを“川”と呼ぶには、あまりにも異様だった。
山の中腹にあるはずなのに、水面は視界の届く果てまでどこまでも広がっている。
対岸を見ようにも、川全体を覆う白い霧が行く手を遮り、その先に本当に岸があるのかすら分からない。
まさに、ここが現実ではないと告げるためのような光景だった。
「今度は、ここを渡れってこと?」
杏樹が露骨にげんなりした声を上げる。
「ですが……どうしましょう。私、泳ぐのはあまり得意ではなくて……」
理恵が困ったように眉をひそめた。
「いや、さすがに何もなしで泳げってことはないだろ――」
和泉も戸惑い気味に川面を見つめていた、その時だった。
「見て。あれ」
亜子が短く言って、川の奥を指さす。
三人がそちらへ視線を向ける。
白い霧の向こうに、かすかな灯があった。
それは揺らぎながら、ゆっくりとこちらへ近づいてくる。
やがて霧の帳を割るようにして現れたのは――木造の小舟だった。
小舟の中央には一本の蝋燭が立てられ、その小さな炎だけが、霧と闇に包まれた世界をかろうじて照らしている。
そして後方には、舟を漕ぐ船頭の姿があった。
だが、それは人ではない。
骸骨だった。
肉の一片もない白骨が、ぎし、ぎし、と規則正しくオールを押し引きしている。
その動きには迷いも淀みもなく、かえって不気味なほどだった。
やがて小舟は、和泉たちの目の前で静かに旋回し、すっと岸へ寄せられる。
まるで、最初から彼らを迎えに来ることが決まっていたかのように。
「あれ……乗れってことだよね?」
杏樹が恐る恐る指をさす。
「まあ、そういうことだろうな」
和泉が淡々と答える。
「ええ!? 嫌だよ! 絶対、何かあるじゃん!!」
杏樹がもっともな抗議を上げる。
だが、その頃にはすでに和泉、理恵、亜子の三人はためらいなく舟へ足をかけていた。
「ちょ、ちょっと!?」
取り残された杏樹が目を見開く。
その横を、大久保がのんびりと通り過ぎる。
「杏樹ちゃん、置いてかれちゃうよ?」
「ま、待ってよ! 置いてかないでよ!!」
半ば泣きそうな声を上げながら、杏樹も慌てて小舟へ飛び乗った。
全員の乗船を確認したかのように、船頭の骸骨がかた、と首を鳴らす。
そして次の瞬間、再び無言でオールを押し、舟は白霧の奥――見えぬ対岸へ向かって静かに進み始めた。
* * *
ぎい、ぎい――。
船頭である骸骨は、ただ無言のまま、ひたすらにオールを漕ぎ続けていた。
蝋燭の小さな火だけが、白い霧に包まれた舟の内をかろうじて照らしている。
水音は単調で、霧の向こうには何も見えない。
時間の感覚すら、この川の上ではどこか曖昧になっていた。
「いったい、いつまでかかるんだろうね……」
杏樹が、舟の縁から身を乗り出すようにして水面を指先で撫でる。
『うーん、今だいたい半分ぐらいかな』
慧珠を通して、花奈の声が響いた。
「ええ~!? まだ半分しか行ってないの!?」
その言葉を聞いた瞬間、杏樹は大げさに項垂れる。
「まあまあ、いいじゃないか」
和泉が肩をすくめた。
「それに、中々乙なもんだと思うぜ。骸骨に先導される舟旅なんて、そうそうできるもんじゃない」
そう言って、彼は船頭の骸骨をぴっと指差した。
「いやいやいや! あの骸骨さん、まったく喋ってくれないからね!? わたし、何回もチャレンジしたから!!」
杏樹はすかさず反論する。
そのやり取りを見て、理恵がくすくすと肩を揺らしていた。
「りえっちも笑ってる場合じゃないよ~。いつ敵が襲ってくるかも分からないのに~」
「これは、すみません」
理恵は口元を押さえながら、柔らかく微笑む。
「でも、こうして皆さんとお話できるのが、つい楽しくって」
相変わらず、理恵にとってはこの面々で揃っていること自体が心弾む出来事らしい。
「も~、あこっちも何か言ってやってよ!」
杏樹が助けを求めるように亜子を見る。
「あたしは……船、嫌いじゃないし」
ぼそり、と亜子が答えた。
予想外の返答に、その場の空気がわずかに止まる。
「……なに?」
皆の視線が一斉に集まっていることに気づいた亜子が、少し気まずそうに顔を逸らした。
「いや、意外だなって」
和泉が目を瞬かせる。
「亜子ちゃん、こういうの苦手そうだったからさ」
「亜子さんの素敵な一面を知れて、私、感動しました!」
理恵が本気で嬉しそうに言う。
「べ、別に……そんな、めちゃくちゃ好きってわけでもないんだけど……」
亜子が視線を泳がせる。
その反応があまりにも彼女らしくなくて、舟の中には束の間、柔らかな空気が流れた。
「まあ、あこっちもいいってんなら、仕方ないか……」
杏樹が観念したように肩を落とし、水面へ目を向ける。
その時だった。
「……ん?」
水面の下。
舟の影よりも、さらに深い場所。
ぼんやりとした白い何かが、ゆっくりと浮かび上がってくるのが見えた。
「……んん?」
杏樹の眉が寄る。
ひとつではない。
ふたつ、みっつ――いや、それどころではなかった。
白い影は、舟の周囲一帯から無数に浮上してきている。
「……んんん!? ちょっと、みんな――」
杏樹が声を張り上げた、その瞬間。
ばしゃあっ!!
水面が一斉に割れ、無数の影が霧の中へ飛び出した。
「うわっ!?」
「来たか――!」
和泉たちが即座に身構える。
中空へ浮かび上がったそれを見て、理恵が息を呑んだ。
「これは――クラゲ!?」
水面から突如現れたもの。
それは、白濁した半透明の傘を持つ巨大なクラゲだった。
しかも一匹や二匹ではない。
何十、何百という白い影が、舟を取り囲むようにぬらりと浮かび上がっている。
触手は長く垂れ下がり、その一本一本が水滴を零しながら、ゆっくりとうねっていた。
まるで獲物を前にした蛇の群れのように。
「お話の時間は、ここまでみたいだね」
そんな異様な光景の中で、大久保だけは頬杖をついたまま、のんびりと言った。
「次の試練が、来たみたいだ」
白い霧。
白いクラゲ。
そのただ中で、小舟だけが黒々と浮かんでいる。
束の間の安堵は、完全に終わった。
白濁したクラゲたちは、傘をゆっくりと上下させながら、不気味なほど静かに宙を漂っていた。
その傘の縁からは、長く伸びた触手が幾筋もだらりと垂れ下がっている。
一本一本はか細く見える。だが、その数はあまりにも多かった。
和泉たちは、すでに背中合わせに陣形を組んでいた。
小舟という限られた足場の上で、四方から迫る敵に対応するには、それが最も無駄のない形だった。
誰もが、いつ来てもおかしくない一撃に備え、呼吸を殺す。
その時だった。
だらりと垂れていたクラゲたちの触手が、一斉にゆっくりと持ち上がり始める。
一本。
また一本。
その動きは、まるで合図が伝播していくように、群れ全体へと波紋のごとく広がっていった。
やがて、持ち上がった触手同士が空中で触れ合う。
ぴしっ――。
微かな閃光が走った。
「来るぞ!!」
和泉が叫ぶ。
次の瞬間、触れ合った触手の間で稲光が爆ぜた。
ばちばちばちッ!!
白い霧の中で、青白い電光が網のように走る。
クラゲ一匹一匹が生み出す電力そのものは、決して絶大ではない。
だが、群れとして繋がった瞬間、その力は一つの雷鳴となって増幅される。
小舟を囲むように環を描いていた電流が、一気に収束した。
そして次の瞬間、和泉たち目掛けて、一本の雷槍のように撃ち放たれる。
「切り裂け――点火針!!」
和泉が踏み込みざまにヴァジュラを振り抜く。
ざんッ!!
白銀の刀身が、飛来した稲妻を真正面から断ち割った。
裂かれた雷光は、青い火花となって四方へ飛び散る。
弾けた電流はそのまま霧へ散り、水面へ吸い込まれていった。
だが、それで終わりではない。
浮遊するクラゲたちは白い稲光を全身に纏い、互いに触れ合う触手を通じて、その電力をさらに増幅させていく。
凄まじい閃光が、和泉たちを取り囲む円環となって奔った。
そして次の瞬間――
ばちィッ!!
一瞬の明滅とともに、再び白き雷槍が迸る。
しかも、一本や二本ではない。
幾重にも枝分かれした光線が、雨のように和泉たちへ降り注いだのだ。
「百希夜さん!!」
それと同時に、理恵が和泉へ向かって駆け出す。
「ああ!!」
和泉は腕を交差させて構え、理恵の跳躍を待ち受けた。
理恵の身体がふわりと舞い上がった瞬間、和泉の腕がその足場となる。
「行け!!」
力強く腕を振り上げる。
その反動を受け、理恵の身体は夜の霧の中を舞う蝶のように跳ね上がった。
「立華鉢頭摩鋏――」
宙を舞う理恵が、紫紺の双剣を構える。
「――藤の舞い・虎落狩り!!」
次の瞬間、理恵の身体が空中で回転した。
紫の斬撃が円を描きながら四方へ走り、迫り来る稲妻をまとめて断ち切る。
ぎゃりっ、と雷光が裂け、弾けた青白い火花が霧と水面へ散っていく。
その余波は、周囲を囲んでいたクラゲたちにまで及び、数体をまとめて両断した。
断たれたクラゲは、力を失ったように水面へ落ちていく。
『やった!!』
花奈が歓声を上げる。
だが――
「だめ! まだ来るよ!!」
杏樹の叫びとともに、再び水面が膨れ上がった。
ばしゃっ、と水を割り、新たなクラゲたちが何十と飛び上がる。
しかも今度は、まだ空中で体勢を整えきれていない理恵へ狙いを定めていた。
「くっ!?」
さしもの理恵も回避は間に合わないと判断し、咄嗟に防御の姿勢を取る。
『お嬢様!!』
焦った梓が、言いつけを忘れて割り込もうとした、その時だった。
「飛火手裏剣!!」
和泉の放った火の手裏剣が、空中を裂いて飛ぶ。
連なる炎刃が、理恵へ伸びようとした触手を正確に断ち切った。
「泡連弾!!」
さらに杏樹の放つ泡弾が、追撃のようにクラゲたちを撃ち抜いていく。
ぱん、ぱん、ぱんっ!!
破裂音とともに、数体のクラゲが弾け飛んだ。
「助かりました……ですが」
理恵が船上へ降り立ちながら、鋭く前を見据える。
切っても撃っても、クラゲたちは再び浮かび上がり、なおも彼らの行く手を塞いでいた。
「ぐぐ……さっきより数、増えてない?」
杏樹が顔をしかめる。
その言葉通りだった。
白濁のクラゲたちは減るどころか、むしろじわじわと数を増しているようにすら見える。
皆が身構える中、ただ一人、静かに水面を見つめていた亜子が口を開いた。
「……下に、何かいる」
和泉たちも同じように水面へ視線を落とす。
だが、波立つ水と濃い霧のせいで、川底の様子はまるで見えない。
「まあ、“目”のいい亜子が言うなら、それを信じるしかないか……」
和泉が覚悟を決めたように点火針を構える。
「ええ。ここは私たちが食い止めます。杏樹さんは――」
理恵もまた双剣を構え、その視線を杏樹へ向けた。
「オッケー! いっちょやったりますか!!」
杏樹がぐっと腕まくりをする。
「あこっち! ここから“下の奴”を撃てそう?」
だが、亜子は短く首を振った。
「無理。ほんの少し影が見えただけ。ここから正確に狙うのは厳しいと思う」
その答えを聞いた杏樹は、一瞬だけ目を細める。
そして、意を決したように舟の縁へ立った。
「じゃあ、わたしが潜る」
「……」
「しばらくしたら、わたしが合図するから。その瞬間、一発大きいの撃って」
「でも、当たらない――」
亜子が反論しかける。
だが杏樹の目を見て、その言葉を飲み込んだ。
「……わかった」
そう言って亜子は片手を前へかざす。
「顕現――綾悉兵・砲部限定」
光とともに、その手に巨大な砲身が握られる。
「じゃあ、行くよ!!」
杏樹が勢いよく水面へ飛び込んだ。
同時に、亜子が砲身を水底へ向ける。
それを見たクラゲたちの傘が、びりびりと震え始めた。
次の瞬間、激しい閃光が迸る。
「させるか!!」
和泉が踏み込み、点火針の刀身で飛来した雷を断ち切る。
さらに理恵も双剣を振るい、漏れた雷光を叩き落とした。
「どうやら、下にいる何かが奴らの“大元”のようですね」
理恵が低く言う。
和泉と理恵が前面で防衛し、亜子が砲身を構え続ける中、杏樹はすさまじい勢いで水底へ潜行していった。
水中には所狭しとクラゲたちが浮遊し、侵入者の行く手を阻まんとしている。
(遅いって!!)
だが、まるで水を得た魚のように泳ぐ杏樹を捉えることはできない。
さらに、水中ではクラゲたちの発電能力も分散するのか、放たれた雷光は杏樹を掠めることすらできず、明後日の方向へ流れていくばかりだった。
やがて杏樹の視界は、深い暗闇に支配されていく。
だが――果てがないかに思えたその底で、ついに杏樹は“それ”を見つけた。
(……いた!!)
巨大なクラゲ。
いや、先ほどまでの白濁した群れとは、明らかに格が違う。
その姿は、まるでエチゼンクラゲのようだった。
巨大な傘。太く長い触手の束。そして、その触手の中心部から、次々と小型のクラゲを吐き出している。
どう見ても、あれが群れの大元だった。
杏樹はすぐさま口元にデガ喇叭を当て、水上へ向けて無数の泡を吹き上げる。
その直後、水面がぼこぼこと泡立った。
「合図!」
亜子が即座に砲身をぶらさず、第一射を放つ。
轟ッ!!
巨大砲から放たれた光弾が、水中を一直線に駆け下りていく。
(ナイスショット!!)
杏樹の目には、亜子の狙いが寸分違わず敵の本体へ向かっているように見えた。
だが、巨大クラゲが吐き出した無数の小型個体が壁となり、その一撃を受け止めてしまう。
(惜しい! でも――)
杏樹が水上へ目を向ける。
すでに第二射は放たれていた。
今度こそ敵も壁を間に合わせることができない。
だが、亜子自身が本体を視認したわけではない。
わずかに――ほんのわずかに、照準がずれていた。
(でも、まだ……!!)
杏樹はデガ喇叭を咥え、巨大な泡を作り出す。
その泡の中心へ、第二射の光弾を通した。
光弾は泡の内部を貫き、水中深くへと落ちていく。
そして一瞬、閃光が走り――やがて力なく消えた。
敵の当てが外れたことを嘲笑うかのように、巨大クラゲはその触手の束を大きく持ち上げる。
ばち、ばちばちッ――!!
水中にもかかわらず、激しい雷鳴が轟いた。
やがてその電流は収束し、巨大な雷球となって膨れ上がる。
その大きさは、小柄な杏樹の全身を呑み込んで余りあるほどだった。
(それで決着にする気なんだろうけど――!!)
巨大な雷球が放たれようとした、その瞬間。
水底から、ひとつの泡がゆっくりと浮上した。
ただの泡ではない。
その中には、黄色く発光する閃光がぎゅっと押し込められていた。
「さあ、覚悟してよね!」
杏樹の声とともに、その泡が――ぱんっ、と弾けた。
カアアアアアア――!!
瞬間、暗黒に支配されていた水中に、激烈な閃光が走り抜けた。
視界が焼かれ、巨大クラゲの輪郭が白く浮かび上がる。
「今だよ、あこっち!!」
「――了解」
その合図を待っていたかのように、亜子が砲身をさらに深く水底へ向けた。
今や敵本体の位置は、舟上からでもはっきりと見える。
「亜子、やれ!!」
「亜子さん、お願いします!!」
和泉と理恵の声が重なる。
亜子は静かに、だが鋭く引き金を引いた。
轟ッ――!!
放たれた光弾は一瞬で水流を裂き、巨大クラゲの中心を正確に撃ち抜いた。
決着は、一瞬だった。
敵の胴体に穿たれた風穴を中心に、巨大クラゲの輪郭が崩れていく。
その余波は周囲の水流すら断ち切り、ほんの一瞬だけ水底そのものを露わにした。
やがて再び水が満ちる。
すると、空中を漂っていた白濁のクラゲたちは、糸の切れた操り人形のように、ばたばたと水面へ墜ちていった。
「ぷはっ!!」
その直後、杏樹が水上へ顔を出し、肺いっぱいに息を吸い込む。
すると、彼女の前へそっと手が差し出された。
亜子の手だった。
「やったね、あこっち!」
杏樹が満開の笑顔で、その手を掴む。
「ん」
亜子は短く頷き、ゆっくりと杏樹を引き上げた。
「お疲れ」
「杏樹さん、お見事でした」
さらに、その手を和泉と理恵が支える。
「うん!!」
三人の仲間に支えられながら、杏樹は飛び切りの笑顔を見せた。
その時だった。
舟が、こつりと何かへ当たる。
霧の向こうに、ようやく岸が現れていた。
白い靄の奥、闇に沈む石段が上へ上へと伸びている。
そのさらに先には、山頂の荒れ寺の影がかすかに見えていた。
第二セクション――“渡らずの川”。
その牙は、ようやく砕かれたのだった。
次回予告
合同訓練は、なお続く。
だがその裏側では、参加者たちの知らぬところで、別の思惑もまた動き始めていた。
笠井亮は深層意識の最奥で、自らの悪鬼“風鴉”と向き合う。
そして大江山では、聖斂隊の追跡の先で、さらなる異変が牙を剥く。
次回、第69話「深層の鴉」。




