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超闘祭 最終日①

『さぁ皆さん。いよいよやってまいりました。泣いても笑っても本日が最後。超闘祭、最終日がやってまいりました!!』


 とうとうやって来た超闘祭の最終日に、観客達の興奮はこれまで以上に高まっていた。

 ドラスナー王も、年甲斐もなく楽しみにしていた。


『さぁそれでは、選手の皆さんの入場です!!』


 現在の順位の下から順番にチームが入場していき、四位のゴールドスマイルが出ると、続いて三位のドラゴンナイトズが出てきた。

 スインの表情は、これまでのやる気に溢れたのと違って、何処か俯いた表情だった。

 二位の戦乙女が出ると、最後にガクラ達、光族が出てきた。


『選手が出揃ったところで、最終日の内容を発表致します。最終日はの内容は……王都を舞台にしたサバイバル戦です! まず選手の皆さんは、運営の指示に従って、指定の場所に移動してください』


 選手達の元に運営の人が近づき、それぞれ地図で示した場所へチームごとに移動した。

 しばらくして選手達の移動が終わると、クランクが最終日の内容の続きを説明した。


『それでは改めまして、最終日の説明を行います。選手の皆さんは、王都を舞台に相手選手と戦ってもらいます。相手を戦闘不能にすれば、現在の得点に一ポイントが追加されます。更に、逆転のチャンスとして、チームの中で誰か一人を、リーダーとして決めさせてもらいました。そのリーダーを倒すと、五ポイントが入ります! ちなみに、戦闘不能になった選手は、観覧席に転移します。町も王都に張り巡らされた修復魔方陣で直りますので、思う存分戦って下さい……と、ドラスナー王からのお言葉です』


 説明が終わって、選手達の気合が入り、遂に時間が来た。


『それでは、超闘祭最終日……開始ぃぃぃ!!』


――――――――――――――――――――


「よし。じゃあ行くか」


 試合開始のベルが鳴ってガクラが走りだそうとすると、メイトが足を引っかけてガクラは転んだ。


「痛ぇな! 何しやがる!」

「その前に、ガクラにはやってもらいたい事があるから、属性力を飛ばす準備して」

「ん? ああ」


 メイトに言われるがまま、ガクラは大剣を手に持ち火の属性力を纏わせた。

 すると、何処からか天に向かって地上から光が飛ぶのが見え、ガクラは考える間もなくその光に向かって属性力を飛ばすと、光は空中で爆発した。


「今の光、見覚えがあるな」

「あれはドラゴンナイトズのルーフーが、初日の午前で見せた技だよ。あの杖の力があれば、何処からでも攻撃が出来ると思う」

「面倒だな」

「うん。だから、僕が相手してくる。初日の借りも返したいからね」


 メイトは光が見えた方角へ走りだし、ガクラ達はバラバラになって相手を探しに向かった。

 ガクラ達が動き出してから少し経った頃、あるチームが大きく動いた。


「行くわよ、ソルラ!」

「おう!」


 マルナが氷の魔法で、ファイヤーズのノバルの動きを止めてる間に、ソルラが剣の腹を叩きつけて倒し、一ポイント手に入れた。

 その直後、背後からイガァが殴りかかるが、二人は躱してソルラが剣を叩きつけて倒し、更に一ポイント手に入れた。


「順調だな」

「ええ」


 順位を上げようと、チーム4は張り切っていた。

 ユールがピエラを倒し更にもう一ポイント、チーム4に入った。


「ユールさん達がいるから、不思議と負ける気しないわね」

「ああ。ブラーク達なら他のチームのリーダー倒せるな」

「そりゃあどうかな?」


 二人の前にバーストが現れ、ソルラ達は驚く。


「バースト!?」

「これは、気を引き締めないといけないわね」

「へっ」


 ソルラとマルナは構えて、バーストも構えた。その時……。


「あ?」


 気配を感じたバーストが振り向いた瞬間、頭上からスインがバーストの頭を地面に叩きつけ、バーストは気を失い転移した。

 ドラゴンナイトズに五ポイントが入った。


「うそぉ……」

「しょうがねぇ。こうなったら二人でスインを……っ!? マル、危ねぇ!!」


 ソルラはマルナを突き飛ばすと、背後から現れたカタナの峰打ちを受けて、ソルラは倒れて転移した。


「ソルラ!?」


 カタナはスインに目を向けるが、スインは既にいなかった。


「いない……」


 勝ち目が無いマルナは、カタナを氷の魔法で動けなくした隙に逃げようとするが、魔法はあっさり弾き返され、峰打ちを受けて転移した。

 その後、残りのファイヤーズのウォーカは、戦乙女のミリアに負け、ファイヤーズは全滅した。

 別の場所で、ゴールドスマイルのヒビィの支援でレェーン、コリアに戦乙女のスパラとヤラがやられて転移された直後、ヒビィ達三人はユールが雷の属性力を纏わせた剣の突きで吹き飛ばされ三人は転移され、チーム4に三ポイントが入る。

 続けて別の場所でアスレルがジェアを倒し、光族に一ポイント入った。

 残り一人となったイテツは、静かにその場に佇んだ。


「残るは私だけか。だが安心したまえ。後は私に……任せろ!」


 腕を組んで仁王立ちするイテツの背後から誰かが指で突き、イテツが振り向くと、二ッと笑うブラークがいて、イテツは汗を流す。

 そしてブラークの拳がイテツの顔に炸裂し、イテツは転移され、チーム4に更に五ポイントが入った。


『チーム4、怒涛の快進撃! 一体、どのチームが勝ち残るのか!?』


 一位 チーム4     36ポイント

 二位 光族       35ポイント

 二位 戦乙女      35ポイント

 四位 ドラゴンナイトズ 33ポイント

 脱落 ゴールドスマイル

 脱落 ファイヤーズ

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