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陣の忠誠〜前編〜
制御の利かない魔術陣__。人はそれを『自我を持った陣』と言う。
アルヴの魔術陣、『ガーデン』は『薔薇の城』の構築式と自動治癒を反転させた猛毒を出す術式を汎用させ、組み込んだものだ。魔力量が足りなければ奪われて死に、制御できなければ暴れて死ぬ。
それが暴れたためアルヴは瞬間的に制御を無理やり行い、魔力の供給源である自分へとそれを突き刺した。
そのときだった。
王都に住む人や学園にいた生徒は空の異変に気付く。
昼なのに辺りが暗くなり、上から隕石を彷彿とさせる巨大な植物が落ちてきたのだ。
逃げ惑う人々、巨大なそれへ意識を向ける者、魔法を撃つもの。様々な人がいるがティナだけはこれがなんなのかを知っていた。
「薔薇の…城……」
未だ黒く紅く染まっている翼や、長く鋭い爪が取れぬアルヴの元へ薔薇の城から1人?のゴーレムと耳長の美しい女の人が現れる。
「マスター。タスケル」
「私を作ってくださった人に手を挙げるとは…死になさい」




