案山子のライフはもうゼロ
まあ、とりあえず魔術教本的な物が手に入るなら竜人との戦争?安い物だ。1人残らず潰してやりますよ、はっはっは。
僕にも学校という物があるのでね、それを説明したら自分の都合が合うときでいいと言われたので来週辺りに戦争か〜、なんか最近物騒だな(笑)〜。
「気楽で生きやすい生活を望みたい、けど、こんな闘いだらけの生活も案外悪く無い、かも…?」
そのおかげか戦闘狂のようになってきてしまった。いいじゃないか、派手に殺し合いしよう!
魔法ではっなびを咲っかせましょー!ドーンドーンぱっふぱっふ、ドーンドーン、ぱっふぱっふ。
咲くのは赤しかないけどね、きゃー怖ーい。
「それまでは学園の案山子で我慢してましょうか、ツマラナイですが。仕方ないですね」
練習場で嬉々として案山子に魔法をぶっ放しているアルヴを見て大半の生徒は目を疑っていた。
魔術→粉々になる案山子→再生→魔術→粉々になる案山子→再生魔術→粉々になる案山子のサイクルを延々と授業が終わるまで繰り返されている。案山子の再生には自分の魔力を込めなければいけないのでその回復させる分の魔力と攻撃する魔力と考えて使わなければならないのだが、ひたすらに撃ち込んでいるはずなのに疲れたそぶりを見せないアルヴは異常だった。
通常は中等部では10回以上続いたら上級者、それを授業が終わるまで、約40分くらいの間撃ち続けるのは不可能なのだ。アルヴの魔術行使の時間は約1〜2秒。再生させるのには学園の設備を介する為20秒位。要は25秒位のタイムで破壊と再生を繰り返している。計144回、破壊しては再生を繰り返していることになる。
もうやめて!案山子のライフはもうゼロよ!
「む〜、やっぱりまだ威力が…」
(((いや、ゴーレム破壊するだけの威力があるのにそれ以上上げて何をするんだ一体……)))
「ああ!あの手がありましたか!」
「おい、盛り上がっているところ悪いがそろそろ出てくれたまえアルヴ君」
「あ、はい。…やっぱり重水素の分離をしたほうが威力高いし、wiOiで見た知識をもってすれば……」
「話聞いてたか?…いや、面倒だなぁ、ふわぁ…おい、ティルナム君、アルヴ君を連れてってくれ。後は頼んだ、それじゃ次は教室に集まれよー」
相変わらず適当な教師だ、と生徒達は思った。




