魔術師に新たな友達
入ってきたのはデッドと…他2人は誰?
「ああ、この灰色はは『フェイルド=ドラゴニア』。こいつとは昔からの付き合いでね。で、この真っ黒が『キラ=クリスタル』」
「おい、…いや、もういいか。さっきの自己紹介のように俺はフェイルドだ。フェイドと呼んでくれ、よろしく」
「私は真っ黒という名前じゃないわ。私はキラで呼んで」
「あ、うん。よろしく」
それほどでもなかったな。
「マスター」
「ん?何?」
「彼らはご友人でよろしいのですね?」
「え、うん」
「むぅ、ならいいです」
何でアスタルテは怒ってんだろう?
「ああ〜!あの時のメイド!」
デッドが反応した。え、まさか、
「なあ!俺の家に来てくれる件、ちゃんと考えてくれた!?」
「いえ、再考の必要さえありません。第一私はあなたの家に行く気さえもありませんし私のマスターは今ここにいます」
「え、どこ?」
「アルヴィン様です」
デッドの目がこちらへ向く。
「え、まじか。うわー、ちくしょー。先越されてたかー!」
すると、フェイルドがスッと近寄りデッドの頭にチョップをかます。
「ぬぐぅぅおあぁぁぁ」
「いい加減学習して欲しいんだけど…はぁ…、悪いね、常識弁えない阿保で」
「いや、いいんだけど…。デッド、僕の家って爵位わかる?」
痛みから解放されたあと、俺の顔を見る。そして、
「ん?カラミティ家の爵位ってどのくらいだっけ」
「いや、爵位自体が見た事がないわ」
「そういえば、父さんがカラミティの名を聞いた事があると言ってたな」
みんな知らないようである。だろうな、国家の隠蔽が働いているのだから。
「僕の家はみんな知らないですが、『侯爵家』ですからね、一応」
「「え、ええええええええ!!」」
「しっ、馬鹿っ!騒いだらやばいだろっ…。てか、なんで一応なんだ?」
「えーとですね、まあ、これはいつか話しますよ」
皆はそれぞれ驚いているようだ。特にデッドなんてやっちまった…みたいな顔をしているので笑える。まあ、侯爵家に対してあの態度だったからな。
「デッド君。この学校は貴族の階級は関係ないので今まで通りに接してくれて構いません」
「おう、そりゃ…」
「ですが、ティナとアスタルテに…手を出した瞬間、地獄よりも恐ろしいものを見る事になるので気をつけてくださいね?」
「…分かった、オーケー」
最後の方は今までに得た経験から威圧を使った。笑いながらだったので対して怖くはないだろう。…うん、デッド君もいつもと変わらないし、問題ないね。
「皆さんそろそろ授業なので行った方が良いのでは?」
「あ、やべ」
「ありがとう、教えてくれて」
「ふんっ、さっさと行きますわよ」
三人共走って帰ってった。僕も、疲れてきたので少し寝る事にする。
なぜか、アスタルテが近寄ったあと、頭に柔らかい感触が伝わってきたが、気のせいだろう。多分、枕に頭を戻してくれたんだ。………多分。
じゃあ、おやすみ。




