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last kill   作者: 黒羽生(こくうば)闇神使(ダークネス)
実家編
7/9

EP7「涙(るい)の涙(なみだ)」

まさかの父と住む宣言から一夜明けて、私は父親と住むことになりました。


で、今日はその帰宅日。

私はすでに帰宅準備をしていた。

どうやら、お父さんも準備をしているみたい。

「ねー、おねーちゃん、どうして帰るの?帰らないでここに残ればいいのに。」

私の妹は、そう尋ねてきた。

「私には、守らなきゃいけないものがあるの。」

妹は不思議な顔をしてこっちを見てくる。

私としては、見ないでもらいたい。

私は泣きたい。



帰る時が近づいてくる。

「さて、準備はできたか?」

父は私に聞いてきたので、私は答えた。

「だいじょ・・・」「大丈夫でーす、いきまーす!」

私の声とかぶさる様に聞こえた声の主は、家の外からやってきた。

その女を見たことはあった。

「また、またあんたは・・・。」

小姫田水奈である。

「ふっ、わたしだけだと思う?」

しかし知らない男の人がもう一方からやってきた。

「はじめまして、私は等々力士部と申します。」

等々力士部という名前に、私は聞き覚えがあった。

たしか堂場がそんな名前を言っていた。

「逃げなくていいんですか?死にますよ?・・・まぁもっともここで殺すのは霞涙ですけどね!」

男は私のすぐ右の少女を狙ってきた。

私はその少女をかばうことが、できなかった。

が、その少女をかばったのは私の母だった。

「早く、黛、ここは涙を守って、逃げてっ!」

そして外へでると、私の父が軽トラで待ってくれていた。

「俺はお前を守らなければならないと、言っただろう。」

どうやら事情もすでに把握しているらしい。

そして私と涙は助手席に2人ですわり、急いで最寄り駅まで逃げた。

すでにホームには電車が止まっていた。

私と涙は降りると、なぜか車はUターンしてもどっていった。

「まさか、突っ込むの!?」

軽トラは直線を突っ走り、後ろから来るやつらにぶつかっていった。

たぶん、もう助かってはないだろう。

私は妹を連れ、電車に乗った。



「ねぇ、ピクニック?お母さんは?お父さんは?」

私は何もいえない。

ただ黙って都心部、私の家の最寄り駅に着いたのだった。




私は家に帰る前に妹の服を買ったり、今後の食料も買った。

私は、父から軽トラの中で、50万円という大金をもらった。

が、これでは家賃などもあるので5ヶ月はもたない。

5ヵ月後にあの家を売ったとしても。

いや、そのときにはもうどうにかなっているだろう。と私は思い、家に着いた。




涙は笑っている。私は泣いている。



でも本当は涙も、泣いていたのかもしれない。





つづく

「私は、大切なものを失ってしまいました。」

「私はハンバーグステーキのBセット、飲み物は・・・水でいいや。」

夢野中ゆめのなかっていいます。」 

「私もあなたと同じ立場なの。」

「だからこそ、私はあなたを守りたい。」

EP8「夢の中」

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