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last kill   作者: 黒羽生(こくうば)闇神使(ダークネス)
実家編
6/9

EP6「私の家」

今回は、グロシーンはないですね。

内容がおもいついたので案外すらすらかけました。

ここは都心部から区間快速電車で1時間半、栃木県のある町だ。

この駅の利用客も1日だいたい250人程度で、そこまで利用客も多くない。

昔、なにかの合戦があってこの町の名前になったらしい。

町にもコンビニ、郵便局、小学校くらいしかない。

なぜ私がこんなところに来ているのかというのだろうか。

決して、気晴らしではない。

そう、私は逃げることを決めたのだ。

そして実家のあるこの町へとやってきたのだ。

そして私は、聞き覚えのある声を聞いてほっとする。

「よく帰ってきたな、久しぶりだ。黛よ!」

その声の正体は父。霞道かすみみちだ。

父は、軽トラで最寄り駅まで迎えに来てくれたのだ。




「そうか、死んでしまったのか。」

父に心姉のことを話した。

「お父さんは、もう、歳だ。いつまで生きるかわからん。」

「いや、父さんまだ30代でしょ。」

「・・・そうだったかもしれん。だが、たぶん心の事だ。お前に逃げるチャンスをくれたんだろう。それならば、俺は両方を失うことになっていたかもしれん。それは俺にとって最大の悲しみだ。お前だけでも、生きていたのはうれしい限りだ。」

「父さん・・・。」

「それに、お前が死んだら、るいはどうするんだ?」

「涙は、私みたいにドジを踏まなければ、きっと大丈夫だよ。」

私は根拠もないことを言う。

そして2人だけの軽トラは目的地である、実家へと到着する。



「おねぇちゃーん!」

「うわっ!」

いきなり飛び掛ってきた小学生の少女、彼女は霞涙かすみるい。トラックの中で話していた私の妹だ。

「あいたかったよ、おねぇちゃん。ってあれ?心は?心ねーちゃんはどこ?」

私はなにもいえなかった。小学生に 死んだよ・・・。 なんていえるわけない。

「ねーねー、ゲームしよーよー!」

ゲーム・・・。

私はこの前の堂場との戦いを思い出した。

ゲームは、もういやだ。

「ごめん、ゲームはまた今度。」

「えー」

「こら、涙!ごめんね、黛。久しぶりに帰ってきたんだから、東京の話、聞かせてくれない?渋谷とか原宿とかどうなの?」

この人は私の母、霞愛かすみあい

「私、そんなとこいかないよ・・・。」

「えぇ、つまんないの。お母さんもう夕飯つくらない!・・・そうだ、黛ちゃんつくってよ!」

「いやだよ、たまにはお母さんの料理を食べさせてよ・・・。」

こんな会話ができるなんて、なんて楽しい家族なんだろう。

でも、これは悲惨な事件の後の出来事なんだよね。

なんだろう・・・この嵐の前の静けさ、みたいな。

そのときだった。

「黛、ちょっとお父さんの部屋に来てくれ。」

「あっ、はい。」

私は歩いていった。

出て行こうとした瞬間、母と涙が話している声が聞こえた。

「やっぱり、実家を離れるって寂しいことだもんね。あの子一人になるなんて・・・。」

「私にはまだよくわからないけど、なんで一人にさせてあげないの?」




-------父の部屋--------


「で、お前はこれからどうする?あの家を返して実家に戻るか、あの家で一人で住むか。」

「私は・・・。」

逃げたくない。

けど中学生1人というのはとても危険だ。

「ちなみにお父さんはどっちがいいの?」

「実際は、この家にもどってきてもらいたい。だが、お前がどうしてもというのならだな・・・」

「なら・・・。それなら私は逃げない。まだ決着はついてない。だから私は、あの家にもどる。」

「・・・・・。そうか。」

「私、もう悔やまない。心姉が死んで、私は責任を感じている。だから、私はあの家にもどって、けりをつけたいの。」

「・・・。これ以上、お前には傷ついてもらいたくない。だが、この家には小学生の涙がいる。だから、俺を含むこの家のもので動けるのは、狙われているお前、だけなんだよ。」

私はこの人の言ってることがよくわからなくなってきた。

「だがな、俺はお前の親だ。だからお前をまもらなければならない。だからこそ。」




「俺もお前と一緒に住む」





つづく

「はじめまして、私は等々力士部と申します。」

「俺はお前を守らなければならないと、言っただろう。」

「私、しにたくないよぉ。」

「黛、ここは涙を守って、逃げてっ!」

「止まらないで、電車!」

次回 EP7「るいなみだ





次回も今月中には。。。

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