#47 はじめてのライブです
~おとめtheルル~
20代くらいの青年。
イラスト、アニメ、ゲームが趣味。
文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。
小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。
#47 はじめてのライブです
12月24日。クリスマスイブ。
イブっていうのは祭りなどの前夜祭。
つまりクリスマス前日のことを表すのね。
....と、それと同時に学校は今日で終わりだった。
「えー。皆さん。今日で2学期も終了です。
今年の9月は(どうたらこうたら)......」
体育館に呼び出され、私たちは長い校長の話を聞くことになる....。
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昼。
校長の話(終業式)のあとはこれで解散。
つまり、昼からは晴れて自由の身である。
「いやー。やっと終わったっすねー。」
靴箱に向かい、私たち5人(藍、美歩、楓、フィアラ、私)で歩く。
するとその途中、藍が思い出したかのように楓に告げた。
「...そういえば楓ちゃん、今日はライブイベントの日ですね。絶対見に行きますから....!」
「ありがとう、藍。でも友達が来るってなるとちょっと緊張しちゃうなー!」
ライブ....イベント!
そうだ、今日がそのイベント当日だ!!
この前チラシももらったのにすっかり忘れてた。
すると...
「あれ?どうしたのフィアラ。そんな不思議そうな顔して。」
「いえ....何の話をしているのか分からななくて....」
楓に顔色をうかがわれるフィアラ。
いや、全然話聞いてなかったんかい!
...なんて話を聞いていると、ちょうど山村たち4人(翔、山村、幸佳、このは)に出会う。
「おっす。みんなも今帰りっすか?」
早速美歩が話しかけていた。
そこで....
「あっ!そうだ!そこの4人にもアレ、誘ってみればいいじゃん!!」
4人にもさっきのアレを誘ってみる。
アレとはそう、ライブイベントのこと。
イベントってのは人数が多いほうが楽しいでしょ?
「ちょっとちょっと。...ごめんなさいね、うちの優衣奈が....」
すると楓が駆けつけてきて話を止めに来る。
ええ...?楓、あなたのイベントでしょ....?
なんて考えていると今度はこのはが楓のほうを見て言う。
「...あれれ?そういえばあなた、
いつも優衣奈さんの隣にいますが...お知り合いなのですか?」
....あら....?
このはには楓のこと話してなかったんだっけ.....?
楓は慌てたように自己紹介する。
「ああ、私奥野楓。みんなとは同じクラスで
半年前から優衣奈と一緒にカレー屋で働いているんだけど.....」
「へえ。優衣奈ちゃん、カレー屋で働いているなんて知らなかったねえ、友?」
しかもこのあと山村がカレー屋のことに食いついてきた。
私たち、最近意外とあまり関わってなかったのかもね。
「...と、とにかくとにかくっ!!
今日......楓のお父さんたちがクリスマスライブをするみたいなんだけど....!!」
私はもう一度クリスマスライブの話に戻す。
以前のお笑いもみんなで見に行ったし、私はみんなで行きたいの!!
するとそこへ....
「これです、これ...実は楓ちゃんのお父さんが昔バンドやってたみたいで....」
藍が、持っていたチラシを取り出して4人に配る。
「急なお誘いですみませんが、今日の夜から近くのライブハウスで
やるみたいなので....もしよかったら来ていただけると....」
ありがとう、藍....!!
さすが、私の永遠の友だわ!
一方、この宣伝を見ていた楓は藍の手を取って、
「藍ちゃん...!!あなた最高に客寄せのセンスがあるわよ!!
うちで一緒に働かない?!」
唐突に客寄せの仕事を誘うのであった...。
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夜。
母や瑠夷斗にも今日のライブの話をしていた....。
「へえ、ライブか。どんな感じなんだろう。俺も行きたい!」
「はい、アンタは未成年だからダメーっ!」
「いや、なんで俺だけ....」
ライブの話というより行くか行かないかの話だった。
「はいはい、優衣奈。あなたもまだ未成年なんだから12時までには帰って来なさいね。
あと外は寒いわ。ちゃんと暖かくして行くのよ。」
ライブは夜の8時から。
会場まで電車で20分くらいかかるので、そろそろ出かけることにした....。
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ライブハウスに着いた。
ちょっと早めに出たつもりだったけど既に藍や美歩も来ている。
「あ、優衣奈ちゃん....!お疲れ様です....!」「ういーす。」
2人に挨拶をして、そのまま奥へ入ろうとする。しかし.....
「...って...ちょっ?!優衣奈、ダメっすよ!」
「え?何が?」
「いくら友達でもさすがにタダでは入れてもらえないっす。」
美歩に止められ、チケットを販売しているカウンターへ案内される。
「あ...安心してください....!優衣奈ちゃんの分も
楓ちゃんに頼んで取り置きしてもらいましたからね....!」
そして藍もやってきて一緒にチケットの確認へ。
なんだ、ライブのイベントってお金かかるのーーー?!!
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「えー、、皆さんこんばんは....!
今日はクリスマスイブということでライブをさせていただきますレッドストーンズです.....!」
ライブは今始まったばかりなのか、最初の挨拶をしている。
観客の盛り上がりも今はまだそこまで感じられない。
しかし....
ジャーン....
カチ、カチ、カチカチカチカチ
音楽がはじまると、次第に人々の熱が集まっていくのであった....
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「みんなありがとうございましたーー.....!」
ヒュー!!
最初はあんなに静かだった会場も
レッドストーンズが3曲目を終えて交代する頃には十分盛り上がっていた。
[えー...続きましては...奥野親子によるギターバンド、
MKスパイスの登場です!!]
おーーっ!!!
最初の頃よりも人数が増え、盛り上がりもさらに大きくなっている。
なるほど、ついに楓と店長が登場ね。
ジャーン...!
「みんな...!!今日は来てくれてありがとーう!!」
うおーーっ!!!
ヒュー!!ヒュー!!
結構人気あるじゃない。
「えー、今日は父と一緒にMKスパイスとしては初のライブを行います!!
まず1曲目はカラフルスパイス!」
ジャーン...!
ジャカジャカジャー....
もちろん私は知らない歌だったけど、
2人の演奏は息が合っていてとても上手だった....。
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ジャーン...!
「MKスパイスでした!ありがとうございました!」
パチパチパチパチ!!
[さて、どんどん参りますよ!続いては....]
...と、こんな感じで楓たち以外の演奏も続き、
気づけば2、3時間ほどが過ぎていた....
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ライブ終わり。
11時も過ぎているので途中までは翔とその姉、山村、このはたちのグループと
私、藍、美歩のグループで一緒に帰ることになった。
楓や店長は後片付けが終わってからだって。
「すごかったね!ライブ!!私も何か楽器やってみようかなーー?!」
「お、お姉さんがやるなら私も一緒にやってみたいです....」
藍は翔の姉と一緒に楽しんでいる。
「ねえねえ、翔くん、山村さん!!
最後の曲すごくカッコよかったですー!!」
するとこのはがテンションを上げて翔たちに話しているみたいだったので....
「いやいや、何言ってるのよアンタ!!はじめのほうの
あの曲のほうがカッコよかったでしょー?!」
私もそこに割り込んで自分の意見を放つ。
しかし山村や翔の反応は.....
「...さ、帰ろうか、友。」
「う、うん....」
冷静な塩対応に、すぐに熱が冷めてしまう私なのであった.....。
続く....
はじめまして、おとめtheルルです。
クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。
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