#44 秋まつりに行きました
~おとめtheルル~
20代くらいの青年。
イラスト、アニメ、ゲームが趣味。
文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。
小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。
#44 秋まつりに行きました
11月のはじめ。
修学旅行を終え、トウキョウに戻ってきたた私たちは
カレー屋と学校といういつもの日常が戻ってくる。
ちなみにこの前楓が忘れたお土産は、週明けに忘れることなく届けたから安心してね。
....そこからしばらく経ったある日の放課後。
いつものように楓と一緒にカレー屋に戻ってくると、
入り口の窓で何か作業をしているリアンを見つけた.....
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「あ、みんなお帰りなさい。」
リアンが振り向くと、彼女が何の作業をしていたのかがはっきりと分かる。
手に持っていたチラシを張る作業なのであった。
「あれー?何それ。何のチラシ?」
私はチラシに興味を持ってリアンに聞いてみる。
「....え?えっと.......
先ほど店長からこの辺りに貼ってと頼まれただけで、何のチラシかは....」
するとそのとき、ちょうど店長が私たちの前に現れた。
「おっ、優衣奈。このチラシが気になるのか?
ハハハ!そうだろうそうだろう!何せ私がパソコンでデザインしたからな!」
「ちょっとパパ.......そういうことじゃないでしょ....」
楓はやれやれ、と小さく呟く。そして....
「んんっ。 商店街の、秋まつりのチラシ。
再来週、向こうの商店街で秋まつり、豊年祭イベントをやるんだって。」
楓がチラシの内容について簡単に教えてくれた。
なるほど、秋まつり....?!
何それ!絶対楽しいじゃん!
「へえーっ!お祭りがあるの?私、参加したーい!」
それにこの世界の秋もはじめてだし、何より人間族のお祭りにとっても興味がある。
「ゆ、優衣奈が行くのなら私も....」
そして私の勢いに乗せられて(?)フィアラも参加する意思を呟く。すると.....
「ハッハッハ、ちょうどその日は仕事も学校も休みだな。
楓。この2人はじめてみたいだから一緒に行って秋まつりを案内してやったらどうだね?」
「なんで私だけ強制なのよ....!」
楓が案内人に指名され、みんなで参加することになった.....。
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...2週間後。
秋まつりの日、当日。
私たちは朝からみんなで商店街にやってきた。
学校もカレー屋も休みなのに外へ出るのは久しぶりね。
しかしそのみんなというのは.....
「ぎゃハハハ!!うおー!なんだこれー!」
なぜかアイツ(ディエル)や店長も含めたカレー屋全員のことであった。
昨日、店長が真乃やバーランドもお祭りに誘ったところ、
フィレッチェやディエル、店長にまで飛び火して結局全員で行くことになったのである。
...とはいえ私は楓と一緒に行動するだけなので特に問題なかった。
商店街を歩いているとたくさんのお店が軒を連ねている。
「わあ!この服とか楓に似合いそうじゃない?!」
「そ、そうかな....優衣奈こそこの服似合いそうだよ...?」
洋服店の入り口になんだかオシャレな服を見つけて楓と一緒に選びっこしている。
秋まつりに関係ないけど既に楽しかった。
「ハハハ、2人とも楽しそうだな。
...ところでもうすぐあっちのステージで踊りがはじまるのだが、見に行かないかい?」
店長は向こうの広場を指してから言う。
確かにあの辺りだけ異様に人が集まっていた。すると....
「...だったらさー、他のみんなも一緒がよくない?」
店長と一緒にいたバーランドは言う。
確かにみんな一緒に来たはずなのにそれぞれ違うところにいる。それなら....
「じゃあ私フィアラ探してくる!!」
私はみんなの返事を待つ前にさっさと商店街の続くほうに飛び出す。
今回は勢いもあったので私ひとりだった。
「ちょ、優衣奈が迷子にならないでよ?!」
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みんなのところから少ししたところ。
ガチャガチャという景品の入ったカプセルを販売している機械のところにフィアラを発見。
ついでにディエルとフィレッチェもいた。
「あ、いたいた、フィアラ!今度はあっちで踊りが....って山村じゃん!!」
「おや?優衣奈ちゃんも来ていたのかな?こんにちは☆」
ねえ....なんで山村がここに...!
そしてもちろん幸佳も一緒にいる。すると.....
「踊り....見に行く.....!」
幸佳は山村のほうを見上げ、優しく引っ張った。
「分かった分かった。それじゃあせっかくだから2人も一緒に行こう。ねぇ?」
「はいはい。アンタに言われなくても行きますけど....?!」
やれやれ.....
フィアラを探しに来たはずだったのに山村や幸佳も合流する。
とりあえずみんなを連れて踊りをしているという会場に向かった....。
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「さて、いよいよステージ発表のメイン、阿知良野中の皆さんによる
歌とダンスのお時間です!それではどうぞ!」
ステージにたどり着くとちょうどメインの踊りがはじまるところだった。
山村と幸佳、それに私とフィアラは後ろのほうでステージを眺める。
....ってあれ....ディエルとフィレッチェは?
「梨衣亜ー!」
すると前のほうで誰かの名前を呼び、楽しそうにステージのほうへ手を振る楓を発見。
フィアラは人混みを超えて楓のほうへ行ってしまった。
「...行かなくていいのかい?優衣奈ちゃん?」
山村はフィアラのほうを見てから言う。
「いや、いいのよ....下手に人混みを進んで迷子になるのも嫌だし。」
なるほど、と納得してそのままステージを眺める。
そのステージでは、今流行りの曲を使用した踊りが行われていた....。
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踊りが終わる。
へえー。
踊りといってもけっこうポップな感じで
みんな楽しそうに踊ってたじゃない。
「阿知良野中の皆さん、ありがとうございましたー!!
さて、続いては.........
って、ちょっと君.......?!」
拍手が鳴り止まない中、司会の人がアナウンスを続けていると
なんとディエルがステージに登り何かしようとしている。
....そして気づいたら山村や幸佳はもういなかった。
「なあなあ!!あんなヘンテコな踊りより、俺のほうがカッコよく踊れると思うぜ!!」
ディエルはステージに立って突然踊り出す。
さすがに止めないとマズいと思った私は急いで前のほうに向かった。すると....
「ちょっとー!!勝手に...!!ステージの上で...!!暴れたら....!!
いけないでしょーー!!」
バーランドとリアンが一緒にステージに上がっていた。
そうよ、早くアイツを止めて!!
「はあ?なんでだよ!俺はちゃんと
アイツらの踊りが終わってから踊りに来たぞ!!エライだろ!?」
「そういうことじゃなくて....!」
痺れを切らしたバーランドはさっさと捕まえようとする。
しかし右に左に避けられて、なかなか捕まえられない。
すると.....
「いけいけー!」「捕まえろ捕まえろ!」「うおーっ!!」
いつしか観客たちのざわつきは声援に変わり、
ディエルを追うバーランドの様子はエンタメとして盛り上がっているのであった...?!
続く...!
はじめまして、おとめtheルルです。
クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。
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