#38 自然、都会、温泉...?!
~おとめtheルル~
20代くらいの青年。
イラスト、アニメ、ゲームが趣味。
文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。
小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。
#38 自然、都会、温泉...?!
11月。修学旅行でほっかいどーへやってきた私たち。
3泊4日の初日。
函館という街で塩ラーメンを食べたり大沼公園の絶景を楽しんだりする。
そこからは電車に乗り遅れて集合時間に遅れたりもしたが無事に1日目を終える。
2日目。朝からバスに乗ってサッポロという街を目指す。
どうやら函館からサッポロは相当遠いらしく、途中の町でかにめし休憩を挟みながら
再び移動を開始するのであった。
そんな、かにめしを食べた長万部町からおよそ3時間.....
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「んくーっ...!疲れたーー....」
さすがにずっとバスに乗りっぱなしで疲労も溜まる。
最初の函館を朝7時に出たのに....今はもう昼の2時?!
実に7時間もの長旅を終え、ようやく目的地サッポロにやってくるのであった。
「おう!みんなお疲れ!次は札幌の街の有名な人のところの....」
ここからはバスを降りて次の目的地へ向かうみたい。すると...
「うおおおおおお寒寒寒ーーっ?!」
「ど、どうしたんだい、美歩....」
先にバスを降りた美歩と山村が掛け合っている。
その後、翔や藍たちのあと順番にバスを降りてみた。
「....さ、さ、寒ーー!?」
すると外は美歩が叫ぶのも納得の寒さ。
それもそのはず、上空の薄い雲からはチラチラと雪が降っているのであった。
「そ、そこまで驚くほど....?」
一緒にバスを降りてきた楓は苦笑いしながら雪に触れる。
ま、まさか楓は寒いの平気なタイプ....!?
....そこからみんなと揃って歩くこと数分。
私たちがたどり着いたのは、この街の有名な大学植物園であった。
大学.....植物、園....?
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「ようこそ、皆さん。」
園内にたどり着くと、さっきのバスガイドの人とは違うガイドの人が笑顔で出迎えてくれる。
未だここがどういうところか分からず辺りをキョロキョロしていた。
「...というわけでここからは
1時間ほどこの植物園を見学させていただくことになるからな!
よろしくお願いします!!」
にしても今日の厚木先生は元気ねぇ.....
バスでの長距離移動後にも関わらずここまで元気な厚木先生に驚く私なのであった....。
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まず最初に植物園の初代園長について学ぶ施設へ。
「えぇー、こちらは当園の初代館長の遺品や資料などが
展示されております記念館でございますねぇ。
彼は元々この大学の前身である農学校二期生でして、
その後教員として植物学の教育、研究に身を捧げております...」
この初代園長はかなり昔の人だけど
ほっかいどー開拓に多大な影響を与えたガイコク人なんだって。
特にここを離れる際に言った言葉は
教科書にも採用されるほど広く知られているんだとか。
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次に訪れたのは植物園の北側エリア。
ここではオレンジ色の葉っぱが広がる紅葉を間近で楽しむことができた。
「皆さん、ご覧ください。こちらが当園の紅葉になります。」
「綺麗....」
さすがに大沼公園ほどではないがそことはまた違った美しさがある。
それに、木々と触れられるほど近い。
みんなとしばらく紅葉を楽しむのであった。
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今度は紅葉エリアの先。
何やらうっそうとした森が見えてきた。
「こちらはですね、自然林になっているエリアで、
植物園の設立当初から地形や植生に手を加えないようにしてきた場所です。」
えっ.....
聞いたところによると、この植物園の設立は150年近く前だというけれど
その頃から同じ景色ってこと?!
人間族って150年も生きれないはずなのにね.....
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そして最後は博物館。
「こちらではですねぇ、主に北海道に生息する動物についての展示ですねー。
例えばこちらのエゾオオカミは既に絶滅してしまっておりますが....」
ふえーっ....
植物園だけど動物も展示しているんだ。
この世界の動植物について少しの理解を深める私なのであった。
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およそ1時間にわたる園内散策が終了。
「いかがでしたか?少しでも
北海道の自然や歴史を感じてもらえたなら嬉しいです...!」
ガイドの人はそう挨拶をする。
「...ということで本日はどうもありがとうございました!!」
結局最初から最後まで元気だったわねぇ、厚木先生.....
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夕方。
バスを降りた最初の通りに戻ってきた。
もう一度バスに乗り込み、再び1時間ほど移動。
そんな本日最後の目的地は....
「いらっしゃいませ、ようこそ起こしくださいました。」
暗闇に浮かび上がる、温かみ溢れる木造建築。
出迎えてくれた女性は丁寧に頭を下げ、そこから
この施設の美しさを感じることができた。
ここは一体.....
「おう!この方が本日お世話になる旅館の女将さんだ!
今日は貸し切りとはいえ付近も他のホテルや旅館がある...。
つまり騒ぎすぎて迷惑をかけるんじゃないぞ!!以上!!」
りょ、旅館.....!!
聞いたことがある!
ずっと昔、遠い遠い東洋という国には
木の温かみと人々の情が美しい宿泊施設がある、と....
それがきっとこの旅館ね!!
...ってことはここがその東洋の国、ほっかいどーなの!?
とりあえず私たちはそれぞれの部屋に荷物を置く。
....もちろん部屋は藍や美歩、楓が一緒。
あと幸佳も同じ部屋だわ。さすがに山村たちと一緒にはできないものね。
「よーし、温泉行くっすよー!」
すると荷物を置いた美歩は何やらまた張り切っている。
おん....せん....?
「...どうしたの、きょとんとして。」
....っと、しまった。
あまりにもきょとんとしすぎて楓にツッコまれる。
温泉なんて文化、あっちの世界にはなかったから今日が入るのはじめて.....
なんて言えるわけないじゃん!!
「い、いやいやいや.....ここの温泉はどんな感じなのかなーって.....」
すると....
「そうですよね優衣奈ちゃん....!!なんて言ったってここは
北海道の有名どころ、定山渓の温泉で......!!」
藍が目を輝かせながらやってきた。
ち、近い近い近い....
「藍ってば相変わらずねー。
興味のある分野になるとすぐ饒舌になるんだから....」
「ご、ご、ごめんなさい....!私温泉入るの大好きで.....」
「...ま、気持ちは分かるよ、藍。なかなか温泉行く機会ないものね....」
すると藍は楓の手を握って強く頷く。
楓は藍と分かり合っていた。
「何してんっすかー!早く行くっすよー!」
一方、美歩と幸佳は既に準備をして待っている。
とりあえず私たちもその定山渓の温泉とやらに足を踏み入れるのであった.....
続く....
はじめまして、おとめtheルルです。
クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。
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