3男、手術を受ける
2021年1月、3男は足の手術を受けました。この手術をすることで、普段は4ヶ月毎にボトックス注射を受けているのですが、それをしなくて済むようになります。
ボトックス注射とは、足にピーンと力を入れさせている神経を麻痺させる為もので、その子、その子で本数が違います。3男は8本~12本受けてました。もっと多い子もいます。幼い頃はもちろん大泣き! 「先生のばかぁ~っ!!」 と、叫んでおりました。
なかなか手術に踏み切れなかったのは、最初に手術の話を聞いたとき、上の二人がまだ小学校高学年~中学生で気難しい時期だった、ということも理由の一つです。手術をすれば私が付き添いになるだろうから、それを避けたかったのでした。(長男も次男も、丁度学校で受難の時期でした。ああ、いろいろあったなぁ………)
もう一つの理由として、家庭の中に病弱だったり、介護を必要とする人がいると、子供・兄弟姉妹がめっちゃ我慢強くなってしまうことがある、ということを聞いたからでした。親が大変そうだからと、とことん我慢しちゃう子がいるそうです。
実際、知人の子供が中学生にして十二指腸潰瘍になったそうで、部活や進路で悩んでいたらしいのですが、親に話を聞いて貰いたくても言えなかったのだそう。病院でお医者様に「中学生でこの病気はストレスが原因だよ」と聞き、可哀想なことをした、と知人は言ってました。そういう話を伺って、上の子達に負担を強いたくなかったのでした。その方は2番目の子にハンデがあり、親の介護もしているご家庭でした。
我が家の場合、次男がそれに近いところがあります。今でも3男をよく構っているので、「3男はちゃんとやっていける道筋があるんだから、あなたはあなたで自分の友達を大事にしたり、なんなら一人暮らししたり、自分の人生を一番にしていいんだよー」とは話してるのですが、なかなか……。
あとは手術をしたイコール歩けるようになるとは限らない、というのもあります。痛い思いをして、本人も期待して、それでも歩けなかったら傷ついちゃうかなー、と。
でも小学生のうちに手術をする子もいます。何が正解かは分かりません。
手術は全身麻酔で……何時間だったっけ? うっ、先月のことをもう忘れてるっ。手術で全身麻酔と聞くと、大きな手術かと思われるかもしれませんが、普段注射をしている箇所をちょんちょんと切るだけです。なので、そんなに大きな手術ではありません。
寧ろ入院のメインは術後のリハビリ。入院期間は全部で3ヶ月の予定です。毎日リハビリして頂いてます(週末以外)。
足を動かすのは楽になったそうです。でも今までとは腰の使い方が違うようで、腰が痛いと言っていました。
うちの3男の場合は足に力が入りすぎて、逆に腰や背筋に力が入りにくい、といったものです。なので滅茶苦茶猫背です。椅子に座ってるときはまだ良いのですが、床に座ってゲームしてるときは、ほんと酷い姿勢。そのうちコルセットが必要になるぞ~、と脅しています。
以上、3男情報でした。同じ病気のお子さんを持つ親御さんにとって、少しでも情報を仕入れられればと思い、書いてみました。
この先、……今高1なので、進路とか就職とか、そういうことが過ぎたらまた体験を纏めようかと思います。同じようなハンデを持つのお子さんの情報提供になればと思い書いてみました。
では、今回はこの辺で。