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黒の魔女と無色の聖女  作者: にぃょ~ん
救国の少女?と魔女
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第5話 黒色

予約ミスってました。読んでくださった皆様感謝感激です。



「おばあちゃんだと?はっ。()()()()()に言ってやれよ。」


「ふ...。おばあさまにたてつこうなんて私には...。」


 拳とナイフの白兵戦。

 若干、“ロッソ”の方が体格が有利なので魔女を押している。ただし、どちらも軽口を叩く余裕があるレベルの攻防戦。

 

 どちらも自身の魔法の根幹を見せていない。魔女ははじめの位置替えと自身の体の修復以外には魔法を使用してはいない。“ロッソ”は自身の身体の強化と先程まで使用していた血の刃くらいである。


「単純な身体強化のみでここまでやれてるのは久しぶりで楽しいな。」


「私は一応、おばあさまに師事を受けてるの。貴女と同じでね。」


「はっ。だけど、それ以上に...。」


 “ロッソ”は速度を上げる。

 どちらも同様の技術。それに勝利するには相手よりも早く技を出せばよい。

 だから...


「血流を上げて速度を速めると...。やっぱり、強いやつとやらないと勘が鈍るみたいね。()()()()()()♪。」


 速度を上げて先手を打ったはずの“ロッソ”の目の前には、拳が存在した。

 魔女のみならず占星術師、錬金術師、剣士、一般の兵士達は戦場で0コンマの世界で自身の命の勝敗が決まる。魔法がいくら強かろうと発動される前に倒してしまえばいい。


 ()()()()時間をかけすぎた。

 ただし、魔女はとっておきを用意していた。それがなければ急な速度上昇についていけなかった魔女は負けていただろう。


 一瞬の油断。勝つのがとうぜんであったがための怠慢。


-------------------


「まっ、そうなりますよね。」


 淡々と“ロッソ”の反応を分析するジャンヌ。

 手にしているのはこの時代に存在するはずのないゲームコントローラー。それが使用される時代の600年以上前のフランスの片田舎の少女が、600年以上後の職業プロゲーマーと遜色...それ以上の手の動きで操作している。


―なんで、右手で殴ったのよ―


―そっちの方が早かったからですよぉ―


―ナイフの左手でやれば痛手を負わすことができたのに―


―魔女さんが両利きのが良くないんですよぉ。()()も微妙に難しいんですからぁ~―


「てめぇ。」


「遅い。」


 そこからは一方的であった。魔女の攻撃はすべて先を読んでいた。

 程なくして“ロッソ”は粉々に切られていた。


「こんなところですかね。早くかえ...。」


 ジャンヌの手に握られていたコントローラーが手から消え、ジャンヌは隠れていた茂みから出るために立ち上がろうとすると


「ひぅっ―。」


 ジャンヌの首元には後ろから刃が当てられていた。


一対一タイマンの勝負に手を出すのは感心しませんね。えぇ。」


「貴様!」


 近くにいたジルが咄嗟に抜剣しジャンヌを助けようとするが、カーンという甲高い音ともに剣がおられ、次に袈裟切りにあう。


「ふむ...。よけたとしても真っ二つの間合いの様な気がしましたがね。えぇ。」


「くそ...。」


 剣士としての圧倒的な実力差。

 次、ジャンヌに刃を向けている彼女に斬りかかれば待つのは死。そこまでジルに思い込ませるほどの実力差であった。


(さすがに出血が多い...。これでは、ご主人様にしから...。いや、そっちの方がいいのでは?)


「さて、邪魔者は始末しておきましょうかね。えぇ。」


 刃が少しでも横にずれればジャンヌの頭は胴体とおさらばすることになる。この時代、西洋において使用されている剣であれば運が良ければ助かることも有るかもしれない。しかしながら、彼女の持つ剣は極東の島国の刀。


「待ちなさい。そこの...。」


「あぁ。名乗っていませんでしたね。」


 魔女が女性の首元にナイフを向ける。

 ジャンヌの後ろに刀を持った女性がジャンヌの首元に刃を突きつけ、その後ろから魔女が女性の首元にナイフを突きつけるという非常にシュールな光景である。


「さすがにこのナイフは危ないですね。えぇ。」


 長い茶色の髪を一つに束ね、左目には片眼鏡をかけている。服装は極東の島国の女性用の着物を上に着て、下には男性用の馬乗り袴をはいている。それとは全く逆のブーツを履いているのだが異様にも似合っている。

 女性の持つ刀も相まって彼女の存在は異様以外の表現が見当たらない。


 女性は刀を鞘に収めると、歩き出す。


「私は“貴人”の“聖者アパスル”。名前は...伊勢守とお呼びくださいね。えぇ。どうぞお見知りおきを。」





おまけ 新キャラへの質問コーナー


ジャンヌ「伊勢守さんのご出身は?」

伊勢守「守秘義務に該当しますのでね。えぇ。」

ジャンヌ「所属は?」

伊勢守「教会ですね。えぇ。」

ジャンヌ「伊勢守は偽名ですよね。本名は?」

伊勢守「守秘義務に該当しますのでね。えぇ。後、伊勢守は偽名ではなく通り名ですね。えぇ。」

ジャンヌ「大体、語尾?というか話の最後に“えぇ”とつきますが口癖ですか?」

伊勢守「そうですね。えぇ。大体、最後の文字の子音がえの音で終わると“えぇ”と同意するような感じで言ってしまいますね。えぇ。」

ジャンヌ「最後に、年齢は?」

伊勢守「...。守秘義務に該当しますのでね。...えぇ。」

ジャンヌ「...。(何でこんなの聞いてるんですかぁぁぁぁぁ。多分、このまま斬り殺されますぅぅぅぅぅっっぅ。)」


ロッソ”「俺は?」

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