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そして我が家のいたる所に、わたしが作った作品があった。
レース編みができるし、時々ぬいぐるみも作ったりするので、家の中は少女趣味っぽくなっていることに、今更ながら気付いた。
でも家族は何も言わず、置かせてくれている。
ホントは家族の趣味じゃないのだろうけど、わたしの作った作品だから、笑顔で置いてくれるんだ。
…わたしの作品をネットで購入してくれた人も、こんな風に部屋や家の中に置いてくれているのかな?
そして喜んでくれているのなら、嬉しい。
わたしは家の中をぐるっと一周した後、三階の父の仕事部屋に行った。
父はホームページの管理や、母の本の編集もしているので、三階の一室に仕事部屋を作っていた。
いっつも一人作業で、母は一階の調理部屋にいる。
あっ、ウチにはキッチンと調理部屋の二つがある。
家に入って左手側がリビングとキッチン、そして姉のアトリエ。
右手側に母の仕事部屋である調理部屋と、おフロ&トイレ、そして兄の仕事場へ続く地下室への階段がある。
家族が職を決めるたびに、ウチの家は増改築をしている。
そのお金はまあ…父が株で儲けた分から出ている。
大人しそうな顔をして、裏ではけっこうやることはやっている。
でもそれも愛する家族の為。
お金を問題にせず、好きな道に進ませる為の資金なのだ。
そういうとこ、父は黙っているけれど、感じ取れる。




