亡き母君、その文は私に重すぎませんか?
劉明珠でございます。
前回、屋敷の奥にしまわれていた小箱を開けました。
お菓子の箱ではございませんでした。
玉珠は、とても悔しそうでした。
ですが、私にとっては、悔しいで済む箱ではございません。
小箱の中にあったのは、櫛、簪、曹肇様と曹纂様の名札、産着の布。
そして、亡き母君の気配でした。
私は、曹肇様と曹纂様の母君の代わりにはなれません。
なるつもりもございません。
母君は、母君です。
私がこの屋敷へ来たからといって、いなかったことにはなりません。
忘れてよい方にもなりません。
そう申し上げたところ、曹肇様は鍵を渡してくださいました。
今度は、手を震わせずに……
たいへん困ります。
幼い若君に信じられるというのは、思っていたより重いことです。
曹纂様は眠ったまま私の袖をつかみ、曹肇様は起きたまま私のそばへ近づいてこられました。
同じ袖でも、意味が少し違います。
曹纂様は離れたくないからつかむ。
曹肇様は、選んでそばへ来る。
その違いが分かってしまう程度には、私もこの屋敷に慣れてきてしまったようです。
たいへん不本意です。
そして、小箱の底には、まだ古びた紙包みが残っておりました。
亡き母君が、文烈様へ残した文。
文烈様は、それを私に見せよと曹肇様へ託しておられたそうです。
ただし、条件つきです。
私が、母君を消さぬと言ったなら……
文烈様――
あなたは西へ向かわれたはずです。
なのに、なぜここまで人の退路を読んでおられるのですか?
今回は、その文を読むお話です。
亡き方の文ほど、返事に困るものはございません。
生きている方なら、皮肉の一つも返せます。
けれど亡き方は、黙ったまま、こちらの胸へ重いものを置いていかれます。
父上――
あなたの娘は、敵地で亡き母君の文を読むことになりました。
曹休家は、どうやら文まで強いようでございます。
たいへん困ります。
亡き方の文ほど、返事に困るものはございません。
生きている方なら、皮肉の一つも返せます。
困ります、と言うこともできます。
少しは手加減してください、と恨み言を申し上げることもできます。
けれど、亡き方は黙っておられます。
黙ったまま、こちらの胸へ重いものを置いていくのです。
小箱の底に、その文はありました。
封はされていません。
けれど開かれた跡もありません。
亡き奥方が、文烈様へ残した文。
そして文烈様は、それを私に見せよと曹肇様へ託しておられました。
明珠殿が、母上を消さぬと言ったなら、見せよ。
そう聞いた瞬間から、私はすでに逃げ道を失っております。
たいへん困ります。
この屋敷は、生きている方も亡き方も、私の退路を塞ぐのがお上手です。
「一緒に、読んでくれるか?」
曹肇様がそう仰いました。
小さな声です。
けれど、その声は私の袖をつかんで離しません。
曹纂様は眠りながら私の片袖を握っています。
曹肇様は起きたまま、もう片方の袖に触れています。
両袖です。
私はまたしても拘束されました。
若君方は、曹休家の血筋だけあって、包囲がたいへん巧みでございます。
「曹肇様」
「何だ」
「本当に、よろしいのですか?」
「父上が、よいと言った」
「私が伺っているのは……」
そこまで言うと、曹肇様は少しだけ目を伏せました。
先ほどと同じことを聞かれると分かっていた顔です。
「私も、読んでほしい」
その答えは、小さいのに、まっすぐでした。
私は、断る言葉を探しました。
探しましたが、見つかりません。
亡き母君の文。
それを、この子が一人で読むには重すぎます。
かといって、私が隣で読むには近すぎます。
近すぎて、息がしにくい。
「玉珠」
「はい」
「静かにできますか?」
玉珠は胸を張りました。
「できます」
「本当に?」
「たぶん」
なぜ胸を張れるのですか。
そこは少し疑問です。
けれど、玉珠の顔もいつもより真剣でした。
小箱がお菓子でないことは、もう分かっております。
この妹でも、大事なものの前では少しだけ静かになります。
少しだけ、ですが……
私は古びた紙包みに手を伸ばしました。
指先が触れる寸前で、また止まります。
触れてよいのか?
開いてよいのか?
私はこの方の何なのか?
文烈様の妻。
曹肇様と曹纂様のそばにいる者。
けれど、この文を書いた方からすれば、私は後からこの家へ来た女です。
いえ、まだ文の中の方は私を知りません。
知らないのに、私を待っていたような気がするのです。
それがいちばん困ります。
私は包みを開きました。
紙は古びています。
けれど文字は、思ったよりしっかりしていました。
弱りながら書いた文ではありません。
覚悟して書いた文です。
そのことが、かえって痛い。
私は息を整え、読み始めました。
文烈様。
この文をお読みになる時、私はもう、あなたのそばにいないかもしれません。
肇と纂のことを思うと、胸が裂けます。
肇は、泣かぬふりをするでしょう。
あの子は幼いのに、もう兄であろうとします。
纂は、私の顔を覚えていられないかもしれません。
それが何よりつらい。
けれど、どうか、あの子たちに母がいなかったとは言わないでください。
私はおりました。
あの子たちを抱きました。
名を呼びました。
熱が出れば眠れず、泣けば胸が痛み、笑えばそれだけで生きていてよかったと思いました。
そこまで読んで、曹肇様の指が私の袖を強くつかみました。
曹纂様の手ではありません。
曹肇様の手です。
私は文から目を離しませんでした。
離せば、曹肇様の顔を見てしまいます。
その顔を見たら、読めなくなりそうでした。
文は続いています。
どうか、私を覚えていてください。
けれど、私だけであの子たちを縛らないでください。
もし、いつかあなたが別の方を迎えるなら……
その方を、私の代わりにしないでください。
私は私です。
その方は、その方です。
肇と纂の母が私であることは変わりません。
けれど、その方が私になれないことで責められるいわれもありません。
私は息を止めました。
文烈様――
これは、あなた宛ての文でございましょう。
なのに、なぜ私の胸を刺しに来るのですか。
亡き方まで、私へ向かって真っ直ぐ歩いてこられます。
たいへん困ります。
私は続きを読みました。
あの子たちが、私を恋しがって泣く日があるかもしれません。
その時、その方を責めないでください。
私がいない寂しさを、その方の罪にしないでください。
あの子たちがその方に懐いたなら、どうか喜んでください。
私を忘れたのだと思わないでください。
子が誰かの手を求めることは、母を捨てることではありません。
生きるためです。
あの子たちが生きるために伸ばした手を、私の影で払い落とさないでください。
曹肇様が、小さく息を吸いました。
玉珠は黙っています。
曹纂様だけが、静かに眠っています。
眠っている曹纂様は、この文の重さを知りません。
けれど、その小さな手は、私の袖をつかんだままです。
私は喉の奥が詰まるのを感じました。
泣きません。
泣きませんが、文というものは本当に始末が悪い。
刃物なら避けられます。
文は、避けようとした時には、もう胸に入っております。
私は、最後まで読みました。
後に来る方が、肇と纂を憎まずにいてくださるなら……
どうか、その方を大事になさってください。
あの子たちのためだけではありません。
その方のためにも。
母のいない子を抱く方は、きっと難しい道を歩かれます。
私の影を恐れる日もあるでしょう。
私と比べられる日もあるでしょう。
あの子たちの涙に傷つく日もあるでしょう。
その時、あなたがその方を一人にしないでください。
私を忘れよとは申しません。
ただ、私を盾にして、その方を傷つけないでください。
もし、あの子たちがその方の袖をつかむ日が来たなら……
それは、私を捨てた日ではありません。
あの子たちが、もう一度、人の温もりを信じた日です。
どうか叱らず、喜んでください。
文烈様。
肇と纂を、お願いいたします。
そして、いつか後に来る方がいるなら……
その方も、どうか守ってください。
文は、そこで終わっていました。
私は動けませんでした。
玉珠も黙っていました。
本当に黙っています。
珍しいなどと言ってはいけない場面です。
けれど、珍しいものは珍しいのです。
曹肇様は、私の袖をつかんだまま俯いていました。
小さな肩が、わずかに震えています。
泣いているのではありません。
泣かないようにしているのです。
「曹肇様」
私が呼ぶと、曹肇様は顔を上げませんでした。
「母上は」
声が、かすれていました。
「明珠殿を、怒っていないのか」
「私のことを書かれた文ではございません」
そう答えると、曹肇様は首を横に振りました。
「でも、今は明珠殿だ」
私は言葉を失いました。
今は明珠殿――
その一言が、あまりに重い……
亡き母君は、私の名を知りません。
私の顔も知りません。
劉備玄徳の娘が、曹休家へ来るなど考えてもおられなかったでしょう。
それなのに、その文は確かに私の前にあります。
後に来る方。
母のいない子の袖をつかまれる方。
私の影を恐れるかもしれない方。
どうやら、その席に座らされているのは私のようです。
たいへん困ります。
亡き方にまで気遣われては、皮肉の返し先がございません。
「母君は、お優しい方だったのですね」
私がそう言うと、曹肇様は小さく頷きました。
「覚えていないことも多い」
「はい」
「でも、優しかった気がする」
「それでよろしいのです」
「少ししか覚えていない」
「少しでも、嘘ではございません」
曹肇様は、しばらく黙っていました。
それから、私を見上げました。
目が赤くなっています。
それでも、涙はこぼしていません。
本当に、泣かない子です。
泣かないことと、寂しくないことは同じではない。
文烈様の言葉が、また胸の奥で響きました。
「明珠殿」
「はい」
「母上のことを、纂に話す時」
小さな声でした。
「一緒にいてくれるか?」
玉珠が息を呑みました。
曹纂様は眠っています。
その寝顔は、何も知りません。
母君の顔を覚えていないことも、自分のために兄が何かを背負おうとしていることも、まだ知りません。
私は答えねばなりませんでした。
けれど、簡単に頷いてよいことではありません。
母君の話です。
曹肇様の記憶です。
曹纂様の失ったものです。
そして、私が勝手に踏み込んではならない場所です。
「私で、よろしいのですか?」
曹肇様は、今度は迷いませんでした。
「明珠殿がよい」
困ります。
本当に困ります。
そういう言葉を、幼い子どもが真っ直ぐ言ってはいけません。
大人の心は、思っているより脆いのです。
「……分かりました」
ようやく、それだけ言いました。
「曹肇様が母君のお話をなさる時、私でよろしければ、そばにおります」
曹肇様の手が、私の袖を少し強くつかみました。
曹纂様とは違います。
泣いて離れまいとする手ではありません。
自分で選んで、こちらへ伸ばされた手です。
私はその手を振りほどけませんでした。
玉珠が小さな声で言いました。
「亡くなった母上も、姉上を困らせるの?」
「玉珠」
「でも、文烈様も文で姉上を困らせて、母上も文で姉上を困らせています」
「そういう言い方は……」
私は言いかけて、少し黙りました。
否定しきれません。
たいへん不本意ですが、少し合っています。
「……少しだけ、合っています」
玉珠は真剣に頷きました。
「曹休家は、文が強いね」
やめなさい。
間違ってはいませんが、やめなさい。
私は亡き母君の文を、そっと折り直しました。
先ほどまでより、紙が重く感じます。
小箱の中へ戻すべきか。
私が預かるべきか。
それすら、すぐには決められません。
この文は、ただの遺文ではありません。
亡き方が、未来の誰かを守るために残した盾です。
そしてどうやら、その盾の陰に入れられているのは私です。
守られることにも、覚悟がいるのですね。
初めて知りました。
その時、廊下の向こうから足音が近づいてきました。
侍女が、戸の外で膝をつく気配がします。
「奥方様」
その呼び方には、まだ慣れておりません。
慣れていないのに、最近少しずつ逃げ場がなくなっております。
「丞相様より、使者が参っております」
丞相様――
文烈様が一緒に西方へ向かわれている方です。
私の指が、亡き母君の文の上で止まりました。
曹肇様も顔を上げます。
玉珠が、小さく口を開けました。
「文烈様?」
侍女の声は、少し硬かったです。
「文烈様よりではございません」
その一言で、部屋の空気が冷えました。
私は文を握りしめないよう、必死に指へ力を入れました。
亡き母君の文を読んだばかりです。
ここで生きている方の報せまで重くなるなど、あまりに順番が悪すぎます。
いえ。
この世に、順番の良い苦労などあるのでしょうか。
私は顔を上げました。
「何用です?」
戸の外で、侍女が静かに答えました。
「丞相様より、急ぎの文にございます」
たいへん困ります。
小箱の底には、亡き母君の文があります。
私の袖には、曹肇様と曹纂様の手があります。
そして今度は、丞相様からの文です。
文烈様――
あなたの不在は、静かになるどころか、文ばかり増えてまいります。
私は、まだ一つ目の重さも置き場を決められておりません。
それなのに、次の文が戸の外で待っているのです。
劉玉珠です。
今回は、亡き母上の文を読みました。
正しく言うと、姉上が読みました。
玉珠は聞いていました。
静かにしました。
たぶん、ちゃんと静かでした。
お菓子も食べていません。
音が出るといけないと思ったからです。
玉珠は偉いです。
たぶん――
小箱の底にあった文は、亡き母上が文烈様へ残した文でした。
亡き母上は、曹肇と曹纂様の母上です。
姉上は、その文を読む前から困った顔をしていました。
でも、読んだ後は、もっと困った顔になりました。
亡き方の文は、返事に困るそうです。
生きている人なら、姉上は皮肉を言えます。
困ります、とも言えます。
でも、亡き方には言えません。
亡き方は黙っています。
黙っているのに、姉上を困らせます。
文烈様も文で姉上を困らせます。
亡き母上も文で姉上を困らせます。
曹休家は、文が強いです。
玉珠は、そう思いました。
姉上は、少しだけ合っています、と言いました。
少しだけでも合っているなら、たぶん合っています。
亡き母上の文には、曹肇と曹纂様のことが書かれていました。
曹肇は、泣かぬふりをするでしょう。
纂は、私の顔を覚えていられないかもしれません。
そう書かれていました。
玉珠は、胸が少し苦しくなりました。
曹肇は本当に泣きません。
でも、姉上の袖をつかみました。
泣かない人も、袖はつかむのだと思います。
曹纂様は眠っていました。
母上の文を聞いていません。
でも、姉上の袖は離していませんでした。
亡き母上は、あの子たちに母がいなかったとは言わないでください、と書いていました。
私はおりました、と書いていました。
抱きました。
名を呼びました。
泣けば胸が痛み、笑えば生きていてよかったと思いました。
玉珠は、それを聞いて、亡き母上は本当に母上だったのだと思いました。
いなくなったから、いなかったことになるわけではありません。
姉上も、前に同じようなことを言っていました。
母君は、母君です。
姉上は、そう言いました。
亡き母上も、文の中で同じようなことを言っていました。
私は私です。
その方は、その方です。
玉珠は、少し分かりました。
母上は母上です。
姉上は姉上です。
誰かが来ても、誰かが消えるわけではありません。
でも、それを分かるのは、少し難しいです。
曹肇には、もっと難しかったと思います。
亡き母上は、後に来る方を私の代わりにしないでください、と書いていました。
その方が私になれないことで責められるいわれはありません、とも書いていました。
玉珠は、姉上の顔を見ました。
姉上は黙っていました。
でも、黙っている時の姉上は、だいたい心の中がうるさいです。
亡き母上は、姉上の名前を知りません。
姉上の顔も知りません。
でも、今は姉上です。
曹肇も、そう言いました。
でも、今は明珠殿だ。
その時、姉上は言葉を失いました。
姉上が言葉を失うのは、珍しいです。
皮肉はたくさんあるのに、こういう時は出てきません。
亡き母上の文は、姉上の皮肉より強かったのだと思います。
亡き母上は、あの子たちが後に来る方に懐いたなら、喜んでください、と書いていました。
母を忘れたのではない。
生きるためです。
人の温もりを信じた日です。
そう書いていました。
玉珠は、曹纂様の手を見ました。
曹纂様は、眠りながら姉上の袖をつかんでいました。
曹肇の手も、姉上の袖にありました。
曹纂様は、離れたくないからつかみます。
曹肇は、そばにいてほしいから触れます。
二人とも、姉上の温もりを少し信じ始めているのだと思います。
亡き母上は、それを怒っていませんでした。
むしろ、喜んでくださいと書いていました。
曹肇は、母上は明珠殿を怒っていないのか、と聞きました。
姉上は、自分のことを書かれた文ではございません、と言いました。
でも、曹肇は言いました。
でも、今は明珠殿だ。
玉珠は、その時の曹肇の声を覚えています。
少し震えていました。
でも、ちゃんと姉上を見ていました。
曹肇は、姉上に、母上のことを纂に話す時、一緒にいてくれるかと聞きました。
これは、とても大事なお願いだと思います。
お菓子を半分ください、より大事です。
たぶん、お菓子を全部ください、より大事です。
姉上はすぐには答えませんでした。
姉上は、軽く頷いてよいことではないと分かっていたのだと思います。
でも最後には、そばにおります、と言いました。
曹肇の手が、姉上の袖を少し強くつかみました。
姉上は、その手を振りほどきませんでした。
玉珠は見ました。
姉上は、逃げませんでした。
姉上は、口では困りますと言います。
たいへん困りますとも言います。
でも、本当に大事な時は、逃げません。
だから曹肇も、姉上のそばに来るのだと思います。
亡き母上の文は、とても重かったです。
お菓子より重いです。
餅よりも重いです。
たぶん、箱ごとの餅よりも重いです。
でも、怖いだけの重さではありませんでした。
亡き母上は、曹肇と曹纂様を守っていました。
文烈様も守っていました。
それから、まだ知らない後に来る方も守ろうとしていました。
今は、その後に来る方が姉上です。
姉上は、守られることにも覚悟がいるのですね、と言っていました。
玉珠には、少し難しいです。
でも、守られるのも重いのだと思います。
守る方も大変です。
守られる方も大変です。
大人は大変です。
玉珠は、お菓子を食べる方がよいです。
でも、今回は食べませんでした。
偉いです。
最後に、また文が来ました。
丞相様からです。
玉珠は、文烈様かと思いました。
でも違いました。
文烈様よりではありませんでした。
丞相様からの急ぎの文だそうです。
急ぎの文です。
急ぎのお菓子なら、少し嬉しいです。
でも、急ぎの文は、たぶん嬉しくありません。
姉上の顔も、また少し硬くなりました。
亡き母上の文だけでも重かったのに、また文です。
曹休家は、やっぱり文が強いです。
次回は、その文を読むのでしょうか。
少し怖いです。
文烈様は西に向かっています。
姉上は、たぶんまた困った顔をします。
曹肇も、たぶん姉上のそばにいると思います。
曹纂様は、たぶん袖をつかんでいます。
玉珠は、ちゃんと見ています。
できれば、静かに見ています。
でも、丞相様の文は怖そうなので、お菓子は少しだけ持っておきたいです。
音を立てずに食べられるものを探そうと思います。




