↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界樹育成クエスト進行しますか?  作者: 生きてる餅
街の生活、ボクの選択
93/95

差はどうにもならない

そんなもんかーと頷くブルレ。

いや若くない?まだぎり幼いって言えると思うんだけど。

幼い、を抜け出してるとしても小さい子供であることにかわりないでしょ。


「あら天使様なんだかとても驚いているのね?」

「ん?あぁ、まじだな。もうちょい上だと思ってたか?まぁこの年にしちゃ背があるしな」

「そうね、私もエリーも、ちょっと大きいから」


いや10歳そこらで、もう少し上かもなんて考えてたんだけど。


「えーっと、ここら辺って何歳くらいから働きだす感じ?」

「労働?そうね、簡単な家の手伝いを4歳か5歳くらいかしら」

「立って歩いてそれなりに話せるようになるのがそれくらいだしなー。いいとこの子が勉強始めるのもそれくらいだろ」

「えぇ、この学校も5歳からの受け入れだわ」

「7、8くらいで手伝いを抜けて見習いになる感じだなー。家を継ぐにしろ他にいくにしろ」


か、価値観の違いぃ。

けらりとブルレが頭をなでてくる。


「おチビは寿命が長い種族みたいだからびっくりしたか?」

「あぁ、長命な種族の方はこういったところに驚くのね」

「これでも世界樹聖堂の登録されてる人間種の中では寿命が長いほうなんだぜ?短いとこだと10年とかそこらだからな」

「わ、わぁ……………」


シロ(ボク)としての感覚ならよくある種族差なんだけど俺の感覚が根強く残ってるものだから、頭が衝撃からなかなか戻ってきてくれない。


「嬢ちゃんらくらいだったら、さすがに独り立ちにはちと早いが働いててもおかしくはねぇな。そりゃぁ、大人よりは量とか難易度は下げるぜ?さぼって遊びにいっちまうのも計算にいれてな」

「それで頼まれていたことを忘れて、ご飯を食べに帰って怒られるのよね」


からからくすくす笑う2人からは悲壮感は感じられない。

ま、ボクが口をだすようなことじゃないし、出したとこでどうにもならないしね。


「だからね、天使様はそんなに気にしないでくださいな。私達はもう半分大人で、自分で考えながら、選んで、生きていますから」

「……………わかった。だから、まーさんもこれ以上は気にしないで。本人からの謝罪もあったし」

「――――えぇ、ありがとう」


ほんのりとしたやわらかい笑顔。

たぶんこれが彼女の普段の顔なんだろう。


お互いにくすくす笑いあっていると、さっきボクらが通ってきたほうから扉が勢いよく開閉した音が響いた。

何事かと視線をそっちへ向ける。

苛立った足音とそれを追いかけるヒールの音がどんどん近づいてくる。


「あーもうしつっこいのよあの男!」


そう声を荒げながら飛び込んできたのは今ちょっと話題にしていたエリーだった。

そして、その後ろからきたのは少し懐かしい人だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。