初めてのでぇとは波乱万丈 4
無駄だと言われたのに逃げたおねーさん達の捕獲は後日になったらしい。どうやらもっとも恥ずかしいと思う場所にて公開処刑と決まったようだ。
改めて、慧ちゃん何者? と思わなくもないけど、慧ちゃんは慧ちゃんなのでその辺はスルーで。突っ込んでたらキリがないし疲れるもの。
まぁとにかく、わざわざ遠くまできて恥かいた挙げ句終了宣告受けたおねーさん達には、私達のデートを邪魔した責任も込みでざまぁが下されるそうなので、見たいから映像データ希望しといた。
「せっかくのふたりきりだったのに」
「慧ちゃんのイケメンオーラをなんとかしないと無理なんじゃね?」
「初めてのでぇとは1回しかないのに」
「恥ずかしいからやめなさい」
「ほら、新鮮」
シャーっ、と威嚇しといた。猫かよ! いや、慧ちゃんにかかれば私なんて子猫のかわいい威嚇同然だろうな。
晩ごはんをオシャレなレストランで食べて、家まで送ってもらう。
玄関で向かい合って、今度は私がお見送りなんだけど、慧ちゃんが中々私の手をはなそうとしない。邪魔が入ったのが相当気に入らないらしい。なので、明日仕切り直してもらうことにした。
日曜だから遠出はキツいけど、近場ならまぁなんとかなるだろうし。
途端に明日のプランを考えるために帰ることになった。慧ちゃん、どんだけー。
「じゃぁ、明日」
「うん」
バイバイと手を振ると、車まで行ってた慧ちゃんが走って戻って来た。忘れ物か?
ちゅっ
……ん?
「じゃあね!」
いや、待て。なにその嬉しそうな顔としてやったりな顔。イケメンがするとどんな表情もイケメンだな、おい。って違う!
ちゅっ? 私の唇からした音と、間近にあった慧ちゃんの顔。アンサーはひとつである。
「っ慧ちゃーーん!?」
「あははは」
私のファーストキスーーーー!!
またネタができたら書きます。




