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第95話 スキー、スノボー、そり、空、鳥

 雪が降った…時期的にはあっているようないないような…


 積もるほどではなかったが前世以来の光景に心がわくわくした…


 森に行かねば…積もってるであろう雪山にスキーをしに向かわねば…


 空を飛び良さげな雪山を探すところから始めるのだが…寒い…冷え冷え…


 こういう時のために結界を体に沿うように…いや前方を尖らせる形で展開、空気圧分散効果を付与して風を徹底的に排除した…


 以前行ったはげ山付近がいい感じだったのでそこに行くことに決めた。ロック鳥の棲み処ではあるが、雪のせいで活発ではないらしいので、雪の積もったそこで楽しむことに決めた。


 本来であれば大草原の山があるのが好ましかったが、自然でそうできてるのは近場にはないみたい…アルプスってそんな感じなのかな?モンゴルとかか?標高が基本的に高くないと天然物はないのかな?


 一旦屋敷に戻り準備をしていく。


 必要なものは防寒具!水をはじく素材でありつつ、しっかり羽毛が入った服、厚手の靴下と強度のあるブーツ!手袋、ニット帽、ネックウォーマー、ゴーグル…リュックサックは…いらないかな?収納があればいつでも取り出せるし…スキー板やスノーボードは作れるし‥問題ないな…


 遭難する可能性も考えたアウトグッズもしっかり携えて、いざ!


 トムとラヴェを連れて雪山もといはげ山に向かった…


 簡易的に滑れるくらいにはなっているが…岩肌でもあったのでところどころ露出している部分が怖い…


 テキトーに雪を集め、滑る場所にまとめて多少固めた…雪崩が起きないか心配だったので何層になるように最新の注意を払って専用ゲレンデを作成した。


 気付けば夕方…


 今日はちょっと離れた山の上で一泊することにした…造形魔法で家を作り、簡易別荘をくみ上げていく‥


 あの日に作ったものがここで日の目を見ることになるなんて…!メチャ便利だ‥拡張魔法も素晴らしい!!なんて過ごしやすいんだ!ちょっと寒いけど…そこは温度調整して快適を保っていった…


 夕食は3人で鍋をすることにした。この間から漬けっぱなしのコイも出し,いろんな具材を突っ込んだ鍋になった。いろんな具材から出汁が出ていい感じに腹も膨れたので、残りは次の日に朝に雑炊になった…これもベリーベリーウマしだった‥


 朝、ゲレンデはいい感じに固まっていた。新雪というには硬く、踏み固められた雪よりも柔らかい絶妙な硬さ…山頂付近に行く。


 山頂付近はなだらかで平面に近い…まずはスキー板から装着…ストックも着けてそのまま待機してもらう。


「マイク様!!!これどうすればいいんですか!!滑っていきそうなんですけど!!!」

「滑るんだよ!!!!この坂から勢いよく滑って降りるんだよぉぉ!!!」

「えええ!!!!?なんのために????」

「まずはついてこい!!脚は内またにすれば、スピードが出ないようになってるから、重心位置をしっかり真ん中に持ってあとは身を任せろ!!転ぶときは横に行け!!正面だと止まらねぇからな!!!」

「え?そんな急には…」

「ゆっくりだ、最初は…行くぞ!!!」


「ひゃっほ~~い!!!」

「うっひゃぁぁぁ!!!」

「ちょっと待て!!!さっきの約束なんだったんだ!!おいて行かないで!!」

「大丈夫大丈夫!!ゆっくりだ!!慌てんな!集中しろ!!!」

「そんなこといっても、うわっ!あぶねぇ!!」

「真っすぐ来んな!斜めにジグザグにスピード落とせ!!」

「どうやってやるんすか?」

「左右の重心の位置を変えろ右に体重かければ右に進むやろ!!」

「…ほんとだ!!」

「ターンしろっ!岩場に突っ込むぞ!!ラヴェはそこで待っててくれ!!」

「ええ!!死ぬぅぅう!!たーぁぁぁん!!!」「分かりましたマイク様!!!」


 トムになんとかスキーを楽しませることに成功して、ラヴェを重力魔法で頂上に戻した…二人のロマンスをサポートしてやろう…ふふふっ…


「マイク様!!アブなぁぁぁい!!!」


「なにしてんだ!突っ込んでくる相手こっちじゃねぇよ!!!」

「すみません!!でもマイク様がボォーっとしてるから…」

「もう一回頂上行くぞ!!」


 何度か繰り返してから、スノボに切り替えた…


「こっちは何ですか?横になって下っていくんですか?」

「そう!半身状態であっち行ったりこっち行ったりする…」


 そうして一人でスノボで滑り倒した。怖かったジャンプとかにもチャレンジできた…メチャクチャ楽しい!!何回転してんのか分からなくなったが、失敗しようもないのでこの体すごいわ!!


 マネしてラヴェもできる範囲でスキーで一回転したりしてた…トムは止めておいた…こいつは絶望的に運動神経が足りない…身体強化使って今の状態なのを自覚してほしい。


 飽きたらしいのでそりに乗って一緒に急降下した!!


 耳元で声張り過ぎて耳とれた…

 コイツマジふざけんな!!


 ジャンプ台に進路変更して空中で意識を失ったトム…そのままそりに乗せて小屋にぶち込んでおいた…


 ついでに昼飯を食べに戻り、カレーを作って食べた‥うまいうまい‥

 レトルトカレーを用意してもいいかもな…あのプラスチックの袋作れないかな…?


 食べ終わるとトムが起きたのでカレーを食べさせておいて、ラヴェともう一度ゲレンデに行ったらロック鳥が騒いでてるオレたちに攻撃してきた…ウザ…こっちが楽しんでんだから静かにしてほしい…


「ゲレンデが解けるじゃねぇか!!絶好調かっ!コノヤロー!!」


 水魔法で撃ち落として撃退しておいた…とりあえず泣き叫んでいるので帰ることにした‥面倒ごとはごめんだな…

 コイツ去年のしゃべる個体だ…使役しようかな…いやいらないな…


 簡易別荘を片付け、空を飛んで王都に帰還した…

 そのあとロック鳥が暴れまわったらしいがよく知らない…



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