第84話 携帯用別荘一式
日帰りキャンプから帰ってきて別荘の建築案をスプマンテと思案していた。
基本的には土属性の造形魔法でいいとしても内装は木の温かみは欲しい。ゆっくりくつろぐ気満々であるが大事じゃん!ある程度決まった形の建築キットがあれば楽だけど…そこまで便利な魔法はさすがにない。
ただ魔道具の中には拡張魔法が施してあるテントがあり、前世の一人用テントの大きさでもモンゴルのテントくらい広がるらしい。とりあえずそれを見に行くことになった。お金の方はたくさんあるので問題ない。
「マイク様、そのテントならもう買われています」
「普通のテントじゃなかったの?」
「いえ、テントには拡張魔法が施してありますし、寝袋には睡眠魔法と覚醒魔法が施してあります。他の道具もいろんな魔法が付与されております。」
ただのアウトドアグッズの店ではなかったみたい…ゴーグルにも浮き輪にもあるみたい…エアバッグマットレスには便利に空気が魔力で入るようになっているし、軽さもあってかなり助かるかも…
別荘なんかいらないかな…
ありもので充分だと感じた時ってモチベーションが死ぬほどなくなるよね…
ただせっかくだし出先でゆったりできるグッズを集めよう!!
簡易イスとかも支柱を造形魔法でその場で作れるようにしちゃえば、布持ってるだけで済むし、ササッとデザインしちゃおう!
絨毯と造形魔法で作った机を彩るようなテーブルクロスとか?とりつくる装具をラヴェにお願いしておこう。一通りメモに記しラヴェに任せた。
家具は大体ありもので行けるようになったので内装を整えるためのフローリングを作ることにした。まずは材木屋にレッツラ!
材木屋は貴族街にある職人ギルド受付で注文できるのでラヴェについでに行ってもらおうと思ったが、自分で行くことにした。久しぶりにアーロンをお供につけてヘラヘラ歩いていく。
角材とフローリング用の床材、ニスなど防腐剤と、断熱材…こんなものかな、接着剤も買っておくか…クギって使わないよな?どう固定するんだろう?
仕入れたものを収納して屋敷に戻り、疑似的な別荘を作成していく。大きさはそこまで必要ない。コテージのイメージで玄関付近も突き出た感じに床材を配置。念動魔法で浮かせたまま基礎をサクッと作り、床支えに十字になるように角材を組み、床材を下ろす。
とりあえず固定魔法でそれぞれを固め、完全に動かないように造形魔法でカベを作っていく。一面はスケベにガラスにしてしまった。開放感すげぇ!!ドア付けて窓も作ってみた。開き戸ではなくスライド式の方で作った。かなり良いかもしれない。
屋根も着けて二階にも窓を設置。二階の床は造形魔法の石材だけど、とりあえず外観というか仕切りができたので空間を認識できるわけだ!つまり拡張魔法を行使できるようになった!初めて使うけど、そこまで魔力を持っていかれない…良き魔法だ…
かなり広くなった。6畳くらいのスペースしかない建物が前世でも大量生産されてた一軒家くらいにはなった。ただっ広い部屋が二つできただけだが、拡張魔法のせいで階段がの幅がすごい。引き延ばされすぎだろ…この辺はもっとご都合合わせて来いよ…
仕方ないので拡張した状態で微調節を加えることにした。ラヴェも戻ってきたのでもう一度床材をもらいに行ってもらい、その隙に階段を直し、1階の配置を決めていく。
まず階段下に便所を設置穴を空けて外につなげるようにしておく。壁も必要なので床に跡が必要なことが分かりペンで印をつけておいた。造形魔法を行使するときに気を付ければ問題ないだろう。流しは…必要になったら作ればいいな…
絨毯を敷いて送風機能で膨らむソファーを設置、机やイスを造形魔法でテキトーに設置する…
…………他何置けばいいんだろう?
え?こんな貧相なのか…置くモノなさすぎない?必要なものってこんな少ないのか…床カーペットにするか?
テレビってないの?必要だな…家具として…あるだけで落ち着くもんな、ソファーの向かいに何も見るモノがない。ガラス越しの厩舎しか見えない…なんだこれ?いるのか別荘…
早くも飽きモードの中、ラヴェが再度お使いから戻る。
「マイク様、少し余分にいただいてきました」
「うん、一旦拡張魔法を切ってから2階の床に敷こうか…」
同じサイズ注文になっていたので一旦屋根を解体して、上から搬入しつつ敷いてゆく…二階に角材いらないかと思ったけど保管・再使用が楽なのでパパッと揃えていく。あっという間に二階の床を作り階段に着手する。
造形魔法を解除したときに階段を折りたためるようにしておきたいのでちょっとだけ細工を考えつつ設置していく。
ちょうどいい感じに角材の長さが余っているので、ハシゴ2つ作ってスライド式になるように階段の段の部分を同じ規格に組んでいく…ハシゴ二つはいらんかったな…
拡張してないので細い階段だが、屋根を付けなおし再度拡張魔法をかける…
うん良くなってる…良きかも…配置をし直してラヴェに整えてもらうとあら不思議!高級コテージに早変わりだわ!きゃっほ~い!!二階もエアバックマットレスにシーツがかかっていれば、わからないしいい感じだ…外出用の枕を作ろう!低反発のヤツ…今なら造形魔法で行けそうな気がする!!!
はっ…!!!
さっそく寝てみる…
うん、何が?……岩だよね!!誰だよ!?イケるとか思った奴!!!
気を取り直して、中途半端なヨギボーことダメファーを置いたり、空調調節ができる魔道具を置いたり、なんとなく整えていった…
結果、中は快適になっただ収納に負担がかかることになった。悪くないけど良くもないな…要改良必須ということで、中のモノを一旦全部出して拡張魔法を切る…
外に出て思うことはせっかく玄関側に作ったテラスがなんの意味もない…ここに机とイス置いて自然の中でご飯食べよう計画なんだが…裏庭のせいか…よくないように見える。
一応雨が降ったら即壁から屋根を生やすとかはできるけど…場所によってはいらないかも…
最悪造形魔法で何とかなるしな…あ、これは元も子もないか…
仕方ないのでテラスはそのままにすることにした。完成!
これで携帯用の別荘が完成した…どこで保管しようか…あとニスも塗らなきゃ…
造形魔法を解きながら、そんなことを考えるマイクであった…
自分で書いててどうゆう状況か分からなくなる…AIで画像生成できるかな…できたらいいな…




