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第35話 毟って洗って乾かして

 しばらくマットレスを作っていた。スプリングをひたすら作り布で包む…ラヴェに手伝ってもらいトムにも手伝わせコツコツ作る…


 スプリングで痛くならないようにクッションになる素材を用意したり、長く使っても形が崩れないように工夫して今までのベッドよりかなりいいできになった。


 完成したときは3人で跳ね回った…楽しかった…


 しばらくして頼んでいた羽毛が届いた!ついでに枕も届いてた…枕は良い感じ樹脂を加工して低反発を実現した通気性のいい枕になっている…果たしていつまでもつかな…


 さて届いたはもうは二つの袋に分けられていた。そして気付いた…これ足らんくない?って…


 もう一度依頼を出す前に羽毛を確認…袋の時点でだいぶよさそう…たださすがにデカい羽根も入っていて重増しがすごい。仕分けをするとわかる少なさ…ひどいな…

 ただ柔らかさはしっかりホテルの枕くらいある…


 そうか胸のあたりの羽だけなんだっけ…


 何の魔物だっけ…キメラ鴨と三つ首ハクチョウだっけ…?一回自分でも見ておいた方がいいかな…冬もすぐだし…なんなら普通のカモやアヒルやガチョウからもパクってこよう!


 とりあえず冒険者ギルドに依頼を出しに行った。


 この間の倍くらいの量を頼んだら、遠くまで行かないといけないらしく値段が上がった。まぁいいよ収入は上がってるし…問題ない。

 ステータス画面で残金見れるんだけどすごい桁だよ白金貨のアイコンに13って書いてあるからね…現代世界で換算するとどのくらいだろうか…まぁ13億でいいかな…


 依頼後下町におりてカモなどの水鳥を取り扱ってる業者がいる場所に行った…


 簡単な水場がありそこに死ぬほどいた…キモッ!


 羽をもらえないか交渉に尋ねる。


「羽か…毟ってその辺に転がしているからな…」


 お湯で煮て羽を毟りとっているらしい。そのため小さな塊となり作業場に細かく散らばっていてホコリのようになっていた…


「手伝ってくれるなら持って行っていいぞ!」


 やるか!


 そこからはひたすら毟る作業をやった…オレは機械…毟ったそばから収納魔法に入れていく…おやっさんは驚いていたけど知らん知らん…やりてぇようにやるだけよ…100羽

 近くの羽毛を集められた…これっぽっちだけか…若干濡れているので縮んでいるのかも…


 そんな時は乾燥魔法!乾いたそばから収納!収納!作業場もきれいにしてしまった。


「おお!すげえな!うちで働くか?」


 と誘ってもらっちった…いずれこの仕事も増やすかもしれないぜ!待っててくれよな!やらない可能性の方が高いけどな!


 そうしてたくさんの羽毛を手いれた!




 早速持ち帰り布に詰めていく…ブロックわけしないと偏りが出るのか…一つ一つをパンパンにしてクッションのように正方形っぽくしていく…


 ラヴェが手伝ってくれる…メシを運びに来たトムも手伝わす…と試作品ができた…羽毛の掛布団!


 うれしい!今日寝るのが楽しみだぞ~い!


 くっそ暑い!羽毛詰めすぎたか?冬用ならこんなものか?枕はいい感じだけどマットレスとの相性が悪いかも…これはどっちで直そうか…




 トムにも手伝わせるため連れてカモを飼育してるおやっさんのところに来た…


「また来てくれると思ってたぞ!」


 作業場がすごいことになってた…掃除しつつ作業も進める…トムはついでに鴨料理も奥さんに教わっていた…おいしかった…


 ガチョウのキモ、いわゆるフォアグラも作っているらしい…うんすごい!前世で食べたことないので良し悪しがわからない…まぁ美味しいよ…うん!こんなにやわいのか…


 羽毛を回収してコツコツまた試作品を作るために行ったり来たり…


 ラヴェのものも作って中の量を変えたり、ちょうどいい量を考えて魔物の羽を用いたものを作るためにテストしていた…


 そして追加の依頼が達成され魔物の羽毛布団が完成した!


 かなりいい!


 もう秋の気候社交界も活発化していき、兄は出席をするようで屋敷内がバタバタする。そんな空気を黙らすような気持のいい寝具…みんなざまぁ~!貴族子息はこんなゆっくりできるんだぜぇ~!


 ふぇ~い!気持ちいい!素晴らしいベッド!なんて怠惰で贅沢!完璧だ~!!!


 最強の睡眠環境は整えたのだった…ついでに寝袋などもアウトドアグッズも作りいずれ始まる冒険者編にむけて準備をするのであった。

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