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SKY〜Harbor Nights〜   作者: RUI


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8/13

SKY -The Silent Kingdom -

 




 ニコ・ヴァレンテ。


 ARCLINEの搭乗員。

 ヴェスタリア王国が”中立”のためにARCLINEへ預けた、ひとりの人間。


 *


 ヴェスタリアに来て三日目。


 デュークは国内の新聞社、政治関係者を当たって回った。けれど王宮への取材交渉は難しい。担当者は誰も怒らない。ただ眉間に皺を寄せて、同じ言葉で押し戻してくる。「申し訳ございませんが」「現在、王宮は」「ご理解いただけますと」――丁寧な拒絶が、どの窓口でも繰り返される。


 帰国まであと四日。滞在は一週間。期日は伸ばせない。


 デュークには、この国でどうしても確かめたいことがあった。ホテルの部屋に戻り、机の上に広げたメモの端に走り書きがある。インクが少し滲んでいて、何度も見返した跡がある。


【ARCLINE/ニコ・ヴァレンテ/王宮関係者/ラインハルト三世/逃亡補助?】


 ゼルンハイト国内に潜伏していると噂の皇太子。そこにARCLINEの搭乗員。ゼルンハイトの港湾書類の断片で拾った名前、逃亡補助に関わっている――線が、まだ繋がらない。


 (……ARCLINEに取材は高くつくしな。)


 デュークはメモをジャケットのポケットに押し込み、ホテルの部屋を出た。靴底が廊下の絨毯を踏む音がして、やがてエレベーターの扉が閉まる音だけが響いた。


 *


 街のカフェは、観光客のために作られた店だった。白い壁に磨かれた窓、薄い音楽が流れている。海の匂いだけが店内に残っていて、潮と塩の香りがコーヒーの匂いに混ざっている。


 デュークは入口から一番奥――外の通りが見える席に座った。窓際の二人掛けテーブルで、木の椅子が座った瞬間に少しきしむ。


 カップにはもう半分しか残っていない。冷めた苦味を舌の上で転がしながら、時計を見る。腕時計の針が、約束の時間を五分過ぎている。


 遅い――けれど、それでも苛つかないのは、相手が”遅れるタイプ”だと知っているからだ。遅れるのは仕事ができないからじゃない。逆に、仕事ができるから遅れる。優先順位を間違えないタイプ。


 ベルが鳴って、背の高い男がコートの肩についた霧を払って入ってくる。視線が一度だけ店内を走り、すぐにデュークを見つけた。慣れた動きで、探す時間がない。


「……待たせた」


「五分。俺の中では誤差」


 マークは苦笑して、向かいに腰を下ろす。椅子が軋む音。コートを脱ぎ、背もたれにかける。ゼルンハイト訛りが消えきっていない声だった。けれど顔は、完全に”他国の公務員”の顔をしている。表情に余計なものがない。


「で。何をやらかした」


「やらかしてない。まだ」


 デュークはジャケットの内ポケットからメモを出し、テーブルの上に伏せるように置いた。紙の端がすり減っている。何度も折って、開いて、また折った跡。


 マークはそれを見て、眉だけを動かした。目は動かない。


「……ARCLINE?」


 デュークは頷く。


「王宮が動かない。取材の窓口があるふりをして、全部同じところに戻される。担当者の顔が”拒否”じゃなくて”恐れ”だった。……理由がある」


 マークはカップを受け取っていない。店員を呼ぶ気配もない。手はテーブルの下で組んでいて、指先が見えない。


「王宮関係者に、どうしても聞きたいことがある」


「だから俺に来た」


「同郷のよしみってやつ」


「よしみで済む話か?」


 デュークは笑わない。メモの走り書きを指で叩く。乾いた音。


「ニコ・ヴァレンテ。王国が中立のためにARCLINEに預けた人材。それから――ラインハルト三世。王女の元婚約者、隣国の皇太子。王国経由でゼルンハイトに逃がしたって噂」


 マークの目が、ほんの少しだけ細くなる。


 その反応で、デュークは確信する。瞬きの間隔。視線の動き。呼吸のリズム。全部が、“知っている”と告げている。


「……噂、じゃないな」


「デューク」


 低い声で制される。外交官の声音になっていた。店内に溶けるように、しかし芯だけは硬い。周囲に聞こえない音量。でも、拒絶の温度。


「その名前を、ここで出すな」


「ここ、観光客の店だぞ」


「観光客の店だからだ」


 マークは窓の外へ視線をやった。通りを歩く人々、笑い声、土産物の袋、平和な顔――それが、急に薄い紙みたいに見えた。一枚めくれば、裏に何があるか分からない。


「……この国は”中立”を看板にしてる。でも中立ってのは、戦争から距離を置くことじゃない。距離を計って、殴られない位置に立つことだ」


 デュークは黙って聞く。カップを持ったまま、動かない。これは”解説”じゃない。現場の言い方だ。


 マークは一度だけ息を吐いた。


「王宮は今、外に向けて余計な口を開けたくない。ゼルンハイトにも、帝国にも、連合にも。……誰にとっても都合の悪い話だから」


「じゃあ、聞ける?」


 デュークが食い下がると、マークは視線を戻した。その目が、デュークのメモじゃなく”デュークの覚悟”を測っている。


「聞き方次第だ」


「教えて」


 マークは、しばらく沈黙した。店内の音楽が、遠くで流れている。誰かがカップを置く音。椅子が軋む音。


 テーブルの上のメモに、指先が触れる。紙がわずかに揺れた。


「――会わせられる人間がいる。王族じゃない。王宮付きだ。ただし条件がある」


「条件?」


「お前は”記事”として持ち帰るな」


 デュークの眉が動く。反射で反論が出そうになる。けれど男の目が、“それを言ったら終わりだ”と告げている。


「……じゃあ何で持ち帰れって?」


 マークは声を落とした。周囲を確認してから、デュークだけに届く音量で言う。


「“知ってる”だけで十分なことがある。書いた瞬間に、人が消える類のやつだ」


 デュークは、カップの底に残った冷めたコーヒーを飲み干した。苦味が喉の奥に貼りつく。舌の上で、冷たい液体が重い。


「……最低だな」


「外交は、だいたい最低だ」


 マークはようやく店員を呼び、何でもない顔でコーヒーを頼んだ。その仕草が、妙に腹立たしいくらい自然だった。まるで、今の会話が何でもなかったみたいに。


「会う場所は?」


 マークは砂糖も入れずに一言だけ言った。


「港の外れ。夕方。お前一人で来い」


 デュークは立ち上がり、メモをポケットに押し込む。紙が、ポケットの中で折れる感触。胸の奥で、何かがゆっくり形になっていく。


 ――王宮が黙る理由。そして、ニコの名が”表に出ない”理由。


 デュークは頷いた。


「了解。……同郷のよしみ、効いたな」


 マークは笑わなかった。


「よしみじゃない。危険だからだ」


 デュークは一瞬だけ口を噤む。冗談で返す空気じゃない。マークの目が、本気だ。


「……そんなんだから、ルーウェン評議長にも記者クラブ出禁にされるんだぞ」

 マークは、眉ひとつ動かさない。


「知ってる」

 ――それ以上は、デュークは言わなかった。


 その沈黙の方が、答えに近かった。デュークは小さく息を吐き、店を出た。ベルが鳴る。外の空気が、顔を撫でる。海の匂いが、少しだけ強くなった。


 *


 港の外れは、観光の灯りが届かない場所だった。


 昼間の海とは違う匂いがする。油と鉄と、冷えた塩。係留ロープが風に擦れて、低い音を出している。波が、桟橋の下で打ちつける音。遠くで、船の汽笛が一度だけ鳴った。


 デュークは約束の時間より少し早く着いた。マークの言い方が、余計な余裕を許さない種類だったからだ。靴底が濡れた石畳を踏む。滑らないように、重心を低く保つ。


 桟橋の先に、ひとり立っている影があった。


 港湾作業員の格好じゃない。軍服でもない。けれど、背筋の張り方が”そっち側”だった。濡れた石の上に、迷いなく立つ。靴の音が静かすぎる。


 デュークが距離を詰めると、その影が先に口を開いた。


「……話は短く」


 声が低い。抑えているのに、命令形に聞こえる。息が白く見える。


「ありがたい。俺も観光に来たわけじゃない」


 デュークは手を挙げ、敵意がないことだけ示した。相手は一歩も動かない。目だけが、デュークの顔を測っている。風が、相手のコートの裾を揺らす。


「あなたが、マークの……?」


「名前はいらない」


 即答だった。それで十分だった。名乗れない立場の人間は、名を持つだけで弱くなる。


 デュークはジャケットの内ポケットからメモを出し、開かずに握ったまま言う。


「俺が聞きたいのは一つ。王宮が黙る理由だ」


 相手の口角が、ほんの僅かに動いた。笑いじゃない。冷えた反応。海風が、また吹く。


「……理由を”記事”にする気か」


「するかどうかは、聞いてから決める」


 デュークがそう返すと、相手は風の向こう――沖へ目をやった。暗い水面に、補給船の灯りが揺れている。オレンジ色の光が、波に反射している。


「この国は中立だ。だから、戦争のど真ん中に立てる」


 “守るために立つ”じゃない。“殴られない位置”に立つ――さっきマークが言った言葉が、ここで生きる。


 デュークは言葉を挟まず待った。相手は、言うべき範囲を自分で線引きしている。呼吸が、規則的。


「王宮が黙るのは、“守ってるもの”があるからだ。国の面子でも、王女の評判でもない」


 相手が視線を戻す。デュークの目を、正面から捉えた。


「……“預けたもの”だ」


 デュークの指が、メモの紙を少しだけ折った。


「預けた?」


「人だ」


 一語だけ――それ以上は踏み込ませない、刃のような短さだった。


 風が強くなる。デュークのコートの裾が翻る。相手は翻らない。重心が沈んでいる。立ち方が、軍人のそれだ。


「ARCLINEの件か」


 デュークが言うと、相手の瞳がわずかに狭まった。肯定ではない。だが否定でもない。沈黙が、答えの代わりになる。


「“そこ”に触れるなら、覚えておけ」


 相手は一歩だけ近づいた。距離が詰まる。声がさらに低くなる。息が、白く見える。


「名前を持ち出した瞬間、相手は”交渉”じゃなく”処理”に切り替える」


 処理――その言葉が、港の暗さと同じ温度で落ちた。デュークの背筋に、冷たいものが走る。


 デュークは喉の奥が冷えるのを感じた。けれど、引かない。ここで引いたら、何も持ち帰れない。


「じゃあ、俺は何を持ち帰れって言う?」


 相手は、短く息を吐いた。白い息が、風に流れる。


「輪郭だけだ。“王宮は守っている”。それ以上は今は無理だ」


「守ってるのは、誰のためだ」


 一瞬、相手の眉が動く。ほんの小さな揺れ。そこに”人間”がいた。


「……国のため、と言っておけ」


 答えになっていない。けれど、答えになっていないことが答えだった。


 デュークは口の中で苦味を噛み、もう一歩だけ踏み込む。


「王女に会えるか」


 相手は、迷いなく言った。


「会える。ただし、条件がある」


「また”書くな”か?」


 相手は首を横に振った。


「書くな、じゃない。“書ける形”にするな」


 デュークは目を細めた。


「……上手いな。外交官みたいだ」


 相手は表情を動かさないまま言う。


「外交官じゃない。王宮付きだ」


 それが、言える限界の自己紹介だった。


 相手はデュークの胸元――メモを入れた場所に視線を落とす。


「王女は、あなたが思うほど弱くない。でも、あなたが思うほど自由でもない」


 デュークは頷く。頷き方が軽いと、ここで終わる。真剣な顔で、一度だけ深く頷いた。


「面会の段取りは?」


「明日の午後。王宮図書室。“城の中”に入ろうとするな。警戒が変わる」


 相手は言い切って、踵を返した。靴底が、石畳を蹴る音。


「待て。ひとつだけ」


 デュークが呼び止めると、相手は止まらずに答えた。


「それ以上は、王女から聞け」


 背中が、暗い港へ溶けていく。靴音が、遠ざかる。やがて聞こえなくなる。


 デュークはその背を見送りながら、メモを握り直した。紙が、手のひらの中で温かくなっている。


 ――王宮が黙る理由の輪郭。“預けた人間”という言葉だけで、海の匂いが急に重くなる。


 そして、明日。王女が何を話し、何を話さないかで、この国の”中立”の本当の形が見える。


 デュークは息を吐き、ポケットの中でペンを指で転がした。書けないものがある。でも、聞かなかったことにはしない。


 港の灯りが一つ、波に揺れて消えかけた。遠くで、また汽笛が鳴る。デュークは、港を後にした。


 *


 王宮図書室は、外の喧噪から切り離されたみたいに静かだった。


 高い天井に背の高い書架。磨かれた机の上には、読みかけの史料が几帳面に揃えられている。窓はあるのに、海の匂いは入ってこない。入れないようにしている匂いだった。古い紙と、磨かれた木の匂い。


 案内役の従者が扉を閉め、足音だけが遠ざかっていく。靴音が、絨毯に吸い込まれる。やがて聞こえなくなる。


 デュークは椅子の背に触れないまま座り、ペンを机の上に置いた。ノートは開かない。まだ、開くタイミングじゃない。


 向かいの席に、彼女が座る。


 背筋が真っ直ぐ。手は膝の上で組まれている。服はシンプルだが、仕立てが良い。髪は後ろで一つに束ねられていて、顔に影を作らない。


「オフィーリア・アリア・ヴェスタリアです」


 彼女は、そう名乗ってから、微かに口元を上げた。


「――“初めまして”」


 (……やっぱり)

 目の前に座っているのは、3日前に街で会ったアリアだった。


「……“初めまして”。本日は、お時間をいただきありがとうございます」


 アリアは微笑む。笑みは薄いのに、背筋は揺れない。


「構いません。……ただ、長くは取れません。それでもよろしいですか?」


「十分です」


 言い切ってから、デュークは一つだけ息を整えた。ここまで来るのに三日。窓口は全部閉じていた。閉じていたというより――“閉じる必要がある”顔をしていた。


「王国は”中立”を選んだ。ですが、港には補給船も難民船もいる。この国は、何を守って、何を黙っているんですか」


 アリアは視線を伏せない。真っ直ぐにデュークを見ている。


「質問が大きいですね。記者さん」


 デュークは肩をすくめた。


「大きくしないと、答えが出ない」


 アリアの口元が、ほんの少しだけ上がった。


「……では、答えも小さくしましょう」


 彼女は机の端に置かれた紙束を、指先で揃え直す。揃え直す仕草のほうが、言葉より硬い。指先に、わずかな力が入っている。


「この国は、戦争をしない。けれど、戦争から逃げられるわけではありません。中立は、盾ではなく距離です」


 デュークはペン先で、机を一度だけ叩きたくなる衝動を堪えた。代わりに、口にする。


「距離を取るために、何かを差し出した?」


 アリアの目が、ほんの一瞬だけ細くなる。それだけで、肯定も否定も含んでいた。


「さぁ、どうかしら」


 デュークは、その言い方で分かった。“言えない”じゃない。“言わない”だ。


「……王国が”預けた”人材のことを聞きました。それから、隣国の皇太子の噂も」


 アリアは瞬きを一度だけしたが、口角を上げたまま言う。


「噂は、噂だわ」


 デュークは、ノートを開かないまま続ける。


「……中立のために……“差し出した”?」


 アリアの表情は変わらない。けれど、少しだけ空気が緩む。緩んだのは笑みじゃなく、警戒の張り方だった。肩の力が、わずかに抜ける。


「……あなたって、命知らずね」


「……戦果を上げないといけないんでね、記者も」


 アリアが小さく笑う。笑い方は街で見たものと同じなのに、音は出ない。息だけの笑い。


「……では、あなたが書けることを渡します。王国の見解。中立の理由。港の現実。――それだけ」


 デュークは、そこで初めてペンを取った。だが、書き始めない。ペン先を浮かせたまま、彼女を見た。


 デュークは、静かに口を開く。


「……ラインハルト三世を、愛してた?」


 彼女は、視線を窓の外へ向ける。空が見える。雲が、ゆっくり流れている。


「……政略結婚の相手を、って言えば満足?」


 デュークは一拍置いてから、もう一度だけ踏み込む。


「……じゃあ、ニコ・ヴァレンテは?」


 アリアは、一瞬だけ息を止めた。瞬きが、止まる。

 そして、微笑んだ。それ以上は聞いても無駄だと、その口元が告げていた。


「…記事にするの?」


「記者だからね」


「…そう」


 アリアはそう言うと、デュークの持つペンの上に人差し指を軽く置いた。指先が、ペンに触れる。デュークをまっすぐに見る。


「あなたは、“私のこと”は書かないわ」


 デュークは、アリアの瞳から目を逸らさない。お互いが考えを探っているような間があいた。時計の秒針が、遠くで刻む音。窓の外で、風が木々を揺らす音。


 アリアが席を立つ。椅子が、小さく軋む。


「では、私は公務があるので失礼します。有意義な時間だったわ」


 アリアはそう言って微笑むと、背筋を伸ばし扉へ歩いて行った。靴音が、床を叩く。規則的な音。従者が扉を開き、アリアの後について出ていく。


 デュークは、アリアが出ていくまで目を離さず見続けた。アリアは真っ直ぐと前だけを見ていた。その背中だけが、もう”王女”だった。扉が閉まり、静寂が戻る。


 デュークは、ペンを握ったまま、しばらく動かなかった。ノートは、まだ開いていない。書くべきことと、書けないこと。その境界線を、頭の中で引き直している。


 やがて、デュークはノートを開いた。ペン先が、紙に触れる。インクが、ゆっくりと滲む。


 *


 ――数ヶ月後。


 王国、王宮内。


 アリアは窓の側のテーブルに寄りかかるようにして、デュークの書いた記事を端末で読んでいた。

 画面には、王国の中立的立場についての見解、ゼルンハイト出身の記者から見た王国、


 そして――名のない誰かの声が、そこに置かれていた。


 端末を机に置き、アリアは高い窓越しに空を見上げた。青い空に、白い雲が流れている。

 アリアの瞳がわずかに揺れる。空の向こうにいる相手に、ほんの少し思いを馳せる。


「……ありがとう、記者さん」


 空に向かって言葉を投げると、アリアは扉の方に向き直り、そのまま部屋から出て行った。

 靴音が、廊下に響く。やがて聞こえなくなる。



 窓の外の空には、戦闘機が引いた白い筋が一本、ほどけずに残っていた。



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