ふつかめ3
なぞの人物が現れた!コマンド?
「……」
「なにこれー?(つんつん)」
外に出たら人が倒れてた。まる。
「いやいやいや」
なんか鎧着た人が家の前で倒れてたんですけど!?あとドラ、つんつんしちゃダメでしょうが。鎧が泥まみれだから指が汚れちゃうぞー。
「とりあえず起こすか…。おーい、あんた大丈夫かー?(ぺしぺし)」
「かー?(ぺしぺし)」
ヘルメットを被っておらず、頭がそのまま出ていたので頬を軽く叩いて起こそうとした。しかし起きない。
「仕方ない…アレをやるか」
「あれって?」
「アレっていうのはな…」
「水ぶっかけバシャーン!」(ドドドドドド)
「おー!」
バケツの中に水をたっぷり入れて、そこから顔めがけて滝のように流す。これで目覚めない奴はいない。
「ぶばぁっ!ごほっ、げほっ!ぶはっ!」
「あ、おきたー」
どうやら起きたようだ。さて、お話しようじゃないか。
「う…ここは…?」
「ここは俺とドラの家だ」
「あなたは…?」
「俺はナツ。で、こっちの子がドラ。俺の娘っぽい子だ」
「そうか…すまない、聞きたいことがある」
「ん?何だ?」
「娘っぽい、とは…どういう意味なのだ?」
まずそこ聞くのかよ。
「ナツ殿、感謝する」
とりあえず騎士(仮)を家に上げてから、お互いの自己紹介をした。というより、騎士(仮)の名前を聞いたくらいだが。この人はミーシャ・フィオーレという、王国に仕える女性騎士らしい。金髪碧眼の外人っぽい見た目の女性だ。体の起伏はあんまりない。そして、俺たちが今いる大陸や地方についても教えてくれた。
この大陸の名前はヴァルト大陸。地形は日本の九州のような形で土地の半分が森林地帯らしい。地図を持っていたので見せてもらった。そしてその中心にヴァルト王国の王都が存在している。そこには人や異種族が盛んに暮らしていて、貿易や経済も発展している、とのこと。どうやら迫害とかは無いらしい。よかった…ケモナーとしてそれは見過ごせない件だったし。
そしてミーシャが俺たちの家の前で倒れていた理由だが、どうやら俺たちが今住んでいるジャルディーノ地方は王都の調査があまり進んでいないらしく、今回調査団を派遣し生物や植物の探索を行う、ということだったが…
「突如大きな魔物に襲われてな…なんとか撃退に成功したのだが、王都に帰るための資材や食料を魔物の襲撃で失ってしまったのだ。そして私を含めた数十名の騎士は、隊長の依頼で食料を探していたんだがな…」
「探していたが?」
「私だけ……はぐれてしまってな…」
「方向音痴乙」
「おつ」
どうやらただのドジだったようだ。そしてはぐれたあと、他の騎士にも会えず森の中をさまよっていたらしい。よく熊とかに襲われなかったな…。んで、腹がへってもう動けないと思った矢先、俺たちの家を見つけて玄関にたどり着いたとたん、倒れてしまった、と。
「しかしこの…米だったか?美味いな(ガツガツ)」
「ソウルフードだからね、仕方ないね(ぱくぱく)」
「ごはんおいしい(もきゅもきゅ)」
ご飯を食べつつ、それまでのことを話し合っていた。試しにおにぎりを出してみると、即食いついた。ドラに負けず劣らすの食いっぷりである。すばらしい。
「さて、ミーシャ。これからどうするんだ?王都に帰らないとまずいんじゃないの?」
「そうだな…しかし、王都までは馬を走らせても5日ほどかかる。今私の馬がどこにいるかも分からないし…」
「んー…もしかしたら迎えの人たちが来るかもしれないし、ここでしばらく過ごせばいいんじゃね?」
「いいのか?」
「かまへんかまへん」
「かまへん!(ふんす)」
ドラ、なんか誇らしげやね。張る胸ないけど。
「よし、ここでしばらく厄介になろう。すまないな(もぐもぐ)」
「うん、いいよー。でもまず口の中を空っぽにしようなー」
どんだけ食うのミーシャ。
>たたかう
>まほう
>えづけ
>むし
みーしゃ を なかまに した!




