いちにちめ(王都)
ご指摘があったため、ジャンルを「ハイファンタジー」へ変更しました。
ご迷惑をおかけしました。
ミーシャを見送ったあと、ゴードンさんに連れられて宿の部屋へと案内された。大きめのダブルベッドが窓際に置かれていて、机や椅子などの木製のお洒落な家具が揃えられた部屋だった。隅々まで掃除が行き届いているし、清潔感のある雰囲気で、人気のある宿だというのがよく分かる。なんかこういう旅先の宿っていいよね、テンション上がるぅー!
「おおー、いい部屋ですね!なんか、落ち着きますね」
「ははは、ありがとう。ここは王都でもそこそこ人気を得ているから、いろんな人にくつろいでもらえるようにしているんだよ」
「なるほどー・・・あ、せっかくなんで少し町並みを観光してもいいですか?こういう大きい街に来たのって初めてで・・・」
「おや、そうなのかい?なら、店の前にある大通りを歩いてくるといいよ。店を見てまわるだけでも楽しめるはずさ」
「よっしゃ、そういうことなら早速行きますか・・・ドラ、外に行こうか」
「おそと?いくー!」
「楽しんでおいで。君たちが帰ってくるころまでには、夕食を準備しておくよ」
「ありがとうございます!それじゃ行ってきまーす」
ゴードンさんに見送られ、俺たちはふくろう亭を出て目の前の大通りへと出ることにした。どこへ向かおうかな・・・。
どこかの店でおすすめの観光スポットとか聞いてみるのもいいかもしれない。
「ねーナツ、おなかすいた・・・」
「そういやちょっと小腹が空いたなぁ・・・なんか軽く食べるものとか売ってないかなー」
「おにくがいい!おにく!」
「なにその猛烈な肉プッシュ!?・・・そっか、ドラってドラゴンだったな・・・肉食だもんな・・・。よし、食べ歩きするか」
ドラによる猛烈肉アタックにより、買い食いすることにした。やはりおねだりには勝てないのである。さてお金はっと。
「・・・・・・・・・・ホワァッ」
「んぅ?ナツ、どうしたの?」
「・・・ドラ、俺はとっても大事なことに気づいてしまったぜ・・・」
「???」
首をかしげるしぐさがとてつもなくかわいい。いや、かわいいけどそれどころではないことに気づいてしまった。
「そういえば俺たちお金持ってないじゃん・・・」
どうなる俺たちの運命!




