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ある転生王の一代記  作者: アレグリア
第4章 二つの継承

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第65話

封を切った報告書には、グライフェンの地名がいくつも並んでいた。


レーデンブリュックでは倉庫の管理者が引継ぎの立会人を求めている。ハーゲンフェルトでは旧政庁の裁判記録を新しい担当官と突き合わせている。エルツハイムでは製鉄所から出す荷について、商人と市の役人が返答を待っていた。


戦争中に集めていた報告と比べれば、内容はずいぶん地味になった。敵兵の数や陣地の位置ではなく、誰が鍵を持っているか、どの帳簿が残っているか、そんな話が多い。


だが、エルツハイムの一件は急いだ方がよさそうだった。


鉱山から出た鉄を加工し、棒状にしたものをハーゲンフェルトの買い手へ送る契約がある。戦争で輸送が滞り、ようやく荷を整えたところで、市外へ出すための書類が問題になったという。


商人が持っているのは、講和前に旧行政が発行した貨物証明だった。鉄の種類、荷主、送り先、荷を積む車については記録があり、市の担当者も商人の帳簿と照らしている。ところが、旧領邦の印章が押された証明書を、ファルケンマルクの役人がそのまま受け取ってよいのか、現地の判断が分かれた。


さらに、道の途中にある徴収所からは、以前の通行料を引き続き払うよう求められていた。その徴収権が旧領邦政府のものなのか、地元の領主や都市に認められたものなのか、引き渡された台帳だけでは判然としないらしい。


鉄は腐るわけではない。だが、倉庫に置いておけば保管料がかかる。荷車も御者も、いつ出発できるか分からない仕事のために空けておくわけにはいかない。


報告書の末尾には、現地担当官の意見が添えられていた。旧書類を全部書き直させるのは現実的でない。一方、以前の印章があるというだけで通行を認めれば、あとから徴収権を争う者が出たときに混乱する。ひとまず、争いのない荷から動かせるようにしたい、と。


なるほど。現地でもそこまでは考えている。


俺は報告書を裏返し、添付された荷札の写しを見た。文字の並び方こそファルケンマルクの書式と違うが、誰の荷を、どこへ運ぶかは読み取れる。


扉を軽く叩く音がして、ルーカスが入ってきた。


「陛下。カスパル殿から、午前の打合せで財務側の引継ぎ報告も扱えると連絡がありました。司法担当へも写しは回っております」


「ちょうどよかった。エルツハイムの件を先に見たい。ここの添付資料も持ってきてくれる?」


「承知しました。担当の書記にそろえさせます」


ルーカスは机の上を一度見て、必要な束を確かめてから出ていった。


朝、厩舎でエアリアルの話をしていたのが、まだほんの少し前のことだ。荷車の手配より競走馬の調教を考えていたい気もするが、今は仕方がない。鉄を買う商人まで、国替わりのたびに王の顔色をうかがわなければならないのでは困る。


書類をもう一度読んで、問題になっている箇所へ薄く印を付けた。




午前の打合せには、カスパルと財政側の担当官、それに司法の実務官が来ていた。全員が同じ一件を調べてきたわけではない。ほかの引継ぎ案件も抱えているため、俺が席につくまでに、互いの資料を交換していたようだった。


カスパルが広い肩を少し傾けて礼をする。机には旧行政の書式を写した紙と、ファルケンマルク側の引継ぎ台帳が並べられた。


「陛下。エルツハイムからの照会は、現地で取り扱える部分と、こちらで原則を示す必要のある部分に分かれます」


「荷の証明と、通行料ですね」


「はい。貨物証明の照合は、現地の役人に続けさせられます。問題は、旧支配者の名で発行された文書を、どのように扱うかです。正式な権限まで以前のままと解釈されることは避けたいと考えています」


財政担当官が、商人から提出された書類の写しを示した。


「この証明書には積荷と送り先が記され、旧行政の印章があります。市が保管していた同日の記録とも、現在確認できた範囲では一致しています。商人は戦時中からこの荷を保管しておりました。ただ、新たに同じ内容の証明を発行するには、旧帳簿との照合を済ませる必要があります」


「それはどれくらい進んでいますか」


「エルツハイムの市内で確認できる記録は、おおむね照合が済んだそうです。途中の徴収所の権利については、まだ資料が足りません」


俺は2枚の書類を見比べた。貨物証明は荷を確かめるための書類だ。これまで誰が通行料を取っていたかを証明するものではない。


「商人が今まで通りの額を払えば、通れるのですか」


カスパルはすぐには答えず、司法担当官を見た。


「徴収所の請求を認めたことになりかねません」と司法担当官が答えた。「以前、領邦政府が直接取っていた税であれば、主権移転後にその政府へ払い続ける根拠はありません。しかし、都市や領主が古くから認められた通行料を取っていた場合は別です。どちらの権利なのかを、こちらではまだ確認できておりません」


「荷車は、もうそこまで行っているのですか」


「いいえ。商人はエルツハイムで止めています。出発してから差し止められるよりはよいと判断したようです」


カスパルが言った。


「この一件だけなら、王都で個別に裁定する方法もあります。ただ、同じ種類の照会が別の都市から届いたとき、毎回陛下の決裁を待たせることになります」


「全部を一度に決めるのは無理でしょう。旧領邦の税と、地元の権利が重なっている場所もあるでしょうし」


「そのとおりです。徴収所1か所を調べるにも、以前の授権状、支払帳簿、地域の慣行を集めなければなりません。権利者が異議を申し立てる可能性もあります」


話しているうちに、財政担当官が別の報告を机の端へ寄せた。そこには、市の倉庫が空かず、次の貨物の置き場所に困り始めたことが記されている。


俺はその行を指で押さえた。


「いま、エルツハイムから出せる荷は、この商人の分だけではないのでしょう?」


「ええ。ほかにも加工した鉄や工具の出荷が待っています。すべての買い手と数量をまだ確認したわけではありませんが、同じ書式の証明書が使われております」


「ここで1枚ずつ裁可するやり方はやめましょう」


俺が言うと、カスパルが頷いた。


「現地にどこまで任せるか、ご指示をいただければ」


「まず、荷物そのものを確認する資料として、旧行政の証明書を使えるようにしたい。書いてあることが市の帳簿や商人の記録と合い、禁制品でもなく、所有権の争いもないなら、統治者が変わったことだけを理由に荷を止めない。現地の担当官が照合して、出荷の記録を残す。その手順で問題がありますか」


財政担当官は書類を追い、司法担当官と短く相談した。


「書類の内容が正しいことの確認と、旧政府の公権限をそのまま認めることを区別すれば、差し支えないと考えます」と司法担当官が言った。「ただ、権利を争われている貨物や、証明の不一致があるものまで自動的に通す扱いにはできません」


「その場合は、通常の審査に回してください。確認できた荷まで一緒に止める必要はありません」


カスパルが手元の紙へ書き込む。


「徴収所については、どのようにお考えですか」


「旧領邦政府の税であったなら、徴収先が変わるはずです。地元の領主や都市の権利なら、条約に従って守らなければならない。担当者に資料を集めさせ、正当と確認できた徴収だけを通常どおり扱わせましょう」


「請求の根拠が確認できない場合も、通行を認めますか」


「荷と取引に問題がなければ、根拠のはっきりしない追加徴収のために止めさせたくありません。ただし、請求した者の名前と根拠、対象の荷と日付は記録しておいてください。正しい権利だったと後で分かったら、そのときは支払関係を整理する必要があるでしょう」


司法担当官が少し身を乗り出した。


「陛下。その扱いを全域へ直ちに適用すると、従来の徴収権者が異議を申し立てると思われます。街道を警備する兵へ差止めを訴えられた場合は、どう扱わせましょうか」


「まずは今回、資料の届いている区間だけの扱いです。異議が出たら記録を残し、司法の手続へ回してください。兵の仕事は街道の警備です。通行料を取る権利があるかどうかを、兵に決めさせてはいけません」


「承知しました。係争中の権利については従前の記録を保存し、必要な審理へ回すよう手配します」


財政担当官の方はまだ考えていた。


「陛下。保留した徴収の請求は、どの帳簿で扱いましょうか。国庫へ入る税なのか、都市や領主の通行料なのか分からないまま、国庫の未収入へ計上するわけにはまいりません。後で正当な請求だと分かったときには、商人がすでに品物を売っていることもあります」


「では、今は国庫の収入にも未納税にも数えず、現地の引継ぎ記録に、権利を確認中の請求として残してください。徴収を求めた者、対象の荷、通行の日付を記しておく。誰に支払い義務があるかは、権利と元の契約を確かめてから判断しましょう。商人と運送人にも、あとから支払いを求められる可能性は伝えておいてください」


「承知しました。国庫の収支とは分けて、現地の記録から請求を追えるようにいたします」と財政担当官が答えた。司法担当官も、現地へ送る文言を整理すると述べた。


机の向こうで、カスパルがようやく筆を置いた。


「エルツハイムとハーゲンフェルトの担当者へ指示を送り、ほかの都市からも類似の照会が出ているか確かめます」


「お願いします。返答を待っている商人には、いつごろ現地で判断できるかも知らせてほしい」


「そこは現地が書類を受領してからの見通しになります。確かな日をこちらで約束するのは避けます」


「分かりました。では、その形で」


打合せを終える頃には、窓から差す光の向きが変わっていた。


廊下に出ると、別の部屋から書記たちの声が聞こえる。抱えた紙束を運ぶ者と、それを受け取って枚数を数える者がいた。


俺はルーカスに昼の予定を尋ね、午後は別の決裁もあると聞いた。エルツハイムの一件は担当者に任せ、俺も次の書類へ向かった。




午後、書記がまとめてきた指示文書に目を通した。


旧証明書の内容を確認する手順、貨物を止める理由となる事実がない場合の扱い、徴収権の資料を集める担当、異議申立ての記録の残し方。会議で話した内容が、実際に役人へ渡せる形に直されている。


1か所、俺が言ったよりも文面が広くなっていた。


「既存の証明書を認める、というところ。これでは、照合できていない書類まで有効と読めませんか」


書記は紙を見直した。


「ご指摘のとおりです。エルツハイムの旧記録と突合できるものに限定して書き改めます」


修正された行に目を通し、署名する。


別の封には、ハーゲンフェルト側の担当官へ送る写しが入った。エルツハイムから荷が出ても、途中の市場で同じ貨物をもう一度別の荷として扱われたら困る。市の役人が何を確認済みとしたのか、荷札と一緒に記録が引き継がれるようにしてあった。


「エルツハイムへは通常の公用便で送ります」と書記が言う。「途中の受領確認は各宿駅から取らせます」


「お願いします」


「承知いたしました」


書記が出ていくと、机の端には別の決裁書が残っていた。戦争で使った荷車の修理費、交替する守備隊の食料、戻ってきた兵への未払給金。講和で戦いが終わっても、支払いまで一度に終わってくれるわけではないらしい。


夕方まで仕事を続け、最後の書類を閉じた頃、ルーカスが今日の残りの予定を確かめに来た。


「夕食の後は、ハインリヒ殿下とお約束がございましたね」


「ああ。今日は忘れないよ。弟に念を押されたばかりだし」


「殿下は、夕食後に使う資料を昼のうちにそろえていらっしゃいました。今夜はご自身でお持ちになるそうです」


「ずいぶん準備がいいな」


ルーカスは小さく微笑んだ。


「お約束を楽しみにしていらっしゃるようでした」




夕食のあと、ハインリヒが紙を何枚か抱えてやってきた。


「兄上、今よろしいですか」


「もちろん。今日はお前の話を聞くって約束したからね」


弟は向かいの椅子へ座り、少し迷ってから紙を広げた。上には軍務からの報告、その下に財政からの集計がある。同じ荷車について記されたはずなのに、数字が違って見えたという、昨日の続きだ。


「昨日、軍が使っている台数と、財政が支払う台数は違うと教わった、と話しましたよね」


「ああ、覚えてるよ」


「その後、同じ期間の報告を並べてみたんです。軍の方では使用中の車を数えていますけど、財政の方では民間から借りた車への支払いを数えていて。軍の持ち物まで含めると、当然合わなくなります」


「そこまでは分かったんだね」


「はい。でも、まだ分からないところがあります」


ハインリヒは財政の紙の端を押さえた。


「この車は軍の報告ではもう戻ったことになっています。それなのに、財政の方には支払い予定が残っているんです。返したのに、なぜ払うのかと思って」


「どんな支払いだと書いてある?」


「借り上げの分です。ただ、何日から何日までの分かは、この写しだけでは分かりません」


「じゃあ、返した日までの代金かもしれないね」


「そう思って、担当の方にも聞きました。支払いの報告は後からまとまって届くので、返却と支払いが同じ日に記録されるとは限らないそうです」


「それなら、お前が気になっているのは、支払いそのものじゃなくて、どの期間の代金かということか」


「そうです。返す前の分ならおかしくありません。でも、返した後まで借り上げの代金を払う決まりなら、どういう契約だったのか見たいんです」


よく調べている。昨日の話をそのままにせず、自分で資料を並べて確かめたらしい。


「いいと思う。元の契約書と、実際に返却を確認した記録を見せてもらうといいよ。車が壊れて修理が必要になった場合も、借り上げ代金とは別に費用が出ることがあるから」


「壊れていたら、持ち主へ返せないんでしょうか」


「返せる状態かどうかによるんじゃないかな。軍の側で修理してから渡す約束か、持ち主が修理するのか、契約で違うはずだ。そこまで分からなければ、支払額だけ見ても判断できないよ」


「なるほど……」


ハインリヒは紙の空白に何か書きつけた。よく見ると、金額の横に「期間」と書いている。


「これ、明日確認してみます。先生に聞くだけでなく、元の記録を見せてもらってもいいか、お願いしてみようかと」


「閲覧できる範囲なら、そうするといい。でも担当者も忙しいだろうから、どの記録が必要なのか先に伝えておくといいね」


「はい。全部出してもらっても、読むだけで日が暮れそうですし」


その言い方がおかしくて、俺は笑ってしまった。


「俺も昔、父上の仕事を見せてもらったとき、同じようなことを思ったよ」


「兄上でも、ですか?」


「当たり前だろう。今でも全部は読めないよ。読むべきところを探す人が、ちゃんといるからね」


ハインリヒは、少し考えてから紙をそろえた。


「軍務の方には、ほかにも見てみたいものがあります。荷車だけでなく、馬の報告も」


「馬?」


「軍で借りた馬と、もともと軍が持っていた馬の扱いです。戦争から戻ってきて、これから返すものもありますよね」


「あるね。体調を戻さないと動かせない馬もいるだろうし」


「それで、返す予定がいつ決まるのか気になりました。車なら壊れたところを見れば分かることもありますけど、馬は少し違うでしょう?」


なるほど、そこへ目が向くのか。朝の厩舎で、馬を外へ引き出して歩様を見ていた厩務員の姿が浮かんだ。


「そうだね。使えるように見えても、疲れが残っていることはある。馬を診る担当者の報告も必要だろうな」


「今度、その方たちがどう記録しているかも教わってみたいです」


「お前がそこまで興味を持つとは思わなかったな」


「兄上の馬の話を聞くことが多いから、少しは分かるようになりたいんです」


弟は真面目な顔で言ったあと、急に目を逸らした。


俺が馬の話をしすぎているのかもしれない。


「それなら今度、時間が合えば厩舎にも行こうか。軍務の報告書とは別の話だけど」


「はい。お願いします」


しばらく教わっていることや、最近の王都での出来事を聞いた。いつの間にか、ハインリヒの紙は机の隅へ寄せられていた。


帰り際、弟がそれをきちんと重ねる。


「兄上、今日はありがとうございました」


「こちらこそ。続きはまた聞かせて」


「はい。でも、次はもっと分かってから来ます」


「そんなに構えなくていいよ。分からないことがあっても、話くらい聞くから」


ハインリヒは少し笑い、紙を胸に抱えて部屋を出ていった。




エルツハイムからの報告を待つ間も、王都の仕事は続いた。新領土へ送る書記や裁判実務官の人数を調整し、軍の守備配置について追加の報告を受け、王領の通常の収支も確認する。書類の束は毎日減っているはずなのに、机の上が空になる気配はない。


ゾフィーとは、予定が合う朝には一緒に食事を取った。食卓に着く時間がずれた日は、後で顔を合わせたときにその日の話をした。ある晩、彼女が王妃として受けた訪問のことを話しているうちに、俺もいつの間にかグライフェンの話を始めてしまい、「お仕事のことを聞くつもりではなかったのですが」と笑われた。そこで話をやめたら、今度は向こうから続きを尋ねられた。


数週間後、エルツハイムからの最初の処理報告が届いた。


報告には、王都からの指示文書を現地で受領した日、旧証明書と市の記録を照らした結果、商人へ連絡した日が順に記されていた。貨物の確認を終えたあと、荷車がエルツハイムを発ち、ハーゲンフェルトの倉庫で受け入れられたことまで、送り状の写しで確かめられた。


俺は添付された2枚の書類を並べた。


1枚はエルツハイムで作られた出荷記録。もう1枚には、ハーゲンフェルトで荷を受け取った側の印と、受け入れた鉄の種類が書かれている。記載の仕方は少し違ったが、荷主と送り先、荷の内容は一致していた。


「ちゃんと着いたんだな」


思わず口にすると、報告を持ってきた財政担当官が頷いた。


「はい。今回の荷については、出発前の照合と到着時の確認が済んでおります。商人は、先方の鍛冶業者への引渡しを進めているとのことです」


「途中の徴収所では、何か問題は起きましたか」


「この荷については通行を妨げられておりません。ただ、古い徴収権を主張する側から、引き続き資料の確認を求める申立てが出ています。権利の有無そのものは、まだ審理中です」


「分かりました。その記録も残しておいてください」


「承知しました。また、エルツハイムの担当官からは、同じ書式の貨物証明を使う商人についても、記録の照合を進めたいと報告が来ています」


「現地で処理できるものは進めてください。今回はどの書類が必要だったかも残しておけば、次から確認が早くなるでしょう」


担当官は礼をして退出した。


俺はもう一度、ハーゲンフェルトの受領記録を手に取った。荷を受け入れた倉庫の印の横に、小さな書き込みがある。買い手の指定した場所へ運ぶ日取りについて、商人と相談しているという。


鉄はようやくエルツハイムの倉庫を出て、街道を通り、ハーゲンフェルトの倉庫へ届いた。まだ売買の後始末はあるだろう。それでも、止まっていた仕事がまた動き出したらしい。


報告書の余白には、エルツハイムで次の荷を用意しているという1行もあった。


俺はその行を読み、書類を次の決裁の束へ重ねた。


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