プロローグ編004/不可思議少女【天空 愛海(あまぞら まなみ)】とそれを誘う【ラスボス?】2
【愛海】と【おじちゃん】が会話している所に、【吟侍】は訪れ、
「なんてこった・・・
もう、【宇宙世界】の【ラスボス】とコンタクト取っていたのか・・・
予想以上だ。
さすがだ・・・」
と言った。
【愛海】は、【吟侍】を見て、
「そっちの【おじちゃん】はどなたですか?」
と言った。
【吟侍】は、
「印象として幼いな・・・
まぁ、良いな。
おいらの名前は【芦柄 吟侍】。
【天空 愛海】。
君をおいらの後継者に指名しに来た。
君が話している男、【宇宙世界】の【ラスボス】だぞ。
そいつの名前は【無名の虚無】。
名前を持たない【ラスボス】だったんだが、君に名前を求めて君はそれに応じたと言う事だ」
と言った。
【おじちゃん/無名の虚無】は、
『君は無粋な男だね。
僕と彼女の甘い一時に水を差すなんて』
と言った。
【吟侍】は、
「そいつは悪かったな。
だが、あんた程度なら、【クアンスティータ】の養父になったおいらに手を出すと言う事は無いんだろ?」
と言った。
【義娘】の威光に縋るのは、心苦しかったが、今の【吟侍】は引退した身である。
【おじちゃん/無名の虚無】にも勝てる保証はない。
【愛海】の確保のため、使えるものは何でも使うしかなかった。
【おじちゃん/無名の虚無】は、
『確かに・・・
君に手を出して、【元クアンスティータ】の怒りを買うのは得策ではないな。
では君を立てて、ここは引くとしようか。
でも、僕は彼女を諦めた訳じゃない。
それだけは理解してもらおうかな?』
と言った。
「そうだろうな。
あんたにとって、この子はそれだけ旨味があるのは理解しているつもりだ。
それだけ、この子は才能に満ちている。
間違いない。
彼女がこの世界の代表後継者だ。
会って確信したよ。
あんたにどうにかされる前で安心したよ。
間に合わないところだった。
ギリギリだったな」
『そうかもね。
僕ももう少し、早く、事を進めるんだったよ。
君の存在を失念していた。
僕の落ち度だ。
素直に認めるよ』
「そいつは怖えぇな。
自分の否を素直に認める奴は強えぇからな。
それだけ大物が目を付けるって事はこの子の価値が保証された様なものだ。
彼女はおいらが預かる。
あんたの好きにはさせねぇよ」
『ふっ・・・
またね、マイレディー』
と話した所で、【おじちゃん/無名の虚無】は、立ち去った・・・と言うか霧散した。
完全に居なくなったのを確認してから【吟侍】は、
「この世界の命運は君にかかっている。
って言っても不安だろうな」
と言った。
【愛海】は、
「ううん。
【吟侍おじちゃん】、大丈夫だよ。
私は楽しい事が大好き。
面白い話を持ってきてくれたんでしょ?
ありがとうね」
と言って微笑んだ。
【吟侍】は、
(タイプがつかめない子だな。
不思議ちゃんタイプって事か)
と思いつつ、
「よろしくな、お嬢ちゃん」
と言って笑いかけた。
【愛海】もそれに答えて微笑み返したのだった。




