プロローグ編003/不可思議少女【天空 愛海(あまぞら まなみ)】とそれを誘う【ラスボス?】1
【吟侍】が【天空 愛海】に会いに行った時、彼女は何者かと話していた。
「お兄さんはどなたですか?」
【愛海】は、そう尋ねた。
男性は、
『僕かい?
僕は、君の王子様さ。
君を不可思議な世界に連れ出す王子様だよ。
君は既に持っているんだね?
【鏡の虚構の世界】を』
と言った。
【愛海】が、
「お名前は何と言うのですか?
私の名前は・・・」
と尋ねると、
『知ってる。
【天空 愛海ちゃん】でしょ。
それで僕の名前なんだけど、それは何とでもなるよ。
君は僕をどう呼びたいんだい?
君が好きな名前を決めると良いよ。
これから僕は君の視界に度々現れると思うからね。
君に不思議な世界を紹介しよう。
楽しみだ』
と言った。
「え?
何でも良いの?」
『うん。
何でも良いよ。
どんな名前でもかまわない。
君は言わないと思うけど、排泄物でも汚物でも悪魔でも君がそう呼びたいのなら甘んじてそれを受け入れるよ。
ただし、君が僕を呼ぶのを恥ずかしがる様な名前は止めて欲しいけどね。
僕は君にその名前で呼んで欲しいからね』
「わかった。
じゃあ、【おじちゃん】じゃだめ?」
『僕の見た目は君と変わらないと思うけどね。
君の目には僕が【おじちゃん】に見えるのかい?』
「うん。
気に障ったらごめんね。
でも、私よりずっと色んな事を知ってそうだし、私よりずっと長い間生きている様な気がしたから・・・
【お爺ちゃん】と言うのは失礼かなと思ったから、【おじちゃん】にしたの。
だめだった?」
『【おじちゃん】・・・か。
僕は君とお似合いのつもりで若さを調整したんだけど、君がそう言うならそれでもいいや。
じゃあ、【おじちゃん】と言うことで。
【おじちゃん】として君に対応するなら、年長者として君をエスコートしなくちゃならないな。
本当はデートの1つでもしたかったけどね』
「それは、ごめんね。
気に障ったのならあやまるよ」
『いいさ。
僕はね、君を楽しませるのが大好きなのさ。
君が望むなら白馬の王子様からピエロまで何でもやるつもりだったからね。
気が変わったのならいつでも言ってくれ。
僕は君の望む役になりきる自信がある。
まずは【おじちゃん】だ。
【おじちゃん】として何か君にプレゼントを渡そうと思うけど、何か欲しい物とかあるかい?』
「【おじちゃん】・・・
欲しい物は理由無く与えられてもそんなに嬉しいものではないよ。
本当に努力して手に入れた方がずっと嬉しいし、プレゼントならもっとサプライズでないとね」
『そうか、そうか。
こりゃ一本とられたな。
ごめんごめん。
プレゼント攻撃は無しだね。
じゃあ、ご褒美だ。
問題を出して解けたらご褒美として君が欲しい物を1つプレゼントしようか。
ただし、君から意見は聞かない。
僕が君の第1印象から今、一番欲しいと思っているものを予想してそれをプレゼントとしてあげる事にしよう。
それならサプライズの要素もあるんだと思うけどどうかな?』
「それは素敵なプレゼントだね、、【おじちゃん】」
『ありがとう。
じゃあ、問題だ。
一枚の折り紙がある。
これで僕を喜ばせる物を折ってくれ。
僕が喜んだら君にプレゼントをあげよう』
「それは素敵な提案だね。
私が思う【おじちゃん】の好きな物・・・
なんだろうなぁ・・・」
『じっくり考えて良いよ。
その間に僕も君の好きな物を考えるから・・・』
と言う会話になっていた。




