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(ファーブラ・フィクタイズム5)【カルタイ・ウィクトリケス】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編021/【天空 愛海(あまぞら まなみ)サイト0】/【ボツ】

 【天空(あまぞら) 愛海(まなみ)】は、

「・・・何でわかったの?・・・」

 と言った。

 【芦柄(あしがら) 吟侍(ぎんじ)】は、

「そりゃ、この世界は【虚構の大祭典】がある所だからね。

 おいらが後継者として選ぶのは【架空の存在】だと思っていたよ。

 おいらには【答えを見つけ出す】力の【答えの力】ってのがあるからね。

 だけど、やっぱり【ボツ】だ。

 君達の設定じゃ、生き残れないよ。

 設定が甘すぎる。

 【リテイク】してくれないか?

 【天空(あまぞら) 愛海(まなみ)】、

 【椎堂(しどう) (えにし)】、

 【百宮(ももみや) 遼史朗(りょうしろう)】、

 の名前はそのままで良いよ。

 でも【キャラクター】は根本から変えて欲しい。

 この世界でもやっていける様な設定にしてくれ。

 頼むよ、【眠り姫様】、

 【愛海ちゃん】達は君が作ったんだろ?

 【クアンジェミニちゃん】」

 と言った。

 【吟侍】の指摘により、【愛海】の存在は消え去り、無に返った。

 これまで、見てきた【愛海】は無かった事に戻った。

 代わりに、巨大な氷柱の中で眠っている【女の子】が現れた。

 【クアンジェミニ】だ。

 他の【クアンシリーズ】がそうである様に【クアンジェミニ】もまた【複数の身体】を持つ、【複合多重生命体?】である。

 彼女の場合は、

 7核(【クアンシリーズ】の数え方は【~核】)の【夢想体(むそうたい)】が、6区分に分かれる【クアンジェミニ】とそれ以外をそれぞれ作り出す。

 6区分は、

 【クアンスティータ】で言えば【側体】に当たる96核の【虚従体(きょじゅうたい)】、

 【クアンスティータ】で言えば【側体】に当たる96核の【虚使体(きょしたい)】、

 【クアンスティータ】で言えば【本体】に当たる13核の【虚真体(きょしんたい)】、

 【クアンスティータ】で言えば【本体】に当たる13核の【虚現体(きょげんたい)】、

 【本体】を超える24核の【虚超体(きょちょうたい)】、

 【本体】を超える24核の【虚謎体(きょめいたい)】、

 と言う様に双子の様に2つずつセットであると言う事と、これら全てが【架空の存在?】として定義されていると言うのが特徴になっている。

 本物は7核の【夢想体】だけであり、それ以外は本体であろうとも【架空の存在?】であり【作り直せる】と言うのが他の【クアンシリーズ】には無い大きな特徴となっている。

 また、6区分の【クアンジェミニ】を作り出すのが【夢想体】の6核がそれぞれ担当し、6区分の【クアンジェミニ】を作らない1核が、それ以外の全てを作ると言う事になる。

 目の前に現れたのは、【クアンジェミニ】を作らない【第1夢想体】/【クアンジェミニ・ドゥリム】である。

 そして、この【クアンジェミニ・ドゥリム】こそが、【吟侍】が言い当てた【眠り姫】であり、

 【天空 愛海】、

 【椎堂 縁】、

 【百宮 遼史朗】、

 を作り出した、【作者】と言う事である。

 地球風に考えれば【クアンジェミニ・ドゥリム】は、【作家】、

 【吟侍】は【編集者】と言う立場となり、このままでは【読者】に届けられるレベルに達しないから却下。

 つまり、【ボツ】にしたと言う事である。

 【クアンジェミニ・ドゥリム】は、

《ボツ・・・なの?》

 と思念を送ってきた。

 【吟侍】は、

「そ。

 悪いけど、【ボツ】。

 もう少し設定を無理の無いのにして、

 【天空 愛海2】、

 【椎堂 縁2】、

 【百宮 遼史朗2】、

 を考えて見て。

 おいらも考えるのを手伝うからさ。

 頼むよ。

 このままだと、次の世界に行けないんだ。

 放っては置けないんだよ。

 助けると思ってさ。

 悪いようにはしないから」

 と言った。

 【クアンジェミニ・ドゥリム】は、

《わかった・・・一緒に考えよう・・・》

 と思念を送ってきた。

 【吟侍】は、

「あぁ。

 一緒に良い物作ろうじゃねぇか」

 と言った。

 こうして、

 【天空 愛海】、

 【椎堂 縁】、

 【百宮 遼史朗】、

 は、

 【天空 愛海2】、

 【椎堂 縁2】、

 【百宮 遼史朗2】、

 へと生まれ変わるのだった。

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