プロローグ編021/【天空 愛海(あまぞら まなみ)サイト0】/【ボツ】
【天空 愛海】は、
「・・・何でわかったの?・・・」
と言った。
【芦柄 吟侍】は、
「そりゃ、この世界は【虚構の大祭典】がある所だからね。
おいらが後継者として選ぶのは【架空の存在】だと思っていたよ。
おいらには【答えを見つけ出す】力の【答えの力】ってのがあるからね。
だけど、やっぱり【ボツ】だ。
君達の設定じゃ、生き残れないよ。
設定が甘すぎる。
【リテイク】してくれないか?
【天空 愛海】、
【椎堂 縁】、
【百宮 遼史朗】、
の名前はそのままで良いよ。
でも【キャラクター】は根本から変えて欲しい。
この世界でもやっていける様な設定にしてくれ。
頼むよ、【眠り姫様】、
【愛海ちゃん】達は君が作ったんだろ?
【クアンジェミニちゃん】」
と言った。
【吟侍】の指摘により、【愛海】の存在は消え去り、無に返った。
これまで、見てきた【愛海】は無かった事に戻った。
代わりに、巨大な氷柱の中で眠っている【女の子】が現れた。
【クアンジェミニ】だ。
他の【クアンシリーズ】がそうである様に【クアンジェミニ】もまた【複数の身体】を持つ、【複合多重生命体?】である。
彼女の場合は、
7核(【クアンシリーズ】の数え方は【~核】)の【夢想体】が、6区分に分かれる【クアンジェミニ】とそれ以外をそれぞれ作り出す。
6区分は、
【クアンスティータ】で言えば【側体】に当たる96核の【虚従体】、
【クアンスティータ】で言えば【側体】に当たる96核の【虚使体】、
【クアンスティータ】で言えば【本体】に当たる13核の【虚真体】、
【クアンスティータ】で言えば【本体】に当たる13核の【虚現体】、
【本体】を超える24核の【虚超体】、
【本体】を超える24核の【虚謎体】、
と言う様に双子の様に2つずつセットであると言う事と、これら全てが【架空の存在?】として定義されていると言うのが特徴になっている。
本物は7核の【夢想体】だけであり、それ以外は本体であろうとも【架空の存在?】であり【作り直せる】と言うのが他の【クアンシリーズ】には無い大きな特徴となっている。
また、6区分の【クアンジェミニ】を作り出すのが【夢想体】の6核がそれぞれ担当し、6区分の【クアンジェミニ】を作らない1核が、それ以外の全てを作ると言う事になる。
目の前に現れたのは、【クアンジェミニ】を作らない【第1夢想体】/【クアンジェミニ・ドゥリム】である。
そして、この【クアンジェミニ・ドゥリム】こそが、【吟侍】が言い当てた【眠り姫】であり、
【天空 愛海】、
【椎堂 縁】、
【百宮 遼史朗】、
を作り出した、【作者】と言う事である。
地球風に考えれば【クアンジェミニ・ドゥリム】は、【作家】、
【吟侍】は【編集者】と言う立場となり、このままでは【読者】に届けられるレベルに達しないから却下。
つまり、【ボツ】にしたと言う事である。
【クアンジェミニ・ドゥリム】は、
《ボツ・・・なの?》
と思念を送ってきた。
【吟侍】は、
「そ。
悪いけど、【ボツ】。
もう少し設定を無理の無いのにして、
【天空 愛海2】、
【椎堂 縁2】、
【百宮 遼史朗2】、
を考えて見て。
おいらも考えるのを手伝うからさ。
頼むよ。
このままだと、次の世界に行けないんだ。
放っては置けないんだよ。
助けると思ってさ。
悪いようにはしないから」
と言った。
【クアンジェミニ・ドゥリム】は、
《わかった・・・一緒に考えよう・・・》
と思念を送ってきた。
【吟侍】は、
「あぁ。
一緒に良い物作ろうじゃねぇか」
と言った。
こうして、
【天空 愛海】、
【椎堂 縁】、
【百宮 遼史朗】、
は、
【天空 愛海2】、
【椎堂 縁2】、
【百宮 遼史朗2】、
へと生まれ変わるのだった。




