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桜の国のコトノハ使い  作者: 冬華白輝
本編・各国訪問編
20/26

やってきました!楓の国!!

 常秋、なんて言葉があるかどうかなんてことは於いておいて、ともかくも、そんな気候の楓の国にやってきました!!


 楓の国の国民性は、生真面目で神経質、理屈っぽくて無駄を嫌う・・・らしい。しかも、1年の半分は雨が降っていて、じめじめしている。


 特産物は小麦とメープルシロップ。主食はホットケーキ。他にも、薬草やキノコなどを栽培している、とか。


 桜の国に次いで、農産物の多い国らしいです。


 まぁ、実りの秋、とも言うし・・・栗とか柿とかくるみとか?あと、秋っていったら何が獲れたかなぁ・・・?


 ともかくも、ここは農産品を増やす方向でいこうかなと思ったりしているわけです。


 で、国王陛下達に会うってことで、雫くんと一緒に森さんに案内されてやって来た謁見の間。


「ほぇええ・・・」


 なんて、感嘆の声をあげてしまったのは、まぁ、仕方ないと思うのですよ。


 壁紙から置物まで一切無駄の無い、洗練された謁見の間。こういうのはやっぱりセンスが問われるものだよね。


「宮殿の中でもここは外宮と呼ばれる棟で、いわゆる外交に使われる場所です。なので、一切の節約をせず、本当に良い物を使っているんです」


「・・・なるほどー」


 森さんの説明に納得、というか・・・まぁ、これが楓の国らしさなのかな、と思う。


 必要と思われる部分には多少の赤字も覚悟で予算を投入してるんだろうなぁ・・・。


 でも、主食がホットケーキ・・・食の改善は必要な部分じゃないのかな?それともより良い食文化が身近にないから、ホットケーキで満足できてる?


 楓の国から食文化を発信させるのは良い手かもしれない。


 だって、今の状況で楓の国が食文化最先端ってことだから、他の国が最先端になったら悔しいだろうし。その国の得意分野を伸ばすほうが、軋轢は少ないと思う。


「森殿下」


 侍従さんらしき人が森さんに耳打ちをする。


 ふむ。国王陛下達が来るってお知らせかな?それとも、逆?


「夢未様、間もなく父達が参りますので、こちらへ」


「あ、はい」


 謁見の間の脇の扉を指し示されてその場に向かう。


 どうやら、同格か格上の相手と謁見する時には奥の間を使うのだそうで、一応、私はカナン様の使いで格上の扱いになるようだ。


 まずは楓の国の改善の第一歩、国王陛下達に許可をもらわないとね!!


 よし、頑張るぞー!!

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