表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛こそ必要悪で正義 -sins-  作者: 社容尊悟
Ⅱ 白と黒

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/96

悔いは決して悪いことではない

 アキヤは懺悔日記を書き終えて、背伸びをした。

「真宵さんは結ばれたけれど……マルクさんは結ばれなかった。これはやはり、歴史が関係しているからですね。歴史とは悲しい過去の残滓。血で血を洗う戦の、忌まわしき記憶です。それらは決して埋めることのできない、恨みや憎しみを持っているんですね。私も、アフリカンな人々を黒人と呼ばないようにしなければなりません。差別は根本から絶つべし、です。今も差別は続いています。全てを清算できるほど、生易しい出来事ではなかったですからね。白人と黒人の戦いは」

 目を閉じて、アキヤは神に祈りを捧げる。

「神よ。私の声を、どうかお聴きください……」

 仮であれ聖職者なので、アキヤにも神の御声は聞こえる。

 神のお告げというものだ。

「私の進むべき道は……愛こそ必要悪で正義なのだということ……皆に説いてくださいまし。アーメン」

 愛は時に悪であるが、それは必要な悪であり、正義なのだ。

 人を愛し、愛されることは、神が教えてくれた素晴らしい行いである。

 アキヤはそれを皆に説いていき、神にもそれを願う。

「私も人を愛す者として……教え導きたいものです」

 アキヤは微笑んで、万年筆を机に置いた。


「悔いは決して悪いことではない。そう私は思います」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ