前へ目次 次へ 17/96 人が許さなくとも、神が許す そんな短い文面からでも、アリエスの気持ちが伝わってきた。 本当にこんな自分を愛してくれていたのだと思いが溢れ出し、マルクの胸を打つ。 マルクは一粒の滴を手紙に落とし、アリエスへの愛を更に深めた。 愛し合っているのに、どうしても二人は結ばれない運命にあった。 前世で罪を犯してしまったのか、どう足掻いても実らない恋だった。 人が許すまいが、神は許す。 彼ら二人の愛は、永遠に。 離れ離れであろうとも、二人はいつも傍にいる。 心がそう決めたのだ。