第48章:【逮捕・収監 ・公判 ・判決 ・死刑確定 ~ 死刑執行】(2)
犯行自供当時の取調べの様子。
「ツトム君、君が生まれてきてから、今までにしてきた悪いことを全部話してみろよ。気分が楽になるぞ。どうだ、ウン?」
といった語り口で誘い水を向けたら、伝えられるように、「ポロッと」(捜査員。)
綾子ちゃん殺人の自供が飛び出したというのだ。
「その瞬間は、捜査員もビックリだったらしいですよ。なにせ、宮崎の言い方が、『これから私の言うことを、真剣に聞いて下さい。』と前置きして、それから何月何日どこでどうした、と順を追って、次々と話したといいますからね。」
(取材記者)[『サンデー毎日』1989.9.17]
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【宮崎勤 留置場の「素顔」と「肉声」】
以下は、
『夕刊フジ』(1989.8.23)の【「おい、ミヤザワ」に「宮崎です」】より。
深川署の朝食は、主にパン。
宮崎はこのパンに、マーガリン、ジャムをたんねんに四隅まで塗りつけ、多い日には、4枚もたいらげる。
真理ちゃん、そして絵梨香ちゃん殺しを自供した日も、食欲は旺盛で、夕食、翌朝の朝食もペロリとたいらげた。
ご飯の食べ方が変わっている。
ハシに、ごく少量の飯粒を乗せながら、何度も何度も口に運ぶ。
就寝は、夜十時。
消灯後がすぐに寝息をたて、うなされる様子もなく、朝まで熟睡するという。
あくまで平静、淡々と過ごす宮崎からは、「おびえる気持ちも、申し訳ないという気持ちも見えない。人間の感情がないのだろうか。」
と、捜査員は不思議がる。
ただ一度だけだが、こんなことがあった。
起床時間を過ぎても起きない宮崎に、署員が間違って、「おい、ミヤザワ」と、声をかけた。
その時、この“無表情”と見られた男が、「宮崎です。」と言って、ニヤリと笑顔を見せた。




