第31章:【就職~家業手伝い】(3)
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「彼は、父親が高価な新しい印刷機械を購入して覚えさせようとしたのに、ついに指一本触れようとはしませんでした。ただ、『これをやれ』と言われたことはやる。土、日だってよく働いたほうだと思います。
ただ、時々、『今日はいないから』と小声で言って、朝の9時ごろ、ふらーっといなくなる。そして日暮れごろそっと帰ってきて、どこへ行ったかも何があったかも話さず、食事だけして部屋へこもっていました」
(従業員M氏)[『テーミス』1989.8.30]
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「時々、勤君に頼まれて、夕方、駅まで自動車で送ったことがありました。勤君は“遊びに無断で行くことをパパに言わないで”と言ってました。私はどこへ行くのか聞きませんでした」
(工場長)[『週刊ポスト』1989.9.7]
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「午前中に10分ぐらい仕事をすると飽きてしまい、自分の部屋に行ってビデオをいじっている。しばらくすると出てきて、また働き出すかと思うと、車に乗って出かけてしまう。とにかくチャランポランだった。さすがに親父も頭にきて、再三、“工場を抜け出すのは困る”と、厳しく叱っていた。だけど、勤は全く聞き入れなかった。
工場長も勤は社長の息子だから、きついことは言えない。親父は広告取りで外回りが多いから工場にはいない。結局、勤は放任状態で、ほとんど仕事をしていなかった。母親は“職業を誤ったかもしれない”と嘆いていたという。本人は“ビデオで身を立てる……”と言ってたそうだけど……」
(秋川新聞社に出入りしていた関係者)[『文藝春秋』10号【追跡!宮崎勤の「暗い森」】安倍隆典]
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「やるときは神経質なくらい夢中なんだよね。刷り上がった紙を何種類か重ねるような仕事があるとね、ちょっとでも汚れがあるようなやつはすぐに撥ねちゃうんだ。そのくらいはいいよと思って、言うとさ、『うるさいっ。手を出すな』って、すごい剣幕で怒ったりする」
[『現代』10号【幼女惨殺】吉岡忍]




