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第25章:【短大時代】(1)

 1981年、東京工芸大短大画像技術科に進学。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 98▼


 「1年のとき宮崎君とおもな授業はいつも一緒でした。いつも顔を見合(みあわ)すから、私たち女の子もごく自然に“おはよう”って声をかけるし、隣の席になれば話しかけもするんです。でも、絶対に彼は答えようとしないんです。笑い返しもしない。視線を伏せちゃうんです。

 最初のうちは照れてるのかと思ってたんですが、あまり嫌(いや)そうなので、女の子たちも挨拶(あいさつ)しなくなったの。別に避けるつもりはなかったけど、こっちもあんまりいい気はしないから」


 (同級生のOさん)[『女性自身』1989.9.5]


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 99▼


 「彼はいつも一人だった。たいていグループができて、それぞれ集まって遊びに行ったりしたものですが、彼はどこのグループにも属していなかった。クラスのコンパにも出てこなかった。

 陰気(いんき)で暗いから皆が遠ざけたというのではなく、真面目(まじめ)で勉強しかしない秀才タイプの人間だと思っていたんです。目立たなくて、色が白い人だったという記憶しかないですね」


 (同級生)[『文藝春秋』10号【追跡!宮崎勤の「暗い森」】安倍隆典]


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 箱根に写真撮影の実習に行ったときは、ひとり、テレビを観ていたという。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 100▼


 「学生食堂や教室移動のとき、女の子同士で固まって話していると、遠くから、じっと見ているんですよ。にやにやしているんじゃなく、無表情というか、むしろ怒っているような感じでね。

 私、最初は宮崎君に朝会うと、『おはよう』と挨拶(あいさつ)してたんだけど。逆ににらまれるんで、怖いからやめることにしたんです」


 (短大同級生、T子さん)[『テーミス』1989.9.13]

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