第4話(最終話):からん、ころん、これからも
新しい『猫の癒やし』の揉み処がこの場所に開いてから、早いもので二ヶ月が経った。
季節は音もなく巡り、朝晩の肌をなでる空気には、すっかり心地よい秋の気配が混じるようになっている。
朝、パチリと目を覚ますと、雲ひとつない秋の澄んだ太陽から、柔らかい木漏れ日が母屋から続く渡り廊下を真っ直ぐに照らしていた。
まだ新築の香りが残る揉み処のドアを開ければ、そこはもう、私たち家族と猫たちだけの、小さな小さな楽園だ。
ももは一番日当たりのいい出窓で、気持ちよさそうに背中を丸めて長い長い伸びをしており、ゆずはキャットタワーの一番上で、綺麗な香箱座りをしながら、静かに優しく部屋を見下ろしている。
遊んでほしそうにやんちゃに尻尾をパタパタと振っているのはレオだ。
カイは相変わらず、ただじっと窓の外を横切る小鳥を眺めて大物の風格を漂わせ、甘えん坊のフクはお母さん猫のサチのそばを片時も離れようとしない。
少しお転婆なソラは、相変わらずメイの周りをくるくると楽しそうに追いかけ回し、少しおしゃまなメイはそれを「もう、朝からうるさいなぁ」と言いたげに迷惑そうな顔をしつつも、決して本気で怒ることはなく、少し嬉しそうにその突進を受け止めている。
お母さん猫のサチは、そんな愛しい子供たちの様子を満足そうに細い目で見つめながら、喉の奥をゴロゴロ、ゴロゴロと幸せそうに鳴らしていた。
どこを切り取っても、絵の具で描いたように愛おしい、いつも通りの、かけがえのない朝。
「にゃあ(主、今日も昼から営業するのか?)」
ももがふと毛繕いの動きを止め、大きな丸い琥珀色の瞳で私を振り返った。窓の外には、抜けるような秋の青空がどこまでも広がっている。
「ももがその気なら、今日もお店を開けようか。どうする?」
「にゃ(ふん、やる気満々だ。俺の肉球はいつでもいけるぞ)」
「ふふ、じゃあ、決まりね」
私は愛用のカメラを手に取り、まずはその美しい朝の光景を、ファインダー越しに一枚の形に収めた。
窓辺の光に透けて輝くももの美しい毛並み。その後ろで静かに目を細めるゆずの横顔。日差しの中で思い思いにじゃれ合う子猫たち。
これが、今日ネットにアップする動画の冒頭になる。私たちのなんてことのない、けれど奇跡のような「日常」そのものが、画面の向こうにいる誰かにとっての生きる癒やしになればいい。そう心から願いながら、カシャリと静かにシャッターを切った。
昼過ぎ。からん、ころん、と静かにドアベルが鳴った。
扉を開けて、我が家に帰ってきたかのように嬉しそうな足取りで歩いてきたのは、田中さんだった。
「こんにちは! 店主さん、今日、猫さんたちは起きてますか……?」
「いらっしゃいませ、田中さん。ええ、みんなばっちり起きて、あなたのことを待っていましたよ」
「やったあ! よかった!」
すっかり常連の顔なじみになった彼は、最初にお店に来た時のあのそわそわした緊張感や孤独な気配など微塵もなく、実家に帰ってきたかのような安心しきった笑顔を見せる。
田中さんが慣れた動作でベッドに横たわると、ゆずが待ってましたとばかりにさっさとその背中へと飛び乗った。
「にゃ(待たせたな、猫不足の人間よ)」
「ゆずさん、今週もよろしくお願いします。ああ……温かい……」
もはや二人の熟練の役者のような、息の合った挨拶。
すぐにゴロゴロゴロゴロ……と、部屋の中に心地よい重低音が響き渡り、田中さんの表情が緩んでいく。
「一人暮らしの部屋、最初は寂しくて死にそうでしたけど、ここでこうして温もりを分けてもらうようになってから、だいぶ自分のペースで楽しめるようになってきました。でもやっぱり、週末にここに来ると、一週間仕事で張り詰めていた何かが、一気にほぐれる気がします」
「それは本当によかったです。田中さんが少しずつでも元気になってくれて、私もうれしいです」
「あ、そうだ。僕をここに紹介してくれた先輩の佐藤さん、最近どうですか? なんか会社でまた新しく大きなプロジェクトが始まったらしくて、ものすごく忙しそうにしてたんです。周りのみんなは『出世頭だ』って持ち上げてますけど、僕の目から見ても、ちょっと限界そうに見えて、心配で……」
「佐藤さん、ですか……」
私が少しだけ心配になって視線を落とすと、田中さんはそれきり安心したように深く深く目を閉じ、ゆずの温かい肉球とももの心地よい重みに、その心と体を完全に委ねて眠りについていった。
夕方。
茜色の優しい光が、大きな窓から斜めに差し込む頃。
田中さんがすっきりとした顔で帰っていって間もなく、からん、ころん、と再び静かにベルが鳴った。
入ってきたのは、やはり田中さんが心配していた、佐藤さんだった。
田中さんの言葉通り、その顔色は決して優れない。ずっしりとした目に見えない重疲労が、スーツの肩にのしかかっているのが分かる。けれど、以前の彼と決定的に違っていたのは――その表情の奥に、すべてを諦めたような暗い影ではなく、何かを必死に見つめ、考えているような、強い「迷い」の光があることだった。
「こんばんは。……実は店主さん、今日はリラクゼーションではなく、あなたにどうしてもご報告したいことがあって、ここに来ました」
「佐藤さん……。どうぞ、まずはこちらへ。温かい薬膳のお茶でも飲みながら、ゆっくり伺います」
佐藤さんは施術ベッドの縁に静かに腰掛け、小さく深く息を吐いてから、意を決したように私を真っ直ぐに見つめた。
「私……会社から打診されていた、部長代理の職を、正式にお断りすることにしました」
私は言葉を挟まず、ただ黙って、彼の次の言葉を待った。
「ここに来るたびにね、ずっと考えていたんです。ももさんやゆずさんに身体を揉まれて、頭が空っぽになるたびに、自分が本当にやりたいことと、今会社で上を目指して必死にやっていることが、どんどんズレていってるなって。出世することは確かに名誉かもしれないけれど、私はもっと、現場で部下たちの声を聞き、お客様と直接向き合う仕事が心から好きだったんです。……昨日、家族にも全部本音を話したら、『お父さんが責任で壊れちゃうくらいなら、好きなようにしなさい』って、妻も子供も笑ってくれて。だから、出世競争から一度、降りて立ち止まることにしました。これからは、現場の一担当として、もう一度やり直します」
そこまで胸の内を一気に吐き出すと、佐藤さんは、張り付いていた憑き物が完全に落ちたような、これまでで一番穏やかな笑顔を見せた。
「にゃあ(……ふん。やっと自分の頭で気づいたか、この大馬鹿者が。遅すぎるくらいだ)」
ベッドの下から、ももがトン、と軽やかに上がってきて、佐藤さんの膝にそっとその大きな頭を擦り付けた。「にゃおん」という短い、けれど信じられないほど慈愛に満ちた優しい鳴き声だった。
佐藤さんは目元を少し赤くしながら、愛おしそうに自身の眼鏡を外した。
「はは……ももさんに、また怒られちゃいましたね」
「ふふ、怒ってなんていませんよ。……よく自分で頑張って、大きな決断をしたねって、心から褒めてくれてるんだと思います」
佐藤さんはしばらく言葉を失ったように、ももの頭を何度も、何度も愛おしそうに撫でていた。
それから、「そうだと、いいな。本当に、ありがとう」と小さく呟いた。
「にゃ(そうだと言ってるだろ。疑うな)」
今度はキャットタワーからゆずが静かに降りてきて、佐藤さんの背中にそっと寄り添うように丸くなった。
佐藤さんは子供のように小さく笑って、ゆっくりと、すべてを預けるようにベッドに横たわった。
ゴロゴロゴロゴロ……ゴロゴロゴロゴロ……。
新築の清々しい木の香りと、猫たちの確かな命の温もり、そして秋の静かな夕暮れの茜光。
佐藤さんの頑なだった肩の線が、ゆっくりと、本当にゆっくりと、床へ向かって柔らかく落ちていった。もう彼の肩に、自分のキャパシティを超えるような、重すぎる荷物は乗っていない。
とっぷりと日が暮れ、夕闇が夜の帳へと変わる頃。
――からん、ころん。
どこか控えめに、けれど嬉しさを隠しきれないような音を立てて、ベルが鳴った。
入ってきたのは、前回の夜、猫への愛が深すぎて暴走寸前だった、あのペット禁止マンションに住む女性だった。
しかし、今日の彼女の目には、あの時の飢えたようなギラギラとした光はどこにもなかった。代わりに、とても優しく、穏やかな光が宿っている。
「店主さん、こんばんは。あの……今日は、猫さんたちの機嫌は、どうでしょうか。私のこと、入れてくれますか?」
「いらっしゃいませ。ええ、もちろんですよ。どうぞこちらへ」
女性はベッドへ案内されると、コートを丁寧に畳み、静かに横たわった。前回の教訓をちゃんと守り、決して自分から猫を追いかけようとせず、両手を胸の上で組んで、じっと静かに天井を見つめている。
「私ね、店主さん。あれからずっと、教えてもらった『猫に合わせる』っていう言葉を、仕事や生活の中でも考えていたんです」
女性が、静かな声で語り始めた。
「今までは、猫が欲しい、触りたい、抱っこしたいって、自分の『欲しい』ばかりを押し付けて、猫の気持ちを全然考えていませんでした。でも、前回ここでゆずさんが自分から来てくれたとき、愛するっていうのは、相手の準備ができるのをじっと待つことなんだって、初めて知ったんです。それが分かったら、ペット禁止の部屋で一人でいる時間も、不思議と寂しくなくなって。いつか猫を迎えられる日まで、この寂しさは、猫への愛を育てるための大切な時間なんだって思えるようになりました」
彼女が静かに微笑んだ、その瞬間だった。
ベッドの下から、ももとゆずが、まるで彼女の心の成長を祝福するかのように、同時に姿を現した。
「にゃ(うん。合格だ。お前、いい人間になったな)」
ももが、彼女の足元へどっしりと寝そべる。
「にゃあ(よく待てました。ご褒美だぞ)」
ゆずが迷いのない足取りでベッドを登り、今度は彼女のお腹のあたりで、そっと丸くなった。
「あ……っ、ももさん、ゆずさん……!」
女性の目から、ぽろぽろと、喜びの涙が溢れ出した。けれど彼女は、約束通り絶対に無理に抱きしめようとはせず、ただそっと、二匹の温もりに指先を触れさせるだけに留めた。
ゴロゴロゴロゴロ……ゴロゴロゴロゴロ……。
二匹の最大級のゴロゴロ音が、彼女の体を包み込んでいく。猫を溺愛するがゆえに孤独だった彼女の心は、今、猫たち自身の手によって、完璧な相思相愛の癒やしへと昇華されていた。
「幸せです……。猫さん、本当に、ありがとう……」
彼女の呟きは、秋の夜の静寂の中に、とても美しく溶けていった。
夜も更けた頃。
――からん、ころん。
お馴染みの、几帳面で少し硬いリズムでベルが鳴る。
黒いビジネスバッグを正しく抱えた、あのお堅いシルエット。
「……夜間の、定期調査です」
「黒岩さん、いらっしゃいませ。どうぞ、いつもの席へ」
もはや、それ以上の野暮な会話は必要なかった。
私も何も聞かないし、黒岩さんも今さら何も言い訳をしない。
黒岩さんは流れるような無駄のない動作でベッドに横たわり、ももとゆずが当然の権利のようにその上に乗り込んで、今夜最後の特等席のゴロゴロが始まった。
「……少しずつですが、毎日の生活が、楽になってきたんです」
眼鏡を外し、目を閉じたまま、黒岩さんがぽつりと、消え入りそうな声で呟いた。
「ここに来るようになってから、私の何かが、確かに変わった」
「それは本当によかったです」
「相変わらず、お役所の担当件数は減りませんし、住民からの苦情の処理も、不条理な書類仕事も山積みです。……ですが、一週間の終わりに、ここに帰ってきさえすれば、あの扉の向こうで二匹が待っている。そう分かっているだけで、不思議と毎日の激務を持ちこたえられる、そんな気がするんです」
「にゃあ(当然だろ。俺たちがバックについてるんだ。お前はよくやってるよ、お役人)」
「にゃ(そうだぞ。だから、ちゅーるの備蓄だけは忘れるなよ)」
二匹の通訳を聞いたわけではないだろうに、黒岩さんはふっと、嬉しそうに小さく吹き出した。
「ふっ……まさか私の堅物な人生において、猫という生き物にこれほど深く慰められる日が来るとは、思いもしませんでしたがね」
「猫は、絶対に嘘を言いませんから。いつでも、そのまんまで正直です」
「ええ。……人間よりも、ずっと」
ゴロゴロゴロゴロ……。
暗めの心地よい照明の中、深い眠りに落ちていく黒岩さんの眼鏡が、今夜もまた少しだけ、愛らしく横にずれていた。
その夜、遅く。
すべてのお客様を笑顔で見送り、真新しい揉み処には、私一人になった。
部屋の電気を完全に落とす前に、私は大きな窓から、外の景色をぼんやりと眺めた。
宝くじが当たって、この場所に移植した大切な木々が、心地よい夜風に吹かれてさわさわと葉を擦り合わせている。
花壇に咲く秋の花が、外灯の優しい光にそっと守られるようにして静かに揺れていた。細い渡り廊下の向こうには、我が家の母屋の明かりが、ぽつんと温かく灯っているのが見える。
「にゃあ」
いつの間にか、ももが隣にやってきて、窓台にちょこんと座った。
「にゃ」
反対側には、ゆず。
二匹はそれ以上、何も言わなかった。ただ私と同じように、並んで夜の静かな庭をじっと見つめていた。
(本当に……ここまで来たんだな)
胸の奥の、一番深いところから、じんわりとした温かい感情が込み上げてくる。
一人で薬膳カフェをやっていた頃の自分には、絶対に想像もできなかった最高の景色だ。料理が下手で、厨房に立つたびにプレッシャーで「自分には向いていないんじゃないか」と孤独に悩んでいたあの夜。自分の不器用さに押しつぶされそうで、一人で涙が出そうだった日々のこと。
まさか当たるなんて思ってもみなかったし、自分が始めたこの小さな猫の揉み処が、こんなにも誰かの人生の分岐点に優しく寄り添い、必要とされる場所になるなんて、最初は夢にも思っていなかったのだから。
でも、私の隣には、いつもこの子たちがいてくれた。
ももとゆずが来てくれて、あの激しい雨の日にサチや子猫たちが我が家へやってきてくれなければ、何ひとつ始まらなかったのだ。
あの日見た、不思議な夢。売り場の前に佇んでいたあの夢は、きっと、この子たちが私に「もう無理をして背伸びをしなくていいんだよ」と教えてくれるために見せてくれた、優しい、優しい奇跡だったのかもしれない。
「ありがとう」
私は視線を窓から二匹へと移し、その柔らかな頭を一つずつ、愛おしさをすべて込めて撫でた。指先に伝わる、猫たちの確かな、愛しい体温。
「二匹とも、本当にありがとうね。あなたたちのおかげで、私は私のままで、ここで生きていけるよ」
ももは「にゃおん」と、少し照れたように甘えた声で短く鳴いた。
ゆずは何も言わず、ただ私の足首に、その温かい体をぴったりと寄せた。
言葉なんてなくても、それだけで、十分すぎるほどの答えだった。
看板のスイッチを切るために、私は一度、外の心地よい夜気へと足を踏み出した。
ひんやりとした秋の空気が、火照った肌を優しく撫でていく。見上げれば、澄み切った夜空に、綺麗な月がぽっかりと浮かんでいた。
あの不思議な看板は、今夜も道端で優しく、ぽつりと静かに灯っていた。
がんばりすぎて、がんばりすぎて、心がちぎれそうになっている人にしか見えない、小さな小さな、魔法の光。
明日もきっと、この光を見つけてくれる人がいる。
進むべき道に迷って立ち止まってしまった誰かが、孤独な夜に押しつぶされそうで猫の温もりを激しく求める誰かが、ふらりとこの灯りに導かれて、あの扉を叩くだろう。
そしたら、ももとゆずが。その逞しい背中を見て育っていくサチの子猫たちがやがて、その人の背負った重すぎる荷物を、あの柔らかい肉球でそっと、少しずつ引き受けていくのだ。
ここには、ただそれだけのために存在する、小さな、けれど絶対の楽園がある。
カチリ、と静かな音がして、看板の優しい灯りが消えた。
あたりは一瞬で深い夜の闇に包まれる。けれど、寂しさはどこにもなかった。また明日になれば、心を込めて点ける、大切な私たちの光だから。
――からん、ころん。
夜風に小さく揺れた真鍮のベルが、おやすみの挨拶のように背中で優しく鳴り響いた。
私は木の香りが残る揉み処に鍵をかけ、母屋へと続く細い渡り廊下をゆっくりと歩いていく。
一歩進むごとに、すぐ足元から、ももとゆずのかすかな足音が遅れないようについてくるのが分かった。二つの小さな頼もしい気配が、私の歩幅に合わせてぴったりと寄り添ってくれている。
母屋の引き戸を開け、暗い廊下の奥へと進む。
そこからは、すやすやと小さくて愛らしい、無数の寝息が重なり合って聞こえてきた。
やんちゃなレオの、風格漂うカイの、甘えん坊のフクの、おてんばなソラの、少しおしゃまなメイの。そして、そんな子供たちを大きな愛で包み込んで眠る、お母さん猫のサチの、静かな寝息。
みんな、今日も元気で、お腹いっぱいで、世界で一番安全な場所で、幸せそうに眠っている。
「みんな、今日も一日お疲れ様。本当に、おやすみ」
私が暗闇に向かってそっと愛を込めて囁くと、
「にゃあ」とももが小さく、喉を鳴らすようにして優しく応えた。
「にゃ……」
とゆずが、もう限界だと言いたげに、眠たそうに甘えて鳴いた。
家の中に、満ち足りた静かな夜が満ちていく。
明日も、明後日も、この先もずっと、私たちの愛しい暮らしはきっと変わらない。
猫たちの足音が優しく紡ぐ、穏やかな日々が、これからもずっと、ずっと続いていく。
――からん、ころん。
明日の朝が来れば、またあの幸せのベルが鳴る。
新しい物語の扉を開けて、愛しい猫たちと一緒に、私たちはいつでも、最初のお客様を待っている。
最初は、私の頭の中にだけいた、飼い猫。
お世話係の「もも」と、マイペースな「ゆず」。
犬派だった私が猫飼いになって、こんなに猫好きになるなんて思いませんでした
そこから実体験を混ぜつつ、私の願望を詰め込んたファンタジーです。
もし日々の生活の中で「もう頑張れないな」「誰かの温もりが欲しいな」と感じたときは、この揉み処を思い出してください。
最後に、今日までこの小さな楽園を愛してくださったすべての読者様に、心からの感謝を込めて。
本当に、ありがとうございました。
2026年5月31日
作者:ゆも




