癇癪とパニック、どう違う?
癇癪とパニック。症状はよく似てますが、起きている原因が異なります。どんな理由で起きているのかを知ることで、癇癪やパニックが収まりやすくなるかもしれません。
こんにちは、みほしです。見に来てくれて、ありがとうございます!おかえりなさい、お茶どうぞ。子どもが激しく泣いたり暴れたりすると、親御さんは本当に大変な思いをします。泣き止まない、大きな声を出し続ける。
これの原因には、癇癪とパニックが考えられます。よく似てますが、騒ぐ原因が異なってる。そのため対処も異なるんです。
まず大前提として、癇癪にしろパニックにしろ、やっちゃいけない対処法を押さえておきましょう。
・怒鳴って黙らせる
・殴って黙らせる
・人権を否定するような言葉をかける…生命を脅かすようなものも含む
・健常者との意味のない比較
・どこかに閉じ込める、家から追い出すなど
言わずもがなトラウマを作ります。これで今起きている癇癪やパニックは一瞬納まるかもしれませんが、一瞬だけです。根本的にはなにも変わってないし、癇癪とパニックを繰り返す。そして、騒げば殴られるというトラウマも持ちます。いい事なんか一つもない。当事者の自己肯定感が下がり、二次障害を生むきっかけにもつながる。
でも、癇癪やパニックをそのままほったらかしたり、好きなように騒がせておくわけにもいきません。対処する側のメンタルは削れ、周囲の人にも迷惑をかけます。
癇癪とパニックは、原因が違う。ここを知ることで、対処の仕方が変わり、鎮火が早まります。そしてこれを知っておくと、当事者からが向ける目も違ってくる。「この人にはわがままが通らない」という危機感と、「この人は分かってくれる」という信頼を寄せるきっかけにもつながると、私は思ってます。
まず癇癪。早い話がわがままです。思い通りにならなかったことが原因で、感情のリミッターが振り切って泣いたり怒ったり騒いだりします。騒いだら要望が通るという、やらなくていい成功体験を積み重ねると、思い通りにならなかったらすぐ癇癪を起こすこともある。大人でもそうです。
私は子どもの頃癇癪持ちでした。抱っこしてほしい、あっちに行きたかった、これを買ってほしい、もっと外に居たい……。上げだすときりがありません。一人っ子だったとしても、叶えるのには限界がある。私は下にきょうだいがいるため、こんなわがままは全く通らなかった。それも癇癪が酷くなる原因だったと思います。
きょうだい児はこういうとき、発達持ちのことをよく見てます。やらかすのは大体発達持ちです。これをこうすると怒られる、この声の大きさで喋ると話を聞いてもらえない、こうやれば発達持ちは黙る。年齢を重ねるごとに自分のきょうだいはバケモノなんだと実感し、距離を置く。きょうだい児だからこそ苦しい時間は絶対にある。
当事者である子どもも、健常者のきょうだい児を見ています。こいつはほんとに要領がいいと思うし、歳を重ねるごとに実年齢通りに成長するきょうだい児は、当事者のことをあっという間に追い抜いていく。自分よりも実年齢が低いきょうだい児との比較、追い抜かれる絶望。そして、言葉のないマウント。この部分も、いつか掘り下げていきたいと思っています。
私の癇癪は、小学校2年くらいからだんだん収まってきました。というのも、それくらいの年齢のときに、自分よりも酷い癇癪持ちが転校してきたんです。自分よりも状態が酷い人を見ると、人間は立ち止まる生き物らしい。癇癪を起している相手を見て、これはまずいと思い癇癪を起さなくなっていった記憶があります。
癇癪の根源がわがままである。場合によっては叱らないといけない。でも聞く耳を持たない。こういうとき、どうするのが有効なのか。
私の場合は「こちらが黙って相手が黙るのを待つ」これをやられると、鎮火が早かったです。なにも言わない。水をかけず油も注がない。要するに燃え尽きるまで待つ。
発達持ちも一応人間なので、体力の限界と感情の鎮火があります。それを狙い、目を離さずに見守る。目を離さないことが重要です。見られていることで、危機感が出ます。ほったらかしにしないことで、最後まで一緒に居てくれる、近くにいてくれる人という認識が生じ、そこから信頼関係もできやすいです。
ではパニックはどうなのか。想定外の出来事を含む、処理できないストレスが原因です。わがままはほとんど噛んでません。パニクってるんです。静かな場所に連れて行って、落ち着くのを待つのが最善かと思います。変な声かけとかは不要です。落ち着いたタイミングで声をかけてあげてください。ものがない、けがをしない場所で様子をみまてあげるのがいいかと思います。
自前の小説の主人公も、パニックとか感情が振り切ってるときは地下に自室に引き上げてます。あれができるようになれば、自分のこともそれなりに自分で理解している段階になりますが、子どもだと難しい。そこで、「これをやったら少し落ち着く」という、段階的に落ち着けるステップを作るのもおすすめです。
イラっと来たら水を飲む。これで落ち着く経験を繰り返す。パニクる前に外に出る。気分が変わり、落ち着く。これを繰り返すことで、当事者も感情の爆発を避けやすくなります。
癇癪とパニックの違いは、当事者本人が自覚済みである可能性が高いです。ただ、子どもだとそれが説明できない。大人の場合、都合が悪いから言わない。
まことにめんどくさい。人間ってそういうもんです。健常者でもそうでしょ? 聞かれたくないことは誤魔化すし、臭いものには蓋をする。そういうことです。
今回は、この辺で。
猛者の皆さんに、1つでも多くいいことがありますように。
明日も朗らかに晴れますように。
みほし ゆうせい
なにも言わない。相手が冷静になるのを待つ。これが結構苦行です。でもこれをやってると、癇癪持ちは「だめだこの人なびかない」「黙らないとマズイ」「話し合った方が早い」と切り替えやすくなります。癇癪は、頭に血が上るのも早いし沸点も高いけど、冷め始めると鎮火も割と早め。パニックより断然治まりやすい傾向があります。まずは待つ。待ってるんだよって無言で伝える。ここから始めてみるのがいいかと思います。
私の癇癪ですか?今も一応愛想程度にあります。同居人に対して癇癪を起しても、本当になに一つ変わらないので、体力がなくなるだけです。そのため癇癪そのものをほとんど起こさなくなりました。騒いでても同居人はなにも言わずで、鎮火してきたころに「これはダメねぇ」とだけ言います。「はい」としか答えられません。だってダメだったんだもん。手のひらの上で転がされてる気分です。




