長期休暇明けの分離不安…なんでそんなに泣くのか
母子分離不安が大爆発しやすい、長期休暇明け。特にGWと夏休み明けは泣く子が多いです。なんで長期休暇明けあんなに泣くのか、発達当事者目線でまとめました。
こんにちは、みほしです。見に来てくれて、ありがとうございます!おかえりなさい、お茶どうぞ。GW、夏休み、冬休み。今は秋休みもあるのか? 1年の中で長期休暇って、思いのほか結構あります。大人になるとありがたいですね。でも子どものことを思うと……。休み明け、分離不安でまた泣いちゃう子が多いです。
長期休暇明けの分離不安で泣く子は、基本的にはその年に入園したお子さん。幼稚園であれば年少さんです。保育園だと、0歳さんとかでもガツンと泣く子も少なくない。さすがに小学生になっている場合は、ごねるけど泣きはしない子が多いかな。
かつて教職だった私ですが、どの長期休暇で母子分離不安が多く出ていたかを振り返ると、GWと夏休み明けは酷かった子が多いような気がします。秋休み、冬休み、春休みは、そうでもない。
じゃあなんでGWと夏休みは酷かったのか。多分以下のような理由です。
・GW…やっとこさ園に慣れ始めたタイミングでの長期休暇で、一気に甘えが出る
・夏休み…物理的にあまりに長い。集団から個の生活になり、気ままな生活はあまりに快適。わがままが通りやすく、周囲に過度に気を遣わずに済む
恐らくこんな感じ。私は入園直後からの1年間、毎日元気に欠かさず飽きることなく登園から降園まで泣き通したので、休み明けだろうがなんだろうが号泣無双でした。園に慣れるという言葉とは無縁の生活。
あまりに泣くので、年少のとき三者面談したのを覚えてます。母ちゃんが一緒だったので無敵! 全然泣かず、母ちゃんから離れず、先生たちは目を丸くするほどの笑顔での面談。元々よく喋っていたので、先生からの問いかけにも機嫌よく答えました。
私の場合、幼稚園入園後1年間泣き続けたので、休み明けだから分離不安で泣いてるっていうのが当てはまらなかったと思います。そういうお子さんも、もしかするといるかもしれません。
前職を通して、私は健常児の分離不安を学びました。驚きの連続。泣きはするけど1日泣く子の方が少ない。ってかほぼ居ねぇ。
とはいっても、GW明けは泣く子が多かったです。夏休み明けも泣いてる子が多かった。健常児でも泣きます。ママがいいって泣いてる。それも1週間くらいでだんだん落ち着き、長期休暇のことから遠ざかっていきます。
では発達持ちの子はどうだったか。
懐かしさを感じるほどの号泣っぷり。子どもの頃の自分を見ているようでした。
私が働いていた職場では、長泣きする子はほったらかしになることが多かった。今の教育現場がどうなっているのか、それは分かりません。教職から遠のいて、かなり時間が経ってます。私が働いていたとき、その園では、というケース。
発達持ちもしくはグレーの子のGW明けの号泣に対し、「構うと泣くからほっとく」という措置を取る。私が子どもの頃もこれでした。
ほっとかれると、ちょっと落ち着くんです。これは寂しさとか、ほったらかしにされている絶望ではありません。全員と距離ができるから、心のゆとりが生まれるんです。誰がどこでなにをやってて、先生たちがどういう声をかけているのか。ぼーっと眺められる。
これが大事なのかもしれません。安全基地がないなら、構ってくれるな。放置の方が、まだ落ち着く。
泣き止んだからって声をかけると、また泣き始めます。集団の中に入れられてしまう危機感が一気に湧き、この危機感っていうのが「母ちゃんが居ない」っていうのをまた引っ張ってくる。母ちゃんが居ないからこの世の終わりのような絶望に浸り、救いようがないくらい泣く。おおよそこれの繰り返し。
私が子どもの頃は、ほったらかしでも愛情を感じてました。ベテランの先生の目くばせを感じてからです。声をかけない。でもこっちを見てる。目が合って笑いかけられるわけじゃない。でも目が合う。この言葉のない関係が、信頼関係構築の第一歩だった。目が合って微笑まれると、泣いてました。集団に引き込まれるからです。
二学期になっても死ぬほど毎日泣いてましたが、二学期に入ってしばらくしたら「○○(ベテランの先生の名前)ぜんぜぇ、もうおうぢがえる?゛」って質問をしてました。こちらから先生に声をかけてたんです。帰りてぇってのが大前提ですが、この人なら答えてくれると思ったから質問してました。
教職時代のベテランの先生は、この無言の愛情っていうのが大きく欠落してました。泣く子をほったらかしにするのは同じですが、いい歳なのに泣く子をものすごく睨んでたんです。50近いおばさんが、GW明けの母子分離不安で泣く3歳児を睨む。かける言葉もありません。軍隊みたいなクラスを作る達人でした。
分離不安で泣いてる場合、なんとかしてくれそうな大人を見極める目を子どもは発揮します。同じ分離不安ゴリゴリ経験者だった私は、分離不安で泣き散らかす発達絡みの子を抱え込んでました。
「おうぢがえりだい」「じぇんじぇえおじっごもらじだ」「ままがいい」これをずっと聞きながら、「ママがいいやんね。パンツとズボン履かんと、ママびっくりするから履くよ」って答えつつパンツとズボンを交換してっていうのを繰り返す。これでいい。ここをないがしろにすると、信頼関係の構築はできません。
長期休暇明け、分離不安大爆発するお子さんを育ててる親御さん。入園直後と同じように、園や学校に長居するのはよくないことが多いです。「○時にお迎え来るから」「遊んで給食食べたらお迎えね」って感じで具体的に迎えに来るときのビジョンを伝えてあげてください。ある程度理解力がついてくると、そこを目指して子どもは頑張れます。
発達持ちの子をクラスに抱えている教育関連の方。GWと夏休み明けは鬼門になりやすい。分離不安でしこたま泣く可能性は高いです。休み前までに構築した関係は、場合によっては白紙になってることもあります。それくらいの気持ちで、再度信頼関係を構築してあげてください。
触れない、話しかけない愛情。これは確実にあります。そしてその愛情は、確実に伝わります。泣いてても分かる。それが愛情です。
今回は、この辺で。
長くなってしまい、申し訳ない限りです。
猛者の皆さんに、1つでも多くいいことがありますように。
明日も朗らかに晴れますように。
みほし ゆうせい
母子分離不安でギャン泣きしてる子を園に押し込んで帰ったり、泣いてる子に対して「いい加減泣き止みなさい!」と叱責するのは絶対NG。火に油です。収まるどころか酷くなり、トラウマを作る原因になります。できるだけ時間をかけて、ゆっくり対処してあげるのがいいかと思います。
母子分離不安、幼少期の関わりが非常に重要になります。長く分離不安を引きずることがないよう、最初の分離不安のときできるだけ丁寧に寄り添ってあげてください。




