表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
11/134

親にしてほしかった本当の接し方

普通の親子関係って、どういうものなのか。私はそれがよくわからないまま、もういい歳の大人になってしまいました。普通は求めてない。でも、これだけはしてほしかったということは確実にあります。


 こんにちは、みほしです。見に来てくれて、ありがとうございます!おかえりなさい、お茶どうぞ。私と両親の関係は、決してずっと良好だったわけではありません。健常者の親は、発達持ちの私に対して育てにくさを感じてた。それは私にも十分伝わっており、子どもの頃こう接してほしかったという気持ちはずっと残ってます。


 普通の親子関係ってどういうものなのか。そこさえよく分かってません。

 よくテレビとかで観る、子どもが母親の元に走って行って「これができた」というのを聞いて、母親が「よくできたねぇ」って褒める。これが普通の親子関係なのか。想像が全然つかないまま、いい歳になってしまった。


 私の場合、健常発達の人と肩を並べてできることがあまりにも少なく、できるようになったと親に見せても「当たり前」で終わってました。「やっとか」っていうのがベースだったので、褒められたって思い出があまりありません。高校も一応公立に進学したけど、学力の低い学校だったので喜んでる感じはしなかった。


 音大に行けば違ったのか。そう考えた時期もありました。でも音大の先にはなにがあるのか。ピアノの先生と学校の先生以外の道が見えなかった。ピアノだけで食っていくことは、おおよそ不可能だとわかってました。それでも音大に行けば、親は喜び褒められた経験を得られたのかもしれません。


 じゃあ得意の国語分野でいい大学に入ればよかったのか。これもおそらく違います。私は以前体験談で最優秀作品賞を取ってます。その他佳作もかなりの数取ってますが、一度も褒められませんでした。その代わり「あっそ」「まだ書いてるの」って言葉は聞いた。なので、書いてお金をもらっている今の仕事は親に言ってません。


 私は親に褒められたかったのか。それはおそらくあります。自慢の子どもで居たかった。それもきっとある。下のきょうだいは勉強ができるので、近所の人に自慢してました。そういう場で私の名前が出ることはなかったです。

 多分、寂しかったんだと思います。存在していても、迷惑にしかならない。そういう雰囲気は、確実にありました。


 では褒めちぎって育ててほしかったのか。それも多分違います。私はベタベタした関係があまり得意ではないので、健常者同士の「大好き」って感じの関係は長く続きません。人との距離感が大幅にバグってます。


 自前の小説の主人公と、ほとんど同じ感じです。他人と自分の間に線を引いて、お前と俺はこの線をまたがない関係が基本。でも線のこちら側にいる人に対しては、ほぼゼロ距離。ただし入ってほしくない空間があって、どんなに親しい人でもそこに長時間入れない。


 こんな面倒な私が子どもの頃親に望んでいたのは、とにかく言葉と態度のブレがない接し方をしてほしかったという点です。


 ・言ったことが覆らない

 ・気分で八つ当たりしてこない…毎日じゃなければOK

 ・目に見える形の依怙贔屓はしないでほしかった

 ・もう少し中身がある関心の持ち方をしてほしかった

 ・「できた」に対して「みてた」と答えてほしかった

 ・「なんで?」に答えてほしかった

 ・「それでいい」って、認めてほしかった


感情が最前列に座ってる状態で来られてしまうと、感情パンチが最初に入ってきます。そのため、後からくるであろう大事な話が、こちらに入ってきません。「なんでできないの!」という言葉の前に、顔がすでに怒ってる。これが感情パンチ。そのあとからくる「なんでできないの!」に、答える余裕はありません。パニクってます。


 言ったことがぶれない。感情の起伏があまりにも激しすぎない接し方をしてほしかったのが、一番なのかもしれません。

 でもその両方を常にっていうのは、恐らく難しい。どっちかが安定していれば十分だった。


 今一緒に住んでる同居人は、感情の起伏は全然激しくありません。基本は穏やかで、ぼーっとしてるか疲れて伸びてるかの二択。外出したときはアイスでも食ってれば機嫌がいいので、一緒に居て感情パンチを食らうことはありません。


 相当おおらかなのか、こちらに対する関心が全然ないのか、私が「できない」と持って行ったものを見て「こんなのもできないの?」みたいなことを言ったことはありません。あっさり渡したものを解決して、「できた」って渡してくれます。

 全く同じことを何回も繰り返して「できない」って持って行っても、小言を言われた試しがない。この人いつ怒るんやろ? と思いながら生活してます。


 これを親にやってほしかったっていうのが、本音なのかもしれません。


 親は人間で、仏ではありません。腹が立つこともあるし、調子が悪いときもある。できるだけで充分なので、一貫した態度と言葉で接してほしい。そして、できたことに対して、どんなに時間がかかったとしても「できたやん」って褒めてほしい。

 これが私が持っていた、親にやってほしかった本当の接し方です。


 今回は、この辺で。

 猛者の皆さんに、1つでも多くいいことがありますように。

 明日も朗らかに晴れますように。


 みほし ゆうせい


ブレの少ない言動と態度は、発達持ち特に変化に弱いアスペとのかかわりを構築する中で非常に重要になります。できるだけで充分なので、ぶれない言動と態度で接してもらえると非常に助かります。


評価などいただけると嬉しいです。

比較や贔屓などのない言動や態度も、できるだけ控えてもらえるとさらに助かります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ