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「くっ……はぁはぁ……」

俺はダンジョンの広場……壁に背をつけて休みながらゴブリン達に指示をした。


「せ……戦利品はそこに仕分けしておけ……はぁはぁ」


ゴブリンは俺の指示に従い、武具と貴金属を仕分けしている。


ゴブリン達もlvが上がって、多少、賢さもアップしている。


戦闘が終わり、冷静になったら急に痛みが押し寄せてきやがった……


『大丈夫なのか?』

「いや……ん?」

俺の体がほのかな光に包まれ、痛みが徐々に引いている……

「何だ?……これは」

『DPで回復したのだ』

「そうか、悪いな……」

『なぁに、これ位……盗賊を倒したおかげで収支は取れている』

「今どれくらいだ?DPは」

『今は3500程だな……しかし、我々ダンジョンにもランクがあり……それが上がって、やれる事も増えたぞ?』

「何が出来る様になった?」

『コアの具現化……食料の生成……位だな……できる様になったのは』


「具現化……とは何だ?」

『平たく言うと現ダンジョンを捨てるのだ……我々コアは通常、ガスの様な状態で宙に浮いているのは知っているだろう?……具現化はそれを拳程の鉱石に固める……しかし、その瞬間にダンジョンは私の加護を失い、ただの洞窟になる……鉱石を再びどこかに設置する事によって私は再びダンジョンとして形成するのだ』


「それは便利だな」

『良い事ばかりではない……固形化するという事は容易に破壊されるし、貯めているDPは全て失う……そしてモンスターとの通信も途絶える為、モンスター自身に破壊される危険もあるんだ』


確かに……固形化したコアの移送をゴブリン達に任せるのは危険かも知れない……


ゴブリン達は作業を終えてヨダレを垂らし、腹を鳴らしていた。

「よし、移送の件は置いておこう……ゴブリン達は腹が減ってるんじゃないのか?」

『そうだな……』


ゴブリン達は生成された肉を貪り食った。

俺の手元にも肉が生成された……程よい焼き加減……絶妙な歯応えと油の香り……かなり美味い


「むぅ……目的はランクアップ……その為にはダンジョン内で出来るだけレベルの高い人間を殺す……それでいいんだよな?」

『その通りだ』

今必要な事は軍備の強化……これはかなり厳しい、現状のゴブリン達に鉄製の武具が生成できるとは思えない……

「鉱物……例えば金とかは生成可能なのか?」

『それは厳しいな……現状では無理だ』

「むぅ……」

兵隊の数……それはどうとでもなる……ゴブリン達を生成後、鍛えて……

が、現状の30人程の武具で本格的な冒険者に太刀打ちできるだろうか……

レベル次第ではやれなくはないだろう……


「50DPで何人分の食料が生成できる?」

『人数によるな……一人当たり1日5DPと考えてくれ……』


「そうか……」

盗賊から奪った貴金属……これも一度町に売りに行かなくてはならないだろう……


課題は沢山ある……


ーーーーー5日後

「じゃあ行くからな……教えた通り、鍛錬は怠るなよ?」

「ゴブッ!」

俺は平均25のゴブリン達10人を置き、貴金属を売りに街に繰り出す事にした。


防具は捨て置こう……死んでも代わりは居るのだから、とにかく武器を買い集めよう……


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