野良の報告
・・・子猫がたくさん産まれました。
猫集会での報告を受けている。
・・・干物の種類が夏のものになりました。
・・・だから〜異変だって言ってるのに、、、、
どこもお盛んなことで、、、
お幸せに。
・・・私の縄張りに変わった奴がいるの、
町外れの難民村の縄張に住む雌猫が言うには、俺と同じ様な話しかけ方をしてきた猫がいるのだと。
俺の仲間だと思っていたらしい。
それを聞いた他の地域ボスも、それなら見た事があると言う。
なんでも、三ヶ月前ぐらいから良く見る様になったらしい、気持ち悪いが何をするわけでも無く、トラブルも起こさないので、そのまま好きにさせていたのだと言う。
餌場と雌猫に手を出さないのなら問題ないと言っている。
ごもっとも、と思いながらこれはとても怪しい匂いがプンプンしてくる。
早速クワンリに報告だ。
ご褒美にジャラシて貰えそうだ。
闘技場は格闘技の試合を行うものと思っていたのだが、サルマの話によれば違うらしい。
敗戦国出身者の元騎士などが捉えられて来た鬼人や野獣と命を賭けた試合をするのだそうだ。
時には敵国であった敗戦国騎士同士の戦いもある様でサルマは見たくないと言っている。
人間とは残忍で恐ろしい生き物だ。
今まで出会って来た人間達はそんな感じではなかったのだが、、、、
殺し合いを娯楽にする、しかもここでも賭け事は行われるらしい。
出会っていないだけで、残忍で強欲なもの達が多くいるのだと思うと魔族領の今後が危ぶまれると心配になった。
私もノルも同意見なので、進めてくれたオババには悪いがこちらの視察はやめておこうと決めた。
ノルの魅了で頂いた沢山の品物はタイホウ達にも分けてやった。
とても喜んでくれて、次の町までタダで乗せてやるから一緒に行かないかと誘われた。
闘技場の視察を辞めたので薬の販売の為の薬草採取にサルマと町外れの林に来ている。
ここの林は倒木に生えるキノコが沢山ある、食材として食べられるものは少しだ。街に近いので皆採りに来るのだろう。
沢山生えているのは毒キノコばかりだが、毒は使い方で効果の高い薬になるのだ。
量や加工方法を間違えると大変な事のなるので、細心の注意が必要なのだ。
鹿車に戻りキノコの加工を行っている。
サルマは結構おっちょこちょいなので見ているだけにして貰っている。
最初は不服そうだったが、毒キノコの恐ろしさを説いて納得して貰った。
サルマには毒キノコの薬の調合は教えるつもりは無い。
今は興味深そうにちょっと遠巻きに見ている。
毒キノコは怖いがそんなに離れなくても良いのだが、、、
可愛い奴だなと思ってしまう。
鹿車にいると少し調子が良くなる気がする、好きな事を集中して行っているからなのか、気をつかう作業なので頭の働きが良くなるのはありがたい。
明日は薬草採取だ。
最近クワンリは鹿車にこもる、薬の下準備に忙しい。
あまり構って貰っていない、ゆすり取ってきた魔性石が見つかりはしないかとヒヤヒヤしているが、魔性石の効果もあるのか調子も機嫌も良さそうで何よりだ。
そのうち魔性石の事は打ち明けようかと思う。
そんな事より思念を使う猫の事を報告して対策検討会議をしなければいけない。
クワンリと一緒に来た隠密調査員と言う事も考えられる。
それが自然だ。
そうであって欲しいと思うのだが、胸騒ぎがとまらない。
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色々ありまして(笑)
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