第16章:名もなき者
アイラ視点
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檻の鉄格子は、汚れた服越しでも痛いくらい冷たかった。
薄暗い部屋の隅で、私は膝を抱え、小さくうずくまる。周りには、私と同じくらいの女の子たちが何人もいた。
みんな顔は青白く、生気を失っている。その瞳に浮かぶ絶望は、きっと私と同じだった。
……私が愚かだった。
あんなプレイヤーの言葉を信じるべきじゃなかった。
ヴァエルを探すのを手伝ってくれる――そう言ってくれたのに、全部嘘だった。
あいつは最初から私を騙すつもりだった。必死だった私を利用して、商品として売っただけ。
……最低だ。
ルーシー姉さんの言葉が、何度も頭の中で繰り返される。
後悔が胸を締めつけ、罪悪感で胃が痛んだ。
私はルーシー姉さんの言うことを聞くべきだった。
ちゃんと連絡を待つべきだったのに……。
焦って勝手に動いたせいで、自分からこの罠に飛び込んでしまった。
もうこらえきれない。
目頭が熱くなり、涙が一粒、また一粒と頬を伝う。
その涙はぽたりと、鎖に繋がれた手首へ落ちた。
チャリン。
石床に響く重い足音が、檻の中の小さな泣き声を一瞬で止めた。
私の心臓が激しく脈打つ。
鉄格子の向こうに、一人のプレイヤーが姿を現した。
顔はピエロの仮面に隠れ、揺れる松明の明かりに照らされたその口元は、不気味に笑っているように見えた。
ガチャン!
乱暴に鍵が回され、鉄格子の扉が開く。
甲高い蝶番のきしむ音が、私には絶望の始まりを告げる音のように聞こえた。
反射的に後ずさる。
背中が檻の隅にぶつかる。
逃げたい。
何が何でも、この地獄から逃げ出したい。
だけど、動くたびに手足を繋ぐ重い鎖がジャラジャラと鳴り、私の動きを阻んだ。
ジャラッ!
容赦なく、ピエロの仮面を被ったプレイヤーが私の手を繋ぐ鎖を強く引いた。
勢いよく引かれたせいで、私は前のめりになり、危うく額をザラザラした石の床へ打ちつけそうになる。
「立て。さっさと歩け」
感情のない声だった。
そこには情けも優しさもない。
彼にとって私は、人間じゃない。
ただ金に換わるドロップアイテムでしかなかった。
手首の痛みに耐えながら、私は無理やり立ち上がった。
震える足を無理に動かし、重い鎖を引きずりながら暗く息苦しい地下通路を歩く。
アンモニアと錆の匂いが鼻を突いた。
どこへ連れて行かれるのかは分からない。
だけど、頭に浮かぶのは最悪の結末ばかりだった。
その想像だけで、恐怖が全身を駆け巡り、鳥肌が立つ。
通路の突き当たりには、厚いオーク材の扉が立ちはだかっていた。
まだ数メートルも離れているのに、扉の向こうからは喧騒が木越しに伝わってくる。
その扉が開かれた瞬間、喧騒が一気に耳へ流れ込んできた。
銀色の光を放つ魔法のシャンデリアがホール全体を照らし、その眩しさに思わず目を細める。
暗い通路に慣れていた私には、その光は痛いほどだった。
私は磨き上げられた木の舞台の中央まで、無理やり歩かされる。
やがて目が光に慣れてくる。
そして目の前に広がった光景に、思わず吐き気が込み上げた。
その大広間は、大勢の貴族たちで埋め尽くされていた。
金糸で刺繍された絹のローブ。
眩しいほどの宝石。
そして、息が詰まりそうなほど濃い高級香水の匂い。
顔なんて見えなくても、一目で貴族だと分かった。
だけど、その顔だけは誰一人として見えない。
全員が豪華な仮面を被っていた。
金箔のライオン。
ベルベットの羽をまとったフクロウ。
作り笑いを浮かべた天使。
仮面は彼らの正体だけじゃない。
人間らしい表情まで隠してしまっていた。
この貴族たちの目に映る私は、恐怖に震える十歳の少女じゃない。
ただの珍しい商品。
彼らの欲望を満たすための、NPCの奴隷に過ぎなかった。
「二列目、鷹の仮面の紳士より金貨百枚!」
オークションの進行役の声が、拡声のマジックスキルによって会場中へ響き渡る。
「皆様、ご注目ください! この子は年齢の割に整った顔立ちをしています! きちんと育てれば、美しく気品ある女性へと成長することでしょう! 専属メイドとしても、あるいは愛玩用としても、極めて価値の高い逸品です!」
進行役の言葉に、ホール中から下卑た笑いが上がった。
ワイングラスが触れ合う音に、品のない囁きが重なる。
「金貨二百枚!」
左隅から低い声が響く。
銀狼の仮面を被った男が、ルビーの嵌め込まれたステッキを静かに掲げた。
「金貨二百枚! 入札額が一気に跳ね上がりました!」
進行役は興奮を隠そうともせず叫ぶ。
「この子の純潔は、その程度の価値しかありませんか!」
「二百五十!」
上階のバルコニーから女の声が飛ぶ。
血薔薇の描かれた磁器の仮面が、ゆっくりとこちらを向いた。
「三百枚!」
「三百十!」
オークション会場の熱気は、さらに高まっていく。
その熱狂は、私の耳には化け物たちの歓声のようにしか聞こえなかった。
手足を縛る重い鎖が、力の入らない体にのしかかる。
私はただ深くうつむき、汚れた裸足のつま先だけを見つめていた。
ぽたり、と涙が磨き上げられた木の舞台を濡らす。
体の震えが止まらない。
家に帰りたい……。
ルーシー姉さんに謝りたい……。
私は、ちゃんといい子にするから……。
お願い……。
神様でも、誰でもいい。
私を助けて……。
「金貨三百五十枚! 素晴らしいお値段です! 他にいらっしゃいませんか!?」
進行役の張り上げた声に、私はびくりと肩を震わせた。
恐る恐る顔を上げる。
「金貨五百枚」
静かだが、有無を言わせぬ声が喧騒を断ち切る。
最前列に座る、黒竜の仮面を被った男だった。
豪華な毛皮のローブをまとい、その姿には圧倒的な威圧感があった。
桁違いの金額が告げられた瞬間、ホールは水を打ったように静まり返る。
だが、それも束の間だった。
貴族たちの対抗心に火がついたのだ。
みんな、もう私なんて見ていなかった。
まるで互いに負けたくないだけみたいだった。
このオークションは、もう私を競り落とすためだけのものじゃない。
仮面の裏に隠したプライドと財力を誇示するための競り合いへと変わっていた。
「金貨六百枚!」
血薔薇の仮面を被った女が叫ぶ。その声には、苛立ちが滲み始めていた。
「金貨七百枚」
黒竜の仮面の男は、間髪入れず金額を上乗せする。
その瞬間、会場はさらに大きなどよめきに包まれた。
何人もの貴族が席を立ち、この狂った競り合いを楽しむように拍手を送る。
……私の人生なんて、あの人たちには娯楽でしかない。
「金貨七百五十枚!」
黄金のピエロの仮面を被った太った貴族が割って入り、気味の悪い含み笑いを漏らしながら入札額をつり上げた。
「黄金のピエロの紳士より金貨七百五十枚! 素晴らしい! 会場の熱気は最高潮です!」
進行役は両手を高く掲げ、興奮した声を響かせる。
私が震えながら立っていることなど、誰も気にも留めていなかった。
「これが限界でしょうか!?」
その声に応えるように、黒竜の仮面の男がゆっくりと背筋を伸ばす。
黒い革手袋をはめた手を静かに掲げると、感情一つ見せることなく八本の指を立てた。
「金貨八百枚」
「信じられません! これ以上、入札される方はいらっしゃいますか!?」
会場を埋め尽くすどよめきとざわめきを切り裂くように、進行役が叫んだ。
「金貨八百枚! 現在の最高入札額は黒竜の仮面の紳士です! このNPCの少女に金貨八百枚! 一つ……!」
コン!
木槌の音がホールに響く。
「二つ……!」
コン!
その一打ごとに、私の心臓は凍りついていく。
私には、自分の未来の終わりを告げる鐘の音にしか聞こえなかった。
恐る恐る横目を向ける。
黒竜の仮面の奥から、あの男がじっと私を見つめていた。
三度目の木槌が鳴れば――
私は、もう彼のものになる。
進行役は木槌を高く振り上げた。
会場が息を呑む。
誰もが、黒竜の勝利を疑っていなかった。
しかし――
この茶番劇の中に、一人だけ異質な存在がいた。
その人影は、群衆の最後列に静かに立っている。
絹やベルベットをまとった貴族たちとは違い、その者だけが裾の破れた漆黒のローブを羽織っていた。
まるで闇そのものが、人の形を取ったようだった。
顔を覆うのは、のっぺりとした白い仮面。
鼻も口もない。
そこにあるのは、底の見えない漆黒の眼窩だけ。
その姿を見た瞬間、胸の奥が理由もなく凍りついた。
その異端は、静かに左手を掲げた。
三つ目の木槌が振り下ろされる寸前、進行役の動きがぴたりと止まる。
「最後列の紳士、ご入札でしょうか? これが最後のチャンスとなりますが。」
会場中の視線が一斉にその人影へ集まった。
空気が張り詰める。
だが――
返ってきたのは入札額ではなかった。
パチン。
彼が静かに指を鳴らす。
その瞬間。
濃密で絶対的な闇が、一瞬にして会場すべてを飲み込んだ。
先ほどまで貴族たちが見せびらかしていた絢爛な光景は、跡形もなく消え去る。
「はっ!? 何が起きたんだ!」
オークション会場は一瞬で大混乱に陥った。
先ほどまで優雅に笑っていた貴族たちは、暗闇の中で互いを押しのけ、悲鳴を上げている。
――だが。
その混乱の中で、破れた黒いローブの人影だけは静かに歩みを進めていた。
信じられないほど落ち着いた足取りで、逃げ惑う群衆の間をすり抜けていく。
その姿だけが、混乱から切り離されたように静かだった。
右手には、血のように赤い剣が握られている。
その人影を見つめていた、その時だった。
突然、私の足元に手の形をした黒い影が現れる。
するりと伸びたそれは、獲物に巻きつく蛇のように私の体を這い上がり、あっという間に両目を覆い隠した。
「えっ!?」
私は反射的に顔へ手を伸ばき、張り付いた影を引き剥がそうとする。
けれど、どれだけ力を込めてもびくともしない。
……でも。
その影は私を傷つけなかった。
ただ、私の両目を覆い、何も見えなくするだけだった。
次の瞬間、耳に飛び込んできたのは四方八方から響く悲鳴だった。
剣がぶつかり合う音。
肉を裂く鈍い音。
苦しみに満ちた叫び声が、絶え間なく辺りに響き続ける。
私は何も見えなかった。
それでも、何か恐ろしいことが起きているのだけは分かった。
奇妙なことに、その混乱の中でも誰一人、私には触れようとしなかった。
まるで、誰も私の存在に気づいていないかのように。
数分後。
最後の斬撃音が消えると、不気味な静寂が訪れた。
その時だった。
突然、誰かの腕が私の体をそっと抱き上げる。
その手つきは驚くほど優しく、まるで少しでも力を入れれば壊れてしまう大切なものを扱うようだった。
……さっきまでとは、何もかも違う。
商品のように乱暴に引きずられた時とは違う。
その腕の中には、痛みも恐怖もなかった。
彼の顔は見えなかった。
それでも、その温もりだけは胸の奥へ静かに染み込んでくる。
こんな残酷な場所でさえ、私は確かな優しさを感じていた。
どれくらい時間が経ったのかは分からない。
動く暗闇の中で、私は一定の歩調だけを感じながら、見知らぬ場所へと運ばれていく。
やがて、その足が止まった。
彼は私をゆっくりと地面へ降ろす。
足が石畳に触れた、その瞬間。
私の視界を覆っていた黒い影は静かに薄れ、そのまま床へと溶けるように消えていった。
何度かまばたきを繰り返し、ようやく光に目が慣れた。
私は隠し部屋を塞ぐ巨大な鉄の扉の前に立っていた。
恐る恐る隣へ目を向ける。
そこには、白い仮面をつけた人影が静かに立っていた。
何も言わず、その人は一歩前へ出る。
そして左手の手袋を外した。
そこにあったのは、人間の手ではなかった。
赤黒い闇のような何かが、生き物のように絶えず蠢いている。
私には、それが何なのかまったく分からなかった。
彼は静かに左手を鉄の扉へ添えた。
ヴヴヴゥゥン――
瞬きする間に、分厚い鉄の扉は跡形もなく消え去る。
爆発音もない。
蝶番が砕ける音すら聞こえなかった。
まるで、その扉は最初から存在しなかったかのようだった。
扉が消えた瞬間、私は思わずその先へ目を向ける。
そこには、大きな鉄格子の中で恐怖にうずくまる何十人もの少年たちが閉じ込められていた。
そういえば、私が閉じ込められていた檻には女の子しかいなかった。
どうやら最初から男女を分けて閉じ込めていたらしい。
……もし男の子たちがここにいるなら。
弟も、この中にいるかもしれない。
私は震える子供たちの顔を一人ずつ見ていく。
そして――
視線が部屋の隅で止まった。
心臓が止まるかと思った。
胸の奥で何かが弾ける。
こらえていた涙が、一気に溢れた。
打ちひしがれた子供たちの中に、その姿はあった。
私が、この世界で一番会いたかった人。
――私の弟。
「ヴァエル……」
喉が詰まり、かすれた声がこぼれる。
聞き慣れたその声に、少年ははっと顔を上げた。
「はっ……! アイラ姉ちゃん!?」
その瞬間、恐怖も絶望も頭の中から消え去った。
私は他のことなど何も考えず、夢中で鉄格子へ駆け出す。
私は冷たい鉄格子を強く握った。
ヴァエルは格子の隙間から、しがみつくように私へ抱きついてくる。
堪えていた嗚咽がこぼれ、私たちの震える息が静かな部屋に重なった。
「ヴァエル……よかった……」
「姉ちゃん……! 怖かったよ……」
「大丈夫……お姉ちゃんがここにいるよ。絶対にここから抜け出せるから」
でも、ここは泣いていられる場所じゃない。
あの仮面の男が静かに歩み寄ってきた。
その足取りは相変わらず音もなく、まるで石畳を滑る影のようだった。
彼が近づくだけで、その場の空気が張り詰める。
檻の中の少年たちは反射的に一歩、また一歩と後ずさった。
何も言わないまま、彼は左手を差し出す。
その指先が、頑丈な鉄格子へ静かに触れた。
ヴヴヴゥゥン――
再び、あの異様な光景が私の目の前で繰り返された。
彼の手が金属に触れた瞬間、大人の腕ほどもある太い鉄格子が音もなく薄れていく。
やがて金属は細かな黒い粒子となって宙へ舞い上がり、床へ落ちる前に跡形もなく消え去った。
少年たちは互いに顔を見合わせた。
何日も自分たちを閉じ込めていた鉄格子が、あまりにもあっさりと消えてしまったことを、まだ信じられないようだった。
ヴァエルは私からそっと離れると、私と仮面の男を交互に見つめる。
そして、小さく息を呑みながら一歩外へ踏み出した。
その後を追うように、他の子供たちも震える足で彼に続いていった。
仮面の男は振り返ると、何も言わず静かに手招きした。
私たちは小さく頷き、その後を歩き始める。
地下回廊は、息が詰まるほど静まり返っていた。
さっきまで聞こえていた悲鳴も怒号も、もう何一つ聞こえない。
黒いローブが揺れる微かな衣擦れだけが静寂に響いていた。
子供たちは誰一人として声を出す勇気はない。
不安で胸が締めつけられる。
それでも誰も立ち止まらなかった。
畏縮しながらも、私たちはただあの黒いローブの背中だけを見つめ、必死に希望を託しながら、その後を歩き続けた。
彼は迷路のような地下通路を進み、やがて建物の別棟にある両開きの扉の前で足を止めた。
壁の向こうから、聞き覚えのあるかすかな泣き声が漏れ聞こえてくる。
女の子たちが閉じ込められている部屋だ。
彼は鍵に目もくれず、静かに左手を扉へ添えた。
ヴヴヴゥゥン――
次の瞬間、重い木と鉄の扉は音もなく跡形もなく消え去る。
その先には、巨大な檻の中で恐怖に震えながら身を寄せ合う何十人もの女の子たちの姿があった。
私たちの姿に気づいた途端、女の子たちの間に小さな動揺が走った。
しかし、仮面の男は何も言わず鉄格子へ歩み寄る。
再び左手が静かに触れた。
ヴヴヴゥゥン――
鉄格子は黒い粒子となって宙へ舞い、そのまま空気へ溶けるように消えていった。
部屋を満たしていた泣き声は、たちまち安堵の嗚咽へと変わる。
そこにいた四十人近い子供たちは、迷うことなく名も知らぬ黒ローブの男の後ろへ集まった。
私はヴァエルの手を強く握る。
もう二度と離さないように。
そして、一度も名乗ることのなかった救い主のすぐ後ろを歩いた。
彼は私たちを先導し、石造りの階段を上っていく。
やがて、まるで地獄と外の世界を隔てるような大きな木の門の前で足を止めた。
門が静かに押し開かれると、眩しい月明かりが差し込む。
血の臭いもない冷たい夜風が吹き込み、汚れと疲労にまみれた私たちの頬を優しく撫でていった。
私たちはゆっくりと外へ踏み出す。
そして、もう二度と吸えないと思っていた自由の空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
黒ローブの男は再び私たちを先導し、どこかを目指すように歩き続けた。
やがて、見覚えのある景色が目に飛び込んでくる。
そこは、私たちがいつも遊んでいた大聖堂の前庭だった。
遠くには、ルーシー姉さんと数人のシスターたちが、不安そうな表情で私たちを待っていた。
月明かりの下、私はそっと振り返った。
あの仮面の男は、月明かりと闇の境目に静かに立っている。
まるで闇そのものから現れた英雄のように、その姿はゆっくりと薄れ、風に溶ける黒い霧へと変わっていった。
本当は、名前を知りたかった。
ちゃんと、お礼も言いたかった。
それでも彼は、誰からの感謝も称賛も望んでいないかのように、何も残さず夜の闇へ消えていく。
私はそっと胸に手を当てた。
彼の姿を見つめていると、なぜか胸の鼓動が少しだけ速くなる。
好奇心なのか、憧れなのか。
それとも――私にもまだ名前のつけられない感情なのか。
***
次回、第17章 「裁き」
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