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傀儡魔法は不吉だと忌避されるので極めようと思います。  作者: 暁ユウ


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第2話 絶望と追放1

 時は流れメリュジーヌは11歳になった。

 国の習わしに従い、今日はスキル鑑定をする日だ。

 メリュジーヌは今日という日を楽しみに待っていた。

 自分にはどんな力があるのか。

 今まで習ってきた剣術や魔法の成果はどれだけ出ているのか。

 初めて受けるからこその好奇心もそこにはあった。

 どんな結果になっても受け入れると心に決め、メリュジーヌの番がやってくる。


(メリュはどんな力を持ってるのかな? うーワクワクする!!)


 鑑定水晶に手をかざして目を閉じる。

 内にある魔力を感じ、水晶に流し込んでいく。

 時間が経つにつれて、手のひらに温かさを感じる。

 きっとこれは水晶が自分に影響を与えているからだろう。

 だけど、嫌な気分はしない。

 むしろどこか健やかな気持ちになれる。

 そしてしばらくすると神父が口を開いた。


「お待たせしました。鑑定が終了いたしました。こちらが結果になります」


 家族や領民に見守られながら、メリュジーヌは自分のスキルに目を通した。

 そこにはこう記されていた。


 ――傀儡魔法A Lv1

   操糸術C  Lv1

   生産魔法C Lv1

   剣術B   Lv5


 スキルランクは、全体的に同年代と比べると平均より高かった。

 いくつか知らないスキルがあるが、満足のいく結果にメリュジーヌはとても嬉しそうにしていた。

 その反面クリスとエレナは複雑そうな表情を浮かべる。

 スキルの結果は大きく表示されるため、否が応でも他の人に見えてしまう。

 これにより上級スキルや高い技量があれば、貴族や騎士にスカウトされやすくなるが、逆を言えば見られたくない物も見られてしまうということだ。

 

「父上に母上もそんな顔してどうしたの? よくわからないスキルはあるけど、剣術は稽古の成果が出てるよ!」


 メリュジーヌが褒めてと言わんばかりに頭を差し出すが、何も起こらなかった。

 いつもなら頭を撫でくりまわされるはずなのに……。

 疑問を募らせていると専属メイドのセリヤがメリュジーヌの手を優しく引いて馬車まで行くと、最終的に屋敷に戻ることになっていた。。

 疑問は残りながらとりあえず自分の部屋に戻って早速、スキルが使えるか試して両親の帰りを待つことになるのだった。


いつも読んで下さり有難うございます。

『面白い』や『よかった』と思っていただけたら評価やブックマーク、感想等をしていただけると嬉しいです。


これからもよろしくお願いします。


更新は水曜日の予定です。

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