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四話「ビデオゲームは見る派? プレイする派? それとも……中に入る派?」

冒頭うんちくコーナー! はーじまーるよー!


――BGM――


♪テッテレテテレーテ テッテレテテレーテ テッテレテテレーテ

♪テッテレテッテー


皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

本回より始まりますは、冒頭うんちくコーナーでございます。


ほら、よくあるじゃないですか、アバンタイトルとかでやるやつ。

まあ細かいことを気にしちゃダーメ、ダーメでございます。


ところで、皆さまゲームはお好きですか?

まあゲームと一言で言っても、いっぱいありますね。


例えば知恵のスポーツと言われる「将棋」、「チェス」、「囲碁」

この辺りも広義的には立派なボードゲームであり「ゲーム」でございます。


ただ彼らを指して「ゲーム」と呼ぶ人は少ないでしょう。

オセロなんかは「ゲーム」なんですけどねえ。


彼ら知恵のスポーツと呼ばれるエリートゲーム達、いわゆるエリゲー。

いますよねー。学校でも。

塾通ってるだけで「僕は君たちとは違うんだよ」って顔する子。


そんなポジションです。


ま、そこはいいです。


後はやっぱりビデオゲームですよね。

昔はテレビゲームなんて言われてましたが、最近はビデオゲームですね。

ちなみにそのさらに昔はなんて呼ばれていたか、わかりますか?


はい。ファミコンと呼ばれていました。

いやいやそれゲーム機でしょう? と思うでしょうか。


ところが本当なんです。

あまりにもファミコンが社会現象になり過ぎてゲームの代名詞になってしまったわけですね。


これをファミコン現象って言うんですよ。知ってました?

今考えました。


ところでなんで「ゲーム」というか、ご存知ですか?


ゲームというのは芸夢と書きます。

つまり、芸に夢中になる。だから芸夢です。

まあ今適当に考えたんで合ってるかどうかは知りませんけどね。


はい。

というわけでですね。


今回はその「ゲーム」に関するお話です。


どうぞお楽しみください。


――――


色あせた儚い世界、夢。


誰の夢でしょうか。家電量販店が見えます。

隣には大人の男女が立っています。


「ゲームステーションが欲しいの?」

女性の方がそう優しく語りかけます。


彼女はニコリと微笑み、頭を優しく撫でます。

「7ヶ月後の……の誕生日に買ってあげるね」


ここで世界が明るくなります。


――――


スコーン!


スマートフォンの目覚ましよりも早く、このような爽快な音で……

いえ、痛みであなたは目を覚ましました。


時刻は5時40分。枕元にあるスマートフォンは心なしか、申し訳なさそうにあなたを見つめている。

そんな気さえします。


少なくとも、もしスマートフォンに心があるならば、

20分後アラームが鳴るのに、その前に目を覚ましてしまったあなたに申し訳なさ、

あるいは、あなたの眠りを妨げたものへ、強い怒りを覚えることでしょう。


しかし、現状スマートフォンはただのスマートフォンであり、

AIはあれど、残念ながら、彼らのように「生きて」はいないのです。


「クスクスクス」

「ケケケケケケケ」

「ケラケラケラケラケラケラ」


そう、あなたの眠りを妨げる張本人、それは彼らおばけ隊。

トリエルに忠誠を誓い、トリエルの命令のみを忠実に実行する特攻部隊。


あるいは迷惑ハリケーン。

その様な呼称が似合うことでしょう。


あなたの平穏を脅かす諸悪の根源であり、しかして憎みきれない、どこかそんな美味しい存在です。


「お前ら……今日こそ追放(強制異世界転生)してやる……」


ただ一人、およそ約一名の被害者を除けば……ですが。


「アカンベー」


おばけの一匹があなたを挑発すると、他のおばけ達も続けてあなたを挑発します。

アカンベーから始まった応援合戦ならぬ挑発合戦は…


「お尻ペンペーン!」

「お前の母ちゃんデベソー!」

「やれるもんならやってみろー」


などともはや止まりません。完全に子供の喧嘩です。


「上等じゃあ!」

あなたは捕まえようとしますが……


「バーカ」

おばけはまるでゴムのように伸びてあなたをかわし、その手は虚しく空を切ります。


そしてその伸びたゴムは……


バチーン!!


とあなたの顔面に大ヒット御礼公開中!


その様子はさながらトムとジェリー。

もちろん、あなたがトムでおばけ達がジェリーです。


あなたも健闘しますが、相手が悪すぎます。

トゥーンの世界から飛び出していたようなおばけ達相手に、

現実のあなたでは無理がすぎる。というものです。


「く、クソー……」


あなたはぜえぜえと息を切らしているのに対し、おばけ達は元気そのもの。

まるで相手になっていません。


彼らはといえば余裕の変顔をしています。


見る分には楽しいでしょうが、さすがにあなたが哀れと、ここでピピが助けに入ります。


「もう! いい加減にしてください!」

あの日以来、ピピは早朝ワンピース少女の状態でいることがほぼ日常となり、

それは今日とて一緒です。


しかし、顔接近が恥ずかしかったのか、残念ながらあなたを起こす……

というシチュエーションは、あの日のみと現状なっています。


「カノジョだ!」

「カノジョが怒ったぞー!」

「カノジョカノジョ!」


おばけ達は基本トリエルに従う…というより、トリエルにしか従わない存在です。

相手が元大怨霊のピピでも容赦はしません。


しかし、草食動物が怒るとライオンも蹴り飛ばすように、普段大人しいとはいえ、

相手は元大怨霊…あまりなめてかかると……


「……いい加減に」


ピピの目が赤くなったかと思ったら、一瞬でシュン! とおばけの所へワープ!

そのまま一体の顔面を鷲掴みにするその目は、かつての大怨霊そのものです。

ピピはアイアンクローのように、しっかりとおばけを指でホールドしております。


これには周りのおばけも調子に乗りすぎたと、今更になってガクブル状態!!


掴まれたおばけは必死にもがきますが、ピピの目は本気です。


「……わたくしのこの手が冷たく凍る……」と口上をはじめ、

その指からは霊気ならぬ冷気が溢れだします。

さながらそれは某ロボットアニメの必殺技のようです。


そして……


「コールド……エーーーーンド!!!」

ピピは力を一気に込め、冷気でおばけはカッチカチ!


そしてその凍ったおばけを、思い切り放り投げて飛ばしますが、

怒りで周囲が見えていなかったのでしょう。


その行先は……


スコーン!!


先ほどよりも爽快な音を立て、あなたの顔面へ直撃!!

これには元から白い顔のピピですが、さらに顔面蒼白になります。


…………


「大丈夫ですか……?」

「あ、やっと起きたー!」


気が付けばあなたはワンピースピピに膝枕され、赤く腫れたおでこをピピの冷たい手で冷やしています。

後頭部からは柔らかく、ヒンヤリとした心地よい感触が伝わり、鼻からは森の中のような、

そんな優しい匂いが伝わってきます。


長く山奥の廃墟にいたからでしょうか、あるいはピピの精神がそうさせているのでしょうか、

彼女からは森の木々の香りが伝わってくるようです。

目を閉じればさながらそこは森の中。


まるで静かな森のロッジで膝枕をされているようです。

そんな時です。


「もう! あんまりこの人をイジメちゃダメー!

おやつ少なくなっちゃうのー!」


今回ばかりはトリエルもおばけ達を注意していますね。

ただその理由が自分のおやつですが。

しかし、トリエルに注意されたことでおばけ達もちょっと反省したのか、

しゅんとしています。


「いい? アッチ、ポンポ、タンタ」とトリエルはポテチ片手におばけ達を指して呼びます。

あなたは一瞬「ん……?」という違和感を覚え、おばけ達を見ます。


「今、アッチ、ポンポ、タンタって言ったよな……けど」

どうやらおばけ達の名前のようですが、あなたの目には同じにしか見えません。

しかしトリエルには区別がついているようです。


あなたはピピに膝枕をされたまま周囲を見渡します。

どうやら悪ふざけをしているのは主にこの三匹だけで、他のおばけはわりと普通の性格のようです。


ここであなたは、この三匹がいつも絡み、それによって周りも悪ノリするという結論に至ります。

「……そういう事か……ていうか」


ここであなたはあることに気が付いたようですね。

その顔はニヤリとしております。

「アッチ、ポンポ、タンタって……アンポンタンじゃんか。三匹揃って」


あなたはこの三匹をアンポンタントリオと命名し、以後彼らを成仏(八大地獄送り)対象と心に決めます。


アンポンタントリオもその視線に気づいたのか、あなたを睨みアカンベーをしますね。

これにはあなたもカチンと来て、アカンベーをやり返します。


喧嘩するほど仲が良いのか、はたまた、ただの同族嫌悪か…


「またやってるー」

「放って起きましょうか」


ぎゅううう……


と、ここで喧嘩終了の号砲か、トリエルのお腹が鳴りました。

ピピはニコリと笑うと、一瞬少し残念そうに、膝からあなたの頭を下ろすと浮き上がります。


「今食事の用意をしますね」

「今朝は何を作るの?」


「秘密ですよ」

あなたの質問にイタズラっぽく笑顔で返すピピ。

これにはあなたもドキリ……けど、それを放っておく彼ら|アンポンタン《アッチ、ポンポ、タンタ》ではありません。


「お? 惚れたかー? 惚れちまったのかー」

「人間と霊……そこには越えられない壁があり…」

「ああ……どうしてあなたは人間で、わたくしは霊なの……」


などとケラケラと笑い、それに釣られて周囲のおばけ達も笑いだします。


あなたは拳を握りしめ、アンポンタントリオを睨みますが、

彼らはお尻ペンペンで返します。

完全にあなたを舐めきっているようです。


「クソガキおばけどもがー! ぬかに漬けて、ばけ漬けにして食ってやるわ!」

「ベロベロバー!」


………


そんな事をやり合っているうちに、次第に美味しそうな匂いがキッチンから部屋に伝わってきます。

するとトリエルはソファにダイブ!

ポテチは横にぽーい。


「ごっはん! ごっはん!」とまるで皿を叩くように机をポンポンします。

そこに「お待たせしました」とピピも登場し、オムレツとフレンチトーストをテーブルへ並べます。


「いただきまーす!」と言うのが早いか、食べるのが先か。

トリエルは電光石火の速さでフレンチトーストをパクリ!


むしゃごく! むしゃごく! といういつもの爆速食い。

ちゃんとしっかり噛みましょうね。


「おいしー!」

トリエルは舌で口のまわりをペロペロして大喜び。


あなたもどれどれ……とフレンチトーストをパクリ。

「うん。確かに美味い」


これにはピピを嬉しいのか、恥ずかしいのか顔を赤くしてシーツおばけに戻ってしまいました。

「キッチンのあと片付けをしてきます……」


「こっちはどうかなー」

あなたは次にオムレツを口にします……が。


「げっふぉ!!!」

ああ、なんということでしょう。


その味はまるで死海、そう……塩分濃度が濃すぎるあの海のようです。

一方、トリエルはというとオムレツも美味しそうにパクリ。

この瞬間、あなたは直感します。


アンポンタン(あいつら)だ……」と。

そう、現に先のフレンチトーストは美味しく食べられました。

先に味付けを一気に済ますフレンチトーストに対し、罠を仕込むのは難しいですが、

一個一個作るオムレツであれば簡単です。


アンポンタンこと彼らは、先程ピピに見惚れるあなたをからかい、

それに対して照れるピピの一瞬の隙を突いて、砂糖と塩の位置を入れ替えたのです。

霊体であるピピには味覚がないので、それを利用したわけです。


そのずる賢さたるや、「あなたを徹底的に困らせてやる」どこかそんな執念すら感じます。

「……絶対……ぜーったいに、お前ら抹殺(塩漬け)してやるからな……!!」

あなたは食べ物の恨みを拳に込め、改めてアンポンタンへの復讐を誓うのでした。



さて、そうこうしているうちにトリエルが「ごちそうさまー! 美味しかったー!」と食べ終えて、

モニターの前のゲーム機に興味が移ったようですよ。


「あ……ゲームステーション3だ。わたし、やってみたかったんだ……」


トリエルは一瞬ゲーム機の前で動きが止まると、

まるで旧友と再開したかのように、ゲーム機を茶色い瞳で撫ではじめます。


ゲームステーション3……?

ああ……小学生の頃やったなあ……とあなたは懐かしみますが、今は5の時代です。


「いや、それはゲーステ5だよ。やっと抽選で買えたんだ。てか、よくゲーステ知ってるな……」

「え? だって……」


「だって?」

「なんでだっけ……」

ここでトリエルの目の茶色い輝きが消えて、いつもの赤い色に戻ります。



「キュアプリの旧シリーズといい、ゲーステといい……なんかトリエル、お前妙に古いの知ってるよな」

「トリエルさんは生前、人間であったとか?」


ピピも合流し疑問を投げかけます。

しかしトリエルはピピの発言を否定します。


「それはないよー。だって天使は「天使の種子」を天界樹に植えることで、そこから生まれるんだから」


つまり、天使は人間からの転生ではなく、初めから天使である。ということのようです。

あなたは一瞬違和感を覚えましたが、それ以上は追究せず、話題を変えます。


「ゲーステに興味あるのか?」

「うん。やってみたいなー」


「別にいいぞ。色々入ってるし」

「いいのー? えへへっ! 君って優しいね!

じゃあみんなでやろー! そーれ!」


あ……これヤバいやつだ。あなたはそう直感しますが、退避が一瞬……いえ、三瞬遅く、

トリエルはシルクハットをポイっと投げると、頭上に天使の輪(ハロー)が「Hello(ハロー)」と出現します。


「みんなで遊んで笑おーねー!」


彼女は目を赤く輝かせ、天使の権能たる奇跡の力が発動し、

部屋は眩い光に包まれてしまいます。


その光は10秒ほど続き、収まった頃には部屋にはあなた達の姿はなく、

ただ壁時計のチッチッチッ……という音だけが部屋から微かに漏れるだけでした。


…………


ブゥゥゥン……


あなたがトリエルの力により室内から消えた直後です。

ハエにしては大きなそれが、黒いモヤをまとって、あなたの部屋に現れます。


「強い力を感じたのだがな……気のせいか……」

そう言うと、そのハエは黒いモヤとなって消えていきました。


…………


――――


ブォォォォン……

ブォォォォォォン……


「ここは……?」目が覚めると、あなたはカートに乗っていました。

周囲を見ると巨大キノコや大きなドカン。見覚えのあるメルヘンチックな風景が広がります。


「これって……ルイカーかよ!!」

どうやらあなたは人気ゲーム、ルイオカートのゲーム世界に入り込んだようです。


あなたのマシンは主人公ルイオの標準マシン。

左右にはピピの重量マシン、トリエルの軽量マシンがあります。

そして奥にはポンポとタンタの準重量マシンもありますね。


「ふ……勝ったな」


あなたはそう勝利を確信し、ニヤリと笑います。

なぜならば、ルイオカートは今や国民的人気ゲーム。


あなたもさんざんやりこんだ作品。しかもルイオマシンはあなたの愛機、負ける要素はない。

と、心の中で断言しました。


「見てろよ……アンポンタントリオ……!お前らに一泡吹かせてやるからな!」

ここでどこからともなく、スタートシグナルが出現し、ピ……と赤のシグナルが点灯します。


「ふ……ルイカー裏技その1……スタートシグナルの赤の一段目から二段目にかけアクセルを踏み込めば……」


ピ……ピー!


キュイイイイイン!!


「ふはは! スタートダッシュが出来るんだ! もらった!!」

「あ、ずるーい!!  一人だけ裏技なんてー!!」


後ろからトリエルの叫びが聞こえますが、あなたは完全無視。

愛機を爆走させます。


しばらくすると最初のコーナーが出現し、トップはあなた、

その後ろをピピ、トリエル、ポンポとタンタの順に続きます。


「ふふ! ルイカー裏技その2! ジャンプ中にブレーキボタンを押しカーブ! すると……」


キキキキーッ!


あなたのマシンはカーブを滑るように移動、そのスピードはほとんど落ちていません。そうです。

これは……


「ドリフトが出来るのだ!!」


「ずるーい!!」またしてもトリエルの叫びが聞こえますが、やはりあなたは無視します。

そうしてしばらくの直線後、このコースの難所が出現します。


「ジャンプ台か、これは中央付近でジャンプボタンを押さないと、高さが足りずに下に落ちて大幅にタイムロスだ。しかし、俺はやりこんでいる!!!」


あなたのマシンはジャンプ台に落ちていき、中央付近に差し掛かります。タイミングは完璧です。


しかし……


ドカーン!


「……は?」


ピューーーー!ドボーン!


あなたのマシンは派手に池ポチャ!


「あはは! 一人だけ裏技使ってズルするからだよー」とその隙に悠々とトリエルとピピが抜いて行きます。

なんで?  と上を見るとその正体に気が付きます。


「ケケケケケケ」


そうです。足りなかった最後のアンポンタン……アッチです。彼がジャンプ台に化けていたのです。

彼は池に浮かぶあなたに愉快にアカンベーを決めます。

これは……絶対に無限に落とされるパターンですね。


「んなのありかーーーー!!!」


あなたは敢えなくビリで敗北……次のゲームに移ります(1位はピピ)


視界が白くなり、しばらくしてあなたは銃を手に廃墟に立っています。

次はどんなゲームなのでしょうか……?


「これは……フィートナイトか!」


フィートナイト、これも人気ゲームで高さを意味するフィートの名が示す通り、

この作品には飛ぶという概念があり、地上の壁だけに留まっていると空中から撃たれます。

しかし、空に迂闊に飛べば地上から狙撃される。この駆け引きが面白いゲームです。


「ふふふ……ルイカーではしてやられたが、今度は負けん!」

これもあなたはやり込んでいる作品。あなたはまずミニマップに表示されるメンバー数を確認します。


「6人……全員プレイヤーだ」


先程はアッチにしてやられましが、今度は全員プレイヤーとして参加しているようです。

あなたは今度こそ勝てると確信、やり込みの知識を活かし、鉄板プレイに移ります。


あなたは地上はもちろん、空中からも死角になる廃墟の角に潜みます。

このマップの全容は把握済み。

廃墟エリアはあなたが得意とする場所です。


「さあ……カモーン……」とあなたは銃を構え、宿敵を待ち伏せします。

しかし……


「レーザーサイト……? どこから……?」

その正体は直ぐに分かります。


「Hiya, Georgie!」

《ハーイ、調子いい?》


そうです。アンポンタンがおばけの特性を活かして、「むうぉん」と壁抜けをして直接狙って来たのです。

それはまるで、側溝に設けられた排水溝の中から顔を出すような、そんな位置取りです。

今はレーザーサイトをあなたのおでこに向けています。


「Aren't you gonna say, hello?」

《やり込み勢だからって、調子乗ってんなよ?》


「Oh my god」

《お前、それはズルいぞ》


「You float too!」

《吹っ飛びな! ベイビー!》


ズドン!


あなたはヘッドショットを決められ敢えなく1キル…

「クソー!」

あなたはリベンジを誓いますが、ここで……


「面白そー!」と空中からトリエル(破壊神)が出現!


そして……


「そーれ!」なんとゲーム中に天使の権能を発動。瓦礫がおばけに変化します。


おばけ達はケケケーと笑い、あなたをロックオン。


「おい……それは……ズルい」


「いけー! おばけミサイルー!」


トリエルが指さすとおばけ達は一斉にあなたへ突撃。

しかし、あなたも負けてません。

「なめんな!」


壁を背にし方向転換!

ドドーンといくつかのおばけミサイルが爆発しますが……


「ざんねーん!

今回のおばけミサイルはミサイルファンネルも混ざってるんだからー!」

トリエルの指に合わせて、慣性の法則を無視した急旋回をしてあなたをロックオン!


「一人だけやり込み知識で反則するからだよー?」


ちゅどーん!


「ふざけんなー!!!」


おばけミサイルファンネルであなたはピューっと吹っ飛ばされ、

結果はあなただけ57キルされてトリエルが78キルで優勝しました。


「おのれが一番反則(チート)じゃあぁー!!」


ピュー………キラーン……


なおこの後も複数のゲームを楽しみ、

あなたはボロ負けして無事帰還出来ましたとさ。ちゃんちゃん。



――――



次回!


「節分は豆を撒きますか? 食べますか? それとも……」


ルビの受付少なすぎじゃないですかね(愚痴)

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