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気軽に復習を~不死身男の成長記  作者: 鳥屋
第1章 狂気開乱編
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第7話「真の効力」


「起きなさい!」

体を叩かれ目を覚ますとそこにはルミが窓から入る微弱な光を遮り、僕のことを起こそうと立っていた。

そんなことはどうでもいいんだ。何より

「ルッ、ルミが起きてる!」

あまりの驚きで気づくと言葉が出ていた

何だよ、やれば出来るんじゃないか!なら起きろよ


ルミは呆れたように言った

「あなた第一声がそれ?」

少し不機嫌そうだ。あ、僕のせいだ。面倒だ、そうだ仕返しで寝てやろう

そのまま眠りにつこうとしたが、殺気を感じたので直ぐに起き上がることにした

しょうがない今日はもう起きるか…

時計に目をやると時刻は朝4時だった


「ばっか!なんちゅう時間に起こしてんだよ」

早すぎだろ!てかなんで起こしてきたんだ?

そうか、そうか!そうか!

たしかにまだお子ちゃまだし仕方ないよな

そうかそうか可愛いもんだ 

「怖くてトイレに行けなかったのかな?」

「あ?」

「すいません」

「行くわよ」

どうやら勘違いだったらしい。 

ルミについて行き、外に出ると少し明るさを取り戻してきた少し青色の朝日が辺りを少しづつ照らしてきていた

空気が気持ちいいなぁ

早起きも悪くない


「ここじゃダメか……」

独り言を言うルミを横目に辺りを見渡していた。

魔物ってどこにどれくらい居るんだろ。蟻みたいにどんな場所にもいるのか?それにしてはそこまで見ないけど

ひとりで考え事をしているかずまを突然ルミは持ち上げると宙へと思いっきり浮いた

「げっ!」

「つかまってて」

ルミはそういうと思いっきり前方へと体を倒した

落ちるでもなく、どういう原理かルミは周りの風を切りながら前へと進んだ


すっげぇー!空飛んでる。この前もこんなことあったけどやっぱりいつやっても興奮するな!急に空飛んでどこ行くんだ?


「なばっ!どぉごっ!いぐのぉ?」

風圧でまともに喋れずに変になる

しゃ、喋れねぇ。上手く喋れねぇ。今のすごく恥ずかしい


ルミは目をかずまに向けて話し始めた

初めてしっかりと見たその瞳は赤く輝き思わず吸い込まれそうだ


「……行けばわかるわよ」

「そっばぅ!」

はっずい!

でも、空を飛ぶ感覚を味わって改めて自分が未知の力がある世界に来たのだと、少しわくわくしていた

夢物語だった魔力がここにはあるのか…


あれ?なにか見えてきたような……


下を見下ろすとそこには大量の生き物がいた

おそらく魔物だろう、魔物とそうでは無い生物の見分け方を見つけた。 魔物は前世にいなかった、そして前世にいた動物がこの世界にも存在していてそれらの生物は魔物とは言わないのだろうと。昨日だって普通のニホントカゲとかいたしね


下に大量の魔物、そして上空で止まった

「あのー失礼ですが。まさか、ね?」

おいおいおい、さすがに勘弁してくれよ!こんなのどうにもなんねぇぞ

「頑張れよ!2日後ぐらいに迎えに来てやるよ」

ルミは手を離すとそのまま何も気にすることなく猛スピードで飛び去って行った

落としやがったあのガキ!クソやばい、落ちてる落ちてる。いくら不老不死って言っても怖いもんは怖いし痛いものは、痛い。やだやだやだやだやだやだ地面が近づいてきた

「くる」

ぐちゃ


突然の大きな物音に魔物たちはその場へと誘われた

そこには肉が落ちていた。自らの血となり肉となるものそれをいつも通り食そうと次々に魔物は肉へと群がった

「いってぇなぁー」

肉は肉へと手を伸ばしかけていた魔物に向け中段蹴りを放った


クソッタレ

全然効いてねぇじゃねえか。そりゃそうか圧倒的体格差、生物としての核の違い。でもせっかく命が無限なんだ明後日まで耐えてみるか


オラッ

しばらくして気づいた。攻撃力がほぼ皆無な俺にとって狙うべき最前は目ん玉!

確かに目玉へと攻撃はあたった

目玉を突かれた魔物は痛みで森中へと響く甲高い咆哮をあげた

その咆哮は、魔物たちにとって聞き馴染みのない仲間の悲鳴


その声に呼ばれ魔物たちは勢力を上げ稀な肉へと突っ込んで行った


魔物たちは肉へと一斉に突っ込み、各々の体に傷をつけ合いながらも気にすることなくその奇妙な肉へと向け皆が渾身の攻撃を叩き込んでいた


やべえ数が多すぎる。量で押される……

身体がちぎれて戻る、そしてまた他の部位が欠損するその繰り返し。こんままじゃ。どうする?改善策を考えろこの状況から抜け出す方法を


無理だこのままじゃ

「痛い痛い…………………いだ………………うげっ」

だせぇな……こんなに弱くて、笑えてくる

ルミはあんなに幼いのに僕なんか比べ物にならないぐらいの実力を持っているのだろう。全く自分が情けない!

前世の二の次だけは絶対にヤダ!

足掻け、もがけ

せめて、僕がかっこいいと思える僕でありたい!




2日後

上空でルミはかずまがいる場所を探していた

1箇所に魔物が集まり、全ての魔物が攻撃を続けざまに放っていた。

倒れている魔物が結構いるが……どうせ自分たちの攻撃で自滅した奴らだろうな……やはりあいつは全然足りないか


人差し指と中指を上へとクイッと向け呟いた

「デリーション」

そう呟いた瞬間、魔物がいた場所は赤い閃光に包まれ一瞬にして、屍となった魔物たちの血が、柱となり辺りを彩った


ストッ

血で覆われた地面へと着地すると魔物たちの中心にいた唯一徐々に回復している肉塊へと目をやった

凄まじい回復能力……ほんの僅かな欠片からでも再生するのか!

みるみると骨が生え、肉がついていった

「よく耐えたな。でも今回で気づいたてしよ?圧倒的に戦闘能力が足りない」


言われなくても、今回の戦闘で1番心に痛感したこと、それは自分のあっとうてき実力不足……全く歯がたたなかった

そして戦闘が全く楽しめなかった

「ぼ……俺に強くなる方法を教えてくれ」

覚悟は決まった。俺は強くなる……なってみせる

そして戦いを楽しむんだ!


「ふん!」

ルミは満足そうに笑うと懐から待ってましたと言わんばかりにひとつの大きな紙を取り出した

「はいこれ!」

「なっ!」

その紙にはトレーニングメニューが書かれていた。


腕立て伏せ 連続200回 5セット

スクワット 連続200回 8セット

ランニング 10キロ 3セット

腹筋 300回 2セット

プランク 5分 5セット


な、何だこのギリできそうで出来なさそうなメニューは……

いや俺はまずは魔法使ってみたいんだ!

「魔法って……」

「魔法か?まずは体づくりからだ」

「でも、俺不老不死だけど筋肉とかつくのか?」

「あの薬の効果は不老不死、正確には肉体が常にベストな状態に上書きされる。だから、筋肉だってつく……あと安心して、多分身長も本来伸びるはずだった肉体の限界まで伸びるから」

なんだそれ良いことづくしじゃないか。てかそう考えると鍛えれば鍛えるだけ強くなれて一生鍛えることもできるって考えたら俺結構チートだな

あと身長が伸びるのは助かる。今この身体はざっと身長162と言ったところだ、前世はチビだったし今度こそ少しでかくなってみたい、願わくば170の世界に足を踏み入れたいものである。

「じゃあ早速明日から始めるから」

「うす」

少しやる気が湧いてきた

俺は単純なのだ


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