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幼馴染を寝取られ、学園に殺された無能力の俺は最強になって帰ってくる  作者: ワールド


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第32話 選んだ未来

 会議室を出た瞬間、それまで張り詰めていた空気が一気に弾けた。


「地下施設の代表って、本気なのかよ……」


「あり得ないだろ。犯罪者と試合なんて。」


「何考えてるんだ、学園は。」


 廊下のあちこちで、代表候補の生徒たちが驚きと困惑を隠せずに声を上げている。


 地下施設。


 その名前は能力者なら誰もが知っている。


 重大な規律違反を犯した者、能力犯罪者、危険能力者――社会から切り離され、国家によって管理される場所。


 一般人にとっては恐怖の象徴だった。


「私、ちょっと怖いかも……」


 雨宮雫が小さく肩をすくめた。


 普段はのんびりとした彼女らしくない、少しだけ不安そうな表情だった。


「能力も普通じゃない人ばっかりなんでしょ?」


 その言葉に近くを歩いていた生徒たちも頷く。


「絶対そうだよ。」


「地下施設なんて化け物の集まりだろ。」


「正直、関わりたくない。」


 聞こえてくる言葉はどれも似たようなものだった。


 恐怖。


 偏見。


 そして嫌悪。


 美咲はその会話を否定もしなければ、肯定もしなかった。


 ただ静かに歩く。


 足音だけが廊下へ響く。


「美咲ちゃん?」


 雫が隣から顔を覗き込む。


「大丈夫?」


「……え?」


「さっきから全然話さないから。」


 そこで初めて、美咲は自分が黙り込んでいたことに気付いた。


「あ、ごめん。」


「ちょっと考え事してて。」


 そう言って微笑む。


 いつもと変わらない笑顔。


 ……のつもりだった。


「無理してない?」


 雫は小首を傾げる。


「なんか今日、笑い方が少しだけ違う。」


 その一言に、美咲の胸が小さく痛んだ。


(雫ちゃんには隠せないな……。)


「ほんとに大丈夫。」


「少しびっくりしただけだから。」


「そっか。」


 雫はそれ以上追及せず、柔らかく笑った。


「でもさ、代表戦って全国放送されるんだよね?」


「ちょっと緊張しちゃうなぁ。」


「うん。」


 美咲も相槌を打つ。


 会話は続いている。


 それなのに、頭の中では別の声が響いていた。


(地下施設……。)


 その言葉だけが、何度も何度も胸の奥で反響する。


 あの日。


 黒い護送車。


 手錠を掛けられた少年。


 最後まで振り返らなかった背中。


(ハルくん……。)


 名前を思い浮かべた瞬間、美咲はそっと唇を噛んだ。


(違う。)


(もう考えちゃだめ。)


 自分にそう言い聞かせる。


 もう終わったこと。


 自分で選んだ未来。


 何度もそう言い聞かせてきた。


 それでも、地下施設という四文字を聞くだけで、心の奥にしまい込んだ記憶が、静かに蓋を押し開けようとしていた。


 その様子を、少し離れた場所から黒崎仁は静かに見ていた。


 何も言わない。


 ただ、美咲の歩幅がいつもより少しだけ遅くなっていることだけは気付いていた。


 しかし、あえて声は掛けない。


 今はきっと、一人で整理しなければならない時間なのだと分かっていたからだ。


 夕日が校舎の窓を赤く染める。


 長く伸びた三人の影は、静かに昇降口へと続いていた。


 帰りのホームルームが終わると、生徒たちは一斉に教室を後にした。


 代表候補に選ばれた者も、そうでない者も、先ほどの発表の話題で持ちきりだった。


「地下施設かぁ……。」


「正直、想像もつかないよな。」


「代表戦なんて、今年は荒れそうだ。」


 そんな会話を聞き流しながら、美咲は鞄を肩に掛ける。


「美咲ちゃん、帰ろ!」


 雫がいつものように笑顔で駆け寄ってきた。


「うん。」


 そこへ黒崎も静かに歩み寄る。


「行くぞ。」


 三人は並んで校門を出た。


 夕方の街は、昼間の暑さが少しだけ和らぎ、柔らかな風が吹いている。


 蝉の鳴き声もどこか遠く感じられた。


「そういえばさ!」


 雫が両手を後ろで組みながら振り返る。


「代表戦ってテレビでもやるらしいよ!」


「えっ、本当に?」


「うん! お父さんが言ってた!」


「全国中継なんだって!」


「緊張しちゃうなぁ。」


 美咲は思わず笑う。


「雫ちゃんなら大丈夫だよ。」


「そんなことないよ〜。」


「私、すぐテンパっちゃうし。」


「それに相手が地下施設の人だよ?」


「絶対怖いもん。」


 黒崎が短く答えた。


「恐怖で勝敗は決まらない。」


「あはは……仁くんらしい。」


 雫が苦笑する。


「でもさ、地下施設って本当に怖い人ばっかりなのかな?」


 その質問に、美咲の足が一瞬だけ止まりそうになる。


 しかし、すぐに歩幅を合わせた。


「……どうなんだろうね。」


「ニュースで見る限りだと怖そうだけど。」


「能力犯罪者って言われてるし。」


 雫は少し考え込む。


「でも全員が悪い人って訳じゃないのかな。」


「分からないけど……。」


 美咲は返事ができなかった。


 ただ静かに前を見る。


(全員が悪い人じゃない。)


 その言葉だけが胸に残る。


 やがて駅前へ差しかかる。


「私はこっちだから!」


 雫は明るく手を振った。


「二人ともまた明日ね!」


「またね。」


「気を付けて。」


 雫の姿が人混みに消えていく。


 残ったのは、美咲と黒崎だけだった。


 先ほどまで賑やかだった空気が嘘のように静かになる。


 夕焼けに染まった歩道を、二人は並んで歩く。


 信号が青に変わる。


 横断歩道を渡る足音だけが静かに響く。


 しばらく誰も口を開かなかった。


 それでも不思議と気まずくはない。


 沈黙すら自然でいられる関係だった。


 やがて黒崎が前を向いたまま口を開く。


「……地下施設のことか。」


 突然の言葉に、美咲は少しだけ肩を震わせる。


「え……?」


「さっきから様子がおかしい。」


「考えているのは、そのことだろう。」


 図星だった。


 美咲は小さく息を吐く。


「分かるんだ。」


「分かる。」


 黒崎はそれ以上何も言わない。


 問い詰めることもしない。


 ただ、美咲が自分から話し始めるのを待っていた。


 その優しさが、かえって胸に染みる。


 美咲は夕焼け空を見上げた。


 赤く染まった雲が、ゆっくりと流れている。


「ねぇ、仁。」


「なんだ。」


「……少しだけ、聞いてくれる?」


 黒崎は足を止めることなく、小さく頷いた。


「ああ。」


 その一言だけで十分だった。


 美咲はゆっくりと息を吸う。


 ずっと胸の奥に閉じ込めていた想いを、少しずつ言葉にしようと決める。


 夕日に照らされた二人の影が、長く長く歩道へと伸びていた。


「ねぇ、仁。」


 美咲は夕焼けに染まる空を見上げたまま、小さく呟いた。


「……少しだけ、聞いてくれる?」


「ああ。」


 黒崎はそれ以上何も言わない。


 急かすことも、理由を尋ねることもしない。


 ただ隣を歩き続ける。


 その沈黙が、美咲には不思議と心地よかった。


 しばらく風の音だけが二人の間を流れる。


「私ね。」


 ようやく美咲が口を開く。


「最近、よく考えることがあるの。」


「……。」


「私は、周りが思っているほど優しい人間じゃないなって。」


 黒崎は横目で彼女を見る。


「どうしてそう思う。」


 その問いに、美咲は少しだけ笑った。


 けれど、その笑顔はどこか寂しかった。


「みんな、私のことを優しいって言ってくれるでしょ?」


「困ってる人を見ると放っておけないとか。」


「誰にでも平等だとか。」


「……でもね。」


 一度言葉を切る。


「私は、本当に優しい人じゃない。」


 夕日がゆっくりと街並みを赤く染めていく。


 美咲はその景色を見つめたまま続ける。


「あの日もそう。」


 その一言だけで、黒崎には誰のことを言っているのか分かった。


「ハルくんが、みんなから責められて。」


「傷だらけになって。」


「地下施設へ連れて行かれて。」


「私は……。」


 唇をぎゅっと噛む。


「あの場所から動けなかった。」


 胸の奥から、押し殺していた感情が少しずつ溢れ出す。


「追いかけることもできなかった。」


「守ることも。」


「一緒に行くことも。」


「ただ……泣いてるだけだった。」


 歩く速度が少しだけ遅くなる。


「本当に優しい人なら。」


「本当に大切だったなら。」


「何があっても隣にいたと思う。」


「でも私は違った。」


「怖かった。」


 その言葉を口にした瞬間、美咲は自分でも驚いたように目を伏せる。


 今まで誰にも言えなかった本音だった。


「地下施設が怖かった。」


「能力を失うのが怖かった。」


「家族を悲しませるのも怖かった。」


「普通の生活を失うのも怖かった。」


「私は全部怖かった。」


 静かな声だった。


 言い訳をするような口調ではない。


 ただ事実を並べているだけだった。


「だから私は……。」


「ハルくんじゃなくて。」


「今の生活を選んだ。」


 その言葉は、自分自身へ向けた判決のようだった。


「だからね。」


「私は、自分のことを優しいなんて思えないの。」


「優しい人間だったら、きっと違う選択をしてた。」


 涙は流れていない。


 泣きそうなのに、泣かない。


 それがかえって痛々しかった。


「私、自分で選んだの。」


「誰かに強制されたわけじゃない。」


「だから……。」


 小さく息を吐く。


「今さら、全部誰かのせいにはしたくない。」


「私が選んだ未来だから。」


「ちゃんと生きなきゃって思ってる。」


 そう言って、美咲はようやく黒崎の方を向いた。


「変だよね。」


「こんな話。」


 少しだけ困ったように笑う。


 その笑顔には、昔の無邪気さではなく、自分の弱さごと受け入れようとする強さが滲んでいた。


 黒崎は何も言わない。


 ただ静かに前を向いたまま歩き続ける。


 彼女の言葉を、一つも否定せずに受け止めながら。


 美咲の言葉が途切れる。


 夕暮れの街に、車の走る音だけが静かに響いていた。


 二人は足を止めない。


 ゆっくりと歩き続ける。


 長い沈黙。


 美咲は俯いたまま、自分の制服の袖をぎゅっと握り締めていた。


「……最低だよね。」


 小さな声だった。


「私は。」


「ハルくんを選ばなかった。」


「全部、自分で決めた。」


「だから今でも……。」


「思い出すたびに苦しい。」


 黒崎は少しだけ前を見上げる。


 赤く染まった空。


 ゆっくりと沈んでいく夕日。


「美咲。」


「……うん。」


「一つだけ訂正しろ。」


 美咲は顔を上げる。


「お前はハルを捨てたんじゃない。」


 その言葉に、美咲の瞳が揺れる。


 黒崎は静かな声で続けた。


「お前は選んだ。」


「それだけだ。」


「……でも。」


「その選択で傷付いた人間がいるのも事実だ。」


 美咲は何も言えない。


 その現実は、自分が一番よく分かっていた。


「だから。」


「苦しむのは当然だ。」


「忘れられなくても当然だ。」


「もし何も感じていなかったら。」


「俺はお前を軽蔑していた。」


 その言葉に、美咲は目を見開いた。


 黒崎は一度も慰めようとはしない。


 ただ事実だけを話している。


「人は。」


「何かを選べば。」


「必ず何かを失う。」


「全員を救うことはできない。」


「それが現実だ。」


 美咲は静かに涙をこぼした。


 止めようとしても止まらない。


 黒崎はそんな彼女を見ても、慌てて慰めることはしなかった。


「俺も同じだ。」


 その一言で、美咲は涙を流したまま顔を上げる。


「俺は。」


「ハルを救えなかった。」


「……。」


「止められたかもしれない。」


「あの日。」


「もっと違うやり方があったかもしれない。」


「考えれば考えるほど答えは出ない。」


「だから今でも考える。」


「俺は正しかったのかと。」


 美咲は初めて知る。


 黒崎もまた、あの日を背負って生きていることを。


「だが。」


「俺は過去をやり直すために強くなるつもりはない。」


「もう二度と同じことを繰り返さないために強くなる。」


 その言葉には、一切の迷いがなかった。


「美咲。」


「お前もそうしろ。」


「過去から逃げるな。」


「だが。」


「過去だけを見て生きるな。」


「……。」


「お前があの日選んだ未来なら。」


「最後まで責任を持って生きろ。」


「それが。」


「ハルに対する、お前なりの償いだ。」


 美咲は唇を震わせる。


 涙で滲んだ視界の中で、黒崎の背中が少しだけ大きく見えた。


「……ありがとう。」


 それしか言えなかった。


 黒崎は照れたように小さく息を吐く。


「礼はいらない。」


「俺は。」


「隣にいるだけだ。」


 その何気ない一言に、美咲の肩から少しだけ力が抜けた。


 胸の痛みは消えない。


 後悔も消えない。


 それでも。


 一人で抱えていた罪を、ほんの少しだけ誰かと分け合えた気がした。


 夕日が沈み、街には少しずつ夜の色が広がり始めていた。


 黒崎と別れた頃には、空はすっかり藍色へと変わっていた。


「また明日。」


「ああ。」


 短い言葉を交わし、それぞれの帰路につく。


 美咲は住宅街をゆっくりと歩いた。


 昼間の暑さは和らぎ、夜風が頬を優しく撫でていく。


 さっきまで胸の中で渦巻いていた感情は、まだ消えてはいない。


 それでも、不思議と少しだけ呼吸がしやすくなっていた。


「ただいま。」


 玄関を開けると、台所から母の声が聞こえる。


「おかえり、美咲。」


「今日は遅かったわね。」


「代表候補の集まりがあったから。」


「そうだったの。お疲れさま。」


 いつもと変わらない会話。


 いつもと変わらない夕食。


 テレビではニュースが流れ、父と母が他愛もない話をしている。


 美咲も笑顔で相槌を打つ。


 けれど、その笑顔の奥には、今日一日で抱えた様々な感情が静かに沈んでいた。


 夕食を終え、自室へ戻る。


 制服をハンガーに掛け、机の前へ座る。


 窓の外では虫の鳴き声が響いていた。


 机の引き出しをゆっくりと開ける。


 一番奥に、小さな箱が置かれている。


 何度も捨てようと思った。


 何度も閉じ込めようと思った。


 それでも、今日まで捨てられなかった箱。


 美咲はそっと蓋を開ける。


 中には、一枚の写真が入っていた。


 幼い頃の自分。


 その隣には、無邪気に笑うハル。


 泥だらけになりながら、公園で遊んだ日の写真だった。


 自然と頬が緩む。


「あの頃は……毎日が楽しかったな。」


 ぽつりと呟く。


 写真を指先で優しくなぞる。


「ハルくん。」


 その名前を口にするのは、久しぶりだった。


「元気……なのかな。」


 返事はない。


 もちろん届くこともない。


 地下施設がどんな場所なのか、美咲は知らない。


 ハルがどんな毎日を過ごしているのかも知らない。


 それでも、一つだけ願うことがあった。


「生きていてくれたら、それでいい。」


 それは恋人としての願いではない。


 幼い頃からずっと一緒にいた、大切な人への願いだった。


 美咲は写真を胸に抱き、小さく目を閉じる。


「……ありがとう。」


「私を支えてくれて。」


「一緒に笑ってくれて。」


「私を好きでいてくれて。」


 静かな部屋に、自分の声だけが響く。


「でもね。」


「私は、前を向くよ。」


 涙は流れなかった。


 今日、黒崎と話したことで決めたからだ。


 過去から逃げない。


 だけど、過去だけを見て生きない。


 それが、自分で選んだ未来なのだから。


 写真を丁寧に箱へ戻す。


 蓋を閉め、引き出しの奥へしまう。


 鍵を掛けるわけではない。


 忘れるわけでもない。


 ただ、大切な思い出として心の中へ戻した。


 その時、スマートフォンが小さく震えた。


 画面を見ると、一通のメッセージ。


『明日も迎えに行く。』


 送り主は黒崎仁。


 美咲は思わず微笑んだ。


『うん。待ってる。』


 短く返信する。


 送信ボタンを押すと、窓の外へ目を向けた。


 夜空には、いくつもの星が静かに瞬いている。


 同じ空の下。


 どこかでハルも、この空を見上げているのだろうか。


 そんなことを一瞬だけ考えた。


 そして、美咲は小さく首を横に振る。


「おやすみ。」


 誰に向けた言葉なのか、自分でも分からなかった。


 部屋の明かりが消える。


 静かな夜だけが、ゆっくりと更けていった。


 窓を開けると、涼しい夜風が部屋へ流れ込んできた。


 昼間の熱気はすっかり消え、虫の鳴き声だけが静かな夜を彩っている。


 美咲は窓辺に立ち、ゆっくりと夜空を見上げた。


 無数の星が静かに瞬いている。


 子どもの頃。


 ハルと二人で、こうして星を眺めたことがあった。


「いつか大人になっても、一緒に見ようね。」


 そう笑い合った約束を、不意に思い出す。


「……。」


 胸の奥が少しだけ痛んだ。


 けれど、その痛みを押し込めるように、美咲は小さく息を吐く。


「私は。」


 静かな部屋に、自分の声だけが響く。


「もう立ち止まらない。」


 あの日の選択は消えない。


 後悔も消えない。


 きっと一生、忘れることもない。


 それでも。


 逃げない。


 自分で選んだ未来だから。


 仁と歩むと決めた未来だから。


 その幸せから目を逸らさない。


 それが、自分にできる償いなのだと信じたい。


 美咲はそっと窓を閉めた。


 カーテンを引き、部屋の明かりを消す。


 暗闇の中で、静かにベッドへ横になる。


 目を閉じる直前。


 胸の奥に、一人の少年の笑顔が浮かんだ。


 優しくて、不器用で、誰よりも真っ直ぐだった幼馴染。


「……元気でいてね。」


 その小さな願いだけを胸に、美咲はゆっくりと目を閉じた。


 翌日。


 その願いが、思いもよらぬ形で自分の運命を動かし始めることを――。


 まだ、誰も知らなかった。

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― 新着の感想 ―
その選択がうまくいくといいですね。もっとも、残念なことですが……主人公はもう、あなたには関心がないようですから。彼は、死に直面しても決して自分を見捨てない伴侶を見つけました。自分を救うために彼を切り捨…
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