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放課後のケーキと恋の予感

主人公がなけなしのお小遣いでケーキをかい差し出す。

少しの悲しみとケーキを頬張るみつきをみて少し感じるこの胸の熱さ…なんだか変な気持ちに

俺は、長年連れ添った「へそくり」という名の戦友たちをアーカイブ(解放)し、駅前の幻のケーキを手に入れた。1万円。その重みは、俺の社会的生命の重みそのものだった。


放課後の教室。夕日が差し込む窓際で、俺はみつきにそれを差し出した。


「....ほら。約束の、シェフこだわりのケーキ」


「.....本当に買ってきたんだ。やるじゃない、変態のくせに」


みつきは毒づきながらも、箱を開けるなりその輝<ケーキをアーカイブ(ロックオン)した。「家に帰ってからゆっくり食えよ」と言う俺の言葉が終わる前に、彼女はフォークを手に取り、もぐもぐとその幻の味を頬張り始めた。


「おい、ここ学校だぞ!先生に見つかったら没収されて、また俺が怒られるだろ!どうするんだよ!」


俺の焦りをよそに、彼女は少しつんと澄ました顔で「....知らない。私が今食べたいんだから、いいでしょ」と、口いっぱいにケーキを詰め込みながら答える。


だが、その不機嫌そうにすねてケーキを食べている顔を見た瞬間、俺の脳内アーカイブが停止した。


膨らんだ、一生懸命に動く口元.....。それはまるで、冬眠前のリスが必死に木の実を食べているような、無垢で、破壊的なまでの愛らしさだった。


「なんだこれ?」


胸の奥が、熱くなるのを感じた。アーカイブ(充填)されていく。


「....はっ。.....これか。....・これが、恋」


パンツを追い求め、【生の尻を晒してしまうという大罪]を犯した愚かな俺。しかし今、目の前の「リスのような少女」の姿に、俺は生まれて初めて、真実の感情をアーカイブ(記憶)した

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