表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

第三部『更衣室の死神と、僕の「だらしなき」中心核(コア)』

前回の失敗をかてに体育の時間更衣室での着替えならパンツがみれるとふんだ主人公はたして上手くいくのか?

その先に待ってる未来は絶望か一筋の光かいなか…

「.....クク、同じ過ちを二度繰り返すほど、我が魂は枯れ果ててはいない......!」    


1時間目、体育。タケルは更衣室の影で、己の右手に宿る『黒龍の』を見つめ、前回の失敗から導き出した『視覚の死角』を突く作戦に全てを賭けていた。


「.....パンツはまだか。焦るな。観測し続ければ、必ずや聖域の崩壊は訪れる......!」しかし、その背後に音もなく忍び寄る影。腰巻きタオルを纏ったミツキが、氷点下の声で宣告する。


「学習、ね。でも残念。その学習、**『無効化アーカイブ・デリート』**させてもらったわ。.....少し反省してね、あの世で。」


ミツキの瞳がタケルの尻をじっと射抜き、中二病的な呪文とともに断罪の指が振り下ろされた。


「『虚空への鉄槌エンプティ・ハンマー』!!!」

「|ーーーーーーーーツッッ!!!!」


あまりの激痛にタケルは四つん這いで床に沈む。

だが、ミツキの手は止まらない。


左手でタケルの震える尻をガッチリと固定し、魔法をぶつぶつと唱えながら、突き刺した指を肉の中で「ぐりぐり」と抉り回す。さらに執拗に、何度も、何度も......指を「刺しては抜き、抜いては刺す」という永劫の連撃を繰り出した。


「あ、が.....あああっ…・..!」


タケルが悶絶の果てに抜け殻のようになる中、ミツキは最後に「ふう.....」と小さく吐息をこぼすと、四つん這いの尻を容赦なく「ドカッ!」と蹴り飛ばした。


床に転がり、白目を剥いてアーカイブ(沈没)するタケル。


そんな惨状を遠巻きに眺めていたクラスの女子の一人が、呆れたように、だが慣れた様子で声をかけた。


「ミツキちゃん、男子には本当、容赦ないね」


ミツキは乱れたタオルを整え、体育着の襟を正しながら、一瞥もくれずに淡々と答えた。


「....不浄をアーカイブ(排除)しただけよ。お疲れ様」


更衣室に残されたのは、女子たちの冷ややかな視線と、タケルの尻に刻まれた消えない痛みだけだった。



惨劇は終わった。誰もがそう思った、その時。


.「..クク、まだだ。まだ我がシリは、潰えてはいない.....!!」


タケルの尻が、まるで独自の意志を持つかのように**「ぴくぴく」と痙攣を始め、肉体が激しい震えと共に、ゆっくりと四つん這いから立ち上がった。


その目は、絶望の深淵から蘇った魔王のごとき光を宿していた。


「なっ......!?あの拷問を浴びて、まだ立ち上がるとは......ツ!!」


女子たちが驚愕する中、タケルはミツキを指差し中二病全開で告した。


.....ミツキよ、我は学習した。そして、この世界の『真理』に気づいた。.....いいか、今日の3巻目はここでは終わらんッ!!我が執筆カルマが、この戦いを終わらせることを許さぬのだ



更衣室の時空を歪めるメタ発言。タケルは己の全魔力を指先に集中させると、雄叫びを上げた。


「....深淵より響け、我が呪詛ツ!!『めくれぬ因果のパンツ、今こそれん(ストリップ・オブ・カルマ)』!!これぞ、我が執筆カルマの結晶ツ!!喰らええええ、ミツキッ!!!!」


中二病的な呪文とともに、タケルは全速力でミツキへ向かって、断罪の指を突きたてようとした。しかし、その指がミツキに触れる直前


.....不浄。アーカイブ・キャンセル。」ミツキは一瞬の動きでタケルの指を回避すると、逆にタケルの右腕を掴んで制圧。そのままタケルの体を引き寄せると、無防備になった体操服姿の尻......『だらしなき聖域』へ向かって、ミツキの右手が光速で振り下ろされた。


「『因果の鉄槌びんた』.....!!」

「ーーーーーーーーブッッツッツ!!!!」更衣室中に、肉体と肉体が衝突する破裂音がアーカイブ(記録)された。


タケルの尻に、ミツキのビンタがジャストヒット!


その衝撃で、タケルの尻が「ぷるんっ」と大きく揺れ動く。


「ぐ、はっ......!!びんた.....だと.....!?この、尻の揺れ.....我が聖域が......アーカイブされて......」


ビンタの衝撃と、尻が揺れる屈辱に耐えきれず、タケルは再び更衣室の床に四つん這いで沈む。


ミツキは冷たく見下ろし、乱れたタオルを整え、何事もなかったかのように言い放った。


「1時間目からそのザマ。だらしないわね。.....地獄の底で、自分の浅はかさを再学習してきなさい。お疲れ様。」


惨状を眺めていた他の女子たちも、呆れたように、だがミツキに賛同するように声をかけた。


「ほんとだらしないねー」

「男子って」


更衣室に残されたのは、女子たちの冷ややかな笑い声と、タケルの尻に刻まれたビンタの残響、そして、ぷるんと揺れた尻のだらしなさだけだった。 


「今日の執筆は.....ここまでだが第4巻では覚えてろ…」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ