街灯、グリーン、鬼を許して花を成す
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街灯
夕日が沈み、辺りが夜になる
闇に視界が溶かされていくのも束の間
足許に俯きグセの影法師がこちらを見てくる
ポツンと、寂しい夜のスポットライトは
一人寂しい僕にきっとお似合いだろう
しご出来の彼は温かい湯船の中であろうに
八方美人の彼女はふかふかな寝床の上だろうに
「なぁ、街灯
俺とお前はきっと似た者同士だ。
でも、お前の点す灯りは
俺にとっちゃ、目が眩みそうなくらい
まぶしくて仕方ないんだよ。」
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グリーン
原に寝転び、明日の夢を見た
それは過去みたいで、少し苦しい
でも違って見えたのは今の僕が見たから
違う夢を見て、違う僕を知る
違う過去を見て、明日の空を歌う
その一歩を讃えられなかった僕が
その一歩を踏み出した時
錆び付いた歯車は脱力を始め、動き出す。
過去を塞いだ目も
ようやく朝を迎え
くしゃみを一つ
あぁ、同じ頃 遠くのあの人も
そうなってたらと酷く願うばかりだ
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鬼を許して花を成す
滾る、私の身の中で沸沸と滾る怒り。
握る、忘れてしまっていた手に握る安寧。
喰う、酸いも甘いも清濁も喰う鬼。
許す、瞳の奥に映る情景を許す私。
咲く、顔の辺りから咲く花君
成す、鬼と花を成す唯一無二
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