↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そぞろ煮  作者: 藻雲
PR
3/3

病犬

病犬


何もかも偽物だ、お前にこれが分かるか


全ては模倣の上に立っている。

誰かが喰らい吐いたものをまた喰らっている

言葉を以てこその表現も

結局は意義に整列させられている

通りすがりが口遊む鼻歌も

駄作と踏みにじられた世紀の大傑作だ


日常の営みは微細なコラージュ

夜空が暗いのは

コラージュの皺寄せだからだ

その空に浮かぶ円い月


あの月が輝いて見えるのは

太陽を反射してるからだ


本物は当たり前のように

目の前に現れようとしない


何もかも偽物だ、お前にこれが分かるか


そして今日も歩き回る

本物を確かめながらゆく

唯一無二を宣う輩を吠え立てる


その姿を見たお前は可哀想と

言いたげな顔をする


これじゃまるで病気みたいじゃないか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。